『プロゴルファー祈子』(1987年)1980年代にブームを起こした大映ドラマの末期の作品。
2016年4月11日 更新

『プロゴルファー祈子』(1987年)1980年代にブームを起こした大映ドラマの末期の作品。

『プロゴルファー祈子』(1987年)は、『スタア誕生』や『ヤヌスの鏡』などと同じく1980年代にブームを起こした大映ドラマの末期の作品です。主人公の祈子が、運命の悪戯に翻弄されながら幸運を手に入れる、いわゆる「シンデレラストーリー」。非常に大げさな演技や演出が特徴でした。懐かしい俳優が揃っている『プロゴルファー祈子』のストーリーをざっくりとおさらいしてみましょう。

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『プロゴルファー祈子』(1987年) 1980年代にブームを起こした大映ドラマの末期の作品。

『プロゴルファー祈子』(1987年)

『プロゴルファー祈子』(1987年)

『プロゴルファー祈子』(プロゴルファーれいこ)は、1987年10月21日から1988年4月20日まで、フジテレビ系列で毎週水曜日20:00 - 20:54に全23話が放送された大映テレビ制作の連続テレビドラマである。

『スタア誕生』や『ヤヌスの鏡』などと同じく、フジテレビ系大映ドラマの一作。1980年代にブームを起こした大映ドラマの末期の作品で、大映ドラマとしては来宮良子がナレーターを務めた最後の作品である。
特に1980年代に大映テレビが制作した実写ドラマは、当初から同業他社のプロダクションが制作する作品に比べて、以下のような特徴が際立っている。

主人公が、運命の悪戯に翻弄されながら幸運を手に入れる、いわゆる「シンデレラストーリー」。
衝撃的で急速な起伏を繰り返したり、荒唐無稽な展開。
「この物語は…」の台詞でオープニングに挿入され、ストーリーの最中では一見冷静な体裁をとりつつ、時に状況をややこしくするナレーション。
出生の秘密を持つキャラクターの存在。
感情表現が強烈で、大げさな台詞。

これらの独特な演出から、他の制作会社のドラマと区別する意味で「大映ドラマ」と呼ばれていた。大映ドラマには原作を持つ作品も多いが、いずれも原作をとどめない程改変されている。「不良少女とよばれて」の原作者である原笙子はドラマの内容を知って愕然とし、本編をまともに見ることが出来なかったというエピソードが残っている。

ドラマのキャラクターも、(1)少女あるいは青年女性を主人公にした作品が多かったり(例外:『スクール☆ウォーズ』)、(2)当初は不良で荒廃していたが、生来の力強さで成功・成長するキャラクターが特徴的である。

『プロゴルファー祈子』(1987年)OP - YouTube

「THE WIND」 歌:椎名恵 (TDKレコード)
作詞:椎名恵 作曲:池毅 編曲:戸塚修
神よ、父の祈りの中、九死に一生を得てこの世に生を受けた祈子(れいこ)。“祈る子”と書いて祈子。 今、祈子は神に何を祈るか…。 (オープニングナレーションより)
神島祈子(かみしま れいこ)(演:安永亜衣)

神島祈子(かみしま れいこ)(演:安永亜衣)

神島祈子(かみしま れいこ)(演:安永亜衣)
祈る子と書いて「れいこ」。これは父・友平が出生届を提出する際に「礼子」と書くべきところを「祈子」と書き間違えたため。父が無実の罪を着せられ陥れられたことで、謂れなき差別を受けて育った。そのため非行の世界へと足を踏み入れ、暴走族・北斗七星会の会長となり、5番アイアンを使って敵対グループのメンバーを殴る・火の点いたゴルフボールを打ち込むなど大暴れし、『5番アイアンのお祈』として名を馳せた。信也の真剣な愛情によって目覚め、父の魂を受け継ぎプロゴルファーを目指す。父の無実を信じており、信也とともに謎に迫る。かつて信也が打ったゴルフボールが胸にあたり、今も胸に痣となって残っている。
プロゴルファーの神島友平は、妻・保子、愛娘・祈子とその兄・徹の四人で、会社社長の野上家所有の軽井沢の別荘管理人として平和に暮らしていた。

ある日、別荘で野上家の令息・信也がクラブショット練習中に起こしたコントロールミスで、徹を庇った祈子の胸にゴルフボールが直撃し、祈子が重傷を負う事故が発生してしまう。

信也の打ったボールで祈子が死んでしまったと勘違いし、激昂した徹は、実の兄のように慕っていた信也に暴行を働き、そのまま行方を眩ましてしまう。

ほどなく、父・友平がゴルフプレイ中に丸元物産会長・丸元利一郎をゴルフクラブで撲殺したという知らせが耳に入るも、父は行方不明となり数日後に塩沢湖畔で遺書とともに遺体となって発見された。

