2021年5月23日 更新
映画『マスク』出演者たちのその後
ジム・キャリー主演の大ヒットコメディ映画『マスク』。あれから25年以上もの月日が流れ、当時の出演者たちは現在何をしているのでしょうか。今回は彼らのその後にスポットを当ててみました。
映画『マスク』とは
『マスク』(原題: The Mask)は、1994年7月29日にアメリカ合衆国より公開されたコメディ映画作品。
冴えない男が偶然に不思議な緑色の木の仮面を手に入れ、超人的な力を持った黄緑色の顔の怪人・マスクに大変身する物語。ダークホースコミックスのコミック『マスク(英語版)』が原作。
目玉や心臓が飛び出すなど漫画的なオーバーアクションを実写で表現し、『トムとジェリー』をそのまま実写にしたような雰囲気のスラップスティック・コメディ映画となっている。映像はSFXが駆使され、アカデミー賞で視覚効果賞にノミネートされた。
2005年には続編となる『マスク2』が公開されましたが、キャストやストーリーを一新させたことで、その関連性はあまりみられないようです。
ジム・キャリー
気弱でお人好しな主人公スタンリー・イプキスを演じたジム・キャリー(Jim Carrey)は、1962年1月17日生まれカナダ・オンタリオ州出身のコメディアン/俳優です。幼い頃から夢はコメディアンになること!高校を中退した15歳の頃にはすでに地元のコメディ・クラブの舞台に立っていました。19歳でアメリカに移るとスタンダップ・コメディの舞台を経て、次第にテレビの世界へ。1975年から続く長寿コメディ・バラエティ『サタデー・ナイト・ライブ』をはじめ多くのコメディ番組に出演するようになります。映画デビューは1984年、日本劇場未公開の『マネーハンティングUSA 500万ドルを追いかけろ(Finders Keepers)』。そして初主演作『エース・ベンチェラ』(1994年)で知名度を高めると、出世作となった『マスク』の世界的な大ヒットにより一気にハリウッドトップスターの仲間入りを果たしました。柔軟な体と顔をフルに使った顔芸を得意としています。
その後もカルト的人気を誇る「Mr.ダマー」シリーズや『バットマン フォーエヴァー』(1995年)などの話題作に出演したほか、1997年に公開された映画『ライアー ライアー』ではコメディアン、ジム・キャリーの魅力がさらにフルスロットルで炸裂!今でも多くのファンに愛されるハートフルコメディの秀作として高い評価を受けています。
また映画『トゥルーマン・ショー』(1998年)、『マン・オン・ザ・ムーン』(1999年)の2作品で2年連続となるゴールデングローブ賞主演男優賞にも輝きました。
アカデミー賞メイクアップ賞を受賞したアニメーション映画『グリンチ』(2000年)では特殊メイクを施し、主人公グリンチ役を熱演。ブラックユーモアをたっぷりと詰め込んだ同作はクリスマス映画の新たな選択肢の一つとなりましたよね。その後も『マジェスティック』(2001年)やジェニファー・アニストン、モーガン・フリーマンらと共演した『ブルース・オールマイティ』(2003年)など様々な作品をヒットへと導いていきます。
そして『エターナル・サンシャイン』(2004年)では「記憶除去手術」を受けた男女を主人公に、ケイト・ウィンスレット演じる喧嘩別れした恋人との切ないラブストーリーを見事に表現し、俳優としての新たな可能性を見せつけました。近年も精力的に活動しており、最新映画は2020年に公開された『ソニック・ザ・ムービー』。また約20年ぶりのテレビ復帰作となったコメディドラマ『キディング(原題:Kidding)』(2018年-2020年)では、ミシェル・ゴンドリー監督と再びタッグを組み、主演兼製作総指揮を務めました。
私生活では1987年に結婚し娘ジェーンをもうけるも1996年に離婚。翌1997年には女優のローレン・ホリーと再婚しましたが8ヵ月でスピード離婚しています。『ふたりの男とひとりの女』(2000年)で共演したレネー・ゼルウィガーとの交際は当時注目の的でしたね。
キャメロン・ディアス
主人公スタンリーが一目惚れする美女ティナを演じたキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)は、 1972年8月30日生まれカリフォルニア州サンディエゴ出身の女優です。キャリアのスタートは16歳の時。地元の名門ロングビーチポリテクニク高等学校を中退し、エリート・モデル・マネジメントと契約後、ファッションモデルとして芸能界入りしました。実はモデル時代、2ヵ月間だけ日本に滞在していたこともあるのだとか。その後カルバン・クラインやリーバイスなどのモデルを経て、21歳の時に演技未経験ながら参加した『マスク』のオーディションで、見事ヒロイン役を獲得しました。そして同映画の世界的な大ヒットと共に、デビュー作にして一躍ハリウッドトップスターの仲間入りを果たしたのです。
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監督 チャールズ・ラッセル
脚本 マイク・ワード
原作 マイケル・ファーロン、マーク・ヴェルハイデン
出演者:ジム・キャリー、キャメロン・ディアス、リチャード・ジェニ、ピーター・グリーン、エイミー・ヤスベック、ピーター・リーガートほか