僕が引き受けた限りは、2つのことだけは徹底することを決めました。
一つはお酒の品質を限りなく高めていくこと。
ふたつ目は他の焼酎メーカーがやるような泥臭い広報や宣伝を一切行わず、焼酎に対する新しいイメージを作り上げていくこと。
僕は、ブランドとは企業がつくるものではなく、その製品やサービスの価値を認めてくれる「人の心の中に生れるもの」と考えています。
ブランドは所詮消費者のものです。だから消費者がいいものだと認めてくれるようなものをつくり、人々の記憶に深く刻まれていくことが大切なのだと思います。
確かに一見すると、何の広告か分からないくらい洗練されていて、他の焼酎をはじめとする酒類とは全く別物のイメージですよね。
広告を見ると「いいちこ」が飲みたくなるし、「いいちこ」を飲むと広告を思い出して心が安らぐ。
それは、長年変わらないスタンスで作られてきたポスターのおかげなのかもしれません。
広告を見ると「いいちこ」が飲みたくなるし、「いいちこ」を飲むと広告を思い出して心が安らぐ。
それは、長年変わらないスタンスで作られてきたポスターのおかげなのかもしれません。