兄の突然の失踪、殺人者の娘として白眼視され、世間から隠れるような生活へ一変…と次々と不幸が祈子の身に降り掛かる中、堪えきれずに心が荒んだ祈子は非行に走ってしまう。
神島徹(かみしま とおる)(演:沢向要士)

神島徹(かみしま とおる)(演:沢向要士)

神島徹(かみしま とおる)(演:沢向要士)
祈子の兄。信也が打ったゴルフボールが祈子の胸に当たった際、怒り狂って信也を叩きのめし、そのまま家出。

祈子同様不良化し、北斗七星会と勢力を2分する暴走族・ブラックエンジェル会長を経て、野沢の手下になっていたが、根は純粋な青年。祈子に対し妹以上の感情を持っていたが、実は野上敬太郎の隠し子であり、信也の腹違いの弟であることがのちに明らかとなり、信也とは恋敵になる。
懐かしい「沢向 要士」さん

懐かしい「沢向 要士」さん

1986年に男性アイドルグループ・息っ子クラブのメンバー(背番号1)として、シングル「僕達のSEASON」で歌手デビュー。

次々と不幸が祈子の身に降り掛かる中、堪えきれずに心が荒んだ祈子は非行に走ってしまう。

神島祈子は暴走族・北斗七星会の会長となり、5番アイアン...

神島祈子は暴走族・北斗七星会の会長となり、5番アイアンを使って敵対グループのメンバーを殴る・火の点いたゴルフボールを打ち込むなど大暴れし、『5番アイアンのお祈』として名を馳せた。

秋葉清(あきば きよし)(演:織田裕二) 
北斗七星会副会長。序盤のみ登場。

新巻鉄男(あらまき てつお)(演:斉藤隆治・実姉は女優、歌手の斉藤由貴)
北斗七星会のメンバー。

室田花子(むろた はなこ)(演:松居直美)
通称・おハナ。祈子の親友で北斗七星会の幹部。祈子のみならず信也にまで危害を加える鏡子をナイフで殺害しようとするが、逆に自分が死んでしまう。
織田裕二さん序盤に出ていました。

織田裕二さん序盤に出ていました。

祈子が会長を務める非行グループ「北斗七星会」でバイクを乗り回してました。
出典 ameblo.jp
斉藤由貴さんの弟の「斉藤隆治」さんも懐かしいですねえ。

斉藤由貴さんの弟の「斉藤隆治」さんも懐かしいですねえ。

『5番アイアンのお祈』

『5番アイアンのお祈』

大崎冴子(おおさき さえこ)(演:大沢逸美)

大崎冴子(おおさき さえこ)(演:大沢逸美)

大崎冴子(おおさき さえこ)(演:大沢逸美)
徹の恋人でレディースブラック会長。祈子を少年院送りにすべく鑑別所に入所したが、野沢に唆されて祈子を奪還しにきた徹と鑑別所を脱走後、レディースブラックを追放される。徹が祈子のことを好きだと知り、目の仇にしている祈子の前に現れるが、足を洗った祈子に勧められる形でプロゴルファーを目指す。高校時代はソフトボール部でピッチャーだった。

祈子を非行の世界から更生させるために体を張る信也

時は流れ、3年後のある日、18歳になった祈子と「野上信...

時は流れ、3年後のある日、18歳になった祈子と「野上信也(のがみ しんや)(演:風見慎吾)」がふとしたきっかけで再会してしまう。

野上信也(のがみ しんや)(演:風見慎吾) 
祈子・徹の幼なじみ。誠実な性格で、賢三に逆らえない父と母から反対に遭いつつも、祈子のために体を張って純愛を貫く。

涙のtake_a_chance/風見慎吾_19850127.mp4 - YouTube

風見慎吾さんはブレイクダンス!やはりこれです。
非行に走り変わり果てた姿の祈子は、信也に合わせる顔が無いと考え、心苦しく思い、その場から立ち去ってしまう…。後にこの再会が祈子を非行の世界から足を洗わせるきっかけとなり、祈子は非行の世界から更生すべく鑑別所に入所し、様々なトラブルにも巻き込まれながらも出所する。

祈子は鑑別所入所中に、友平は誰かの策略にはまって事件に巻き込まれ、殺人者の汚名を着せられて何者かによって殺されたのではという真実に気付く。
祈子を非行の世界から更生させるために体を張る信也「祈っ...

祈子を非行の世界から更生させるために体を張る信也「祈っ子ーーー!!」

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