日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を獲得した、いかりや長介の存在感
あの「ザ・ドリフターズ」のリーダーだった、いかりや長介が、いつの間にか渋い人気俳優になって、日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を獲得するなんて、人間の人生はつくづくわからないものだと思う。
『踊る』での存在感は抜群だった。この映画化第1弾『踊る大捜査線 THE MOVIE』で最優秀助演男優賞を取ったのも頷けるといえるだろう。和久さんがいなくなった映画第3弾はやはりどこか物足りないものがあった。
『踊る』での存在感は抜群だった。この映画化第1弾『踊る大捜査線 THE MOVIE』で最優秀助演男優賞を取ったのも頷けるといえるだろう。和久さんがいなくなった映画第3弾はやはりどこか物足りないものがあった。
では、ザ・ドリフターズの『8時だヨ! 全員集合』を懐かしんでみてもらいましょう。
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キョンキョンの後々の活躍を予感させる殺人鬼役
『踊る大捜査線 THE MOVIE』の話題のひとつは、なんてたって超人気アイドルだった小泉今日子の殺人鬼役だった。なかなかの切れ具合で素晴らしかった。その後の女優業としての活躍を予感させるような殺人鬼役の好演。『踊る』の良いところは意外な人に意外な役を演じさせるところだろう。
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秋元康先生の初期の名曲「なんてたってアイドル」。
キョンキョン。本当に完璧なアイドルでしたね。
キョンキョン。本当に完璧なアイドルでしたね。
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多くの俳優たちの“未来”を見出したともいえる『踊る』シリーズ!
1997年に放送された連続ドラマに出演していた意外なゲスト出演者は篠原涼子、水川あさみ、小池栄子、篠原ともえ、宇梶剛士、石塚英彦(ホンジャマカ)、阿部サダヲなど。篠原は、第2話で痴話げんかの末、青島に事情聴取される女性を演じ、翌1998年10月に放送された「踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル」では青島の捜査協力も。水川は第3話で引ったくりに遭う女子中学生を、小池はきたろう演じるサラリーマンの援助交際希望者の一人として出演し和久を「バカジジイ」呼ばわり。第6話では篠原が本人役で出演し、湾岸署の一日署長に。宇梶は生活安全課の刑事役で、石塚は窃盗犯役で出演。阿部は第9話で被害者の兄役を熱演した。
スペシャルドラマでは、「踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル」には、深津絵里演じる恩田すみれのボーイフレンド藍原誠治役で伊藤英明が出演。視聴率23.1%で最終回を飾った連続ドラマ放送直後のスペシャルドラマとあって、この回のゲストは特に豪華で、稲垣吾郎、広末涼子、仲間由紀恵、古田新太、原沙知恵、谷啓などが出演。「踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル」には、大塚寧々、宮藤官九郎。また、ザ・ドリフターズの高木ブーが東京テレポートの駅員役でゲスト出演を果たしていた。
1998年に公開された劇場版第1弾『踊る大捜査線 THE MOVIE』で意外と知られていないキャストは、青島が入院した病院で働いていた看護師が木村多江だということ。『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』ではスリをする一家の長男を演じていたのが、当時10歳の神木隆之介だった。また、捜査一課刑事として佐々木蔵之介も出演。スピンオフ作品『交渉人 真下正義』には西村雅彦、『容疑者 室井慎次』には柄本明、哀川翔なども出演していた。ドコモ動画で配信された「係長 青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている!」にAKB48の板野友美が出演していたことも意外と知られていないところかもしれない。
キョンキョン同様、数多くの俳優やアーチストが印象的な役を演じた『踊る』シリーズ。ここではその中でも私のお気に入りの人たちをご紹介しよう。
吾郎ちゃんのキレッキレの演技は、『十三人の刺客』で昇華した!
ご存知、SMAPの稲垣吾郎も出演。湾岸署をジャックする役だったが、とにかくキレッキレの演技に大きな可能性を感じた。その実力は2010年の三池崇史監督の映画『十三人の刺客』で昇華。暴虐を極める明石藩主松平斉韶を演じ、絶賛された。
日刊スポーツ映画大賞、毎日映画コンクール、日本インターネット映画大賞、第65回日本放送映画藝術大賞など、さまざまな映画賞で助演男優賞を獲得している。さらに第53回ブルーリボン賞にもノミネートされた。
日刊スポーツ映画大賞、毎日映画コンクール、日本インターネット映画大賞、第65回日本放送映画藝術大賞など、さまざまな映画賞で助演男優賞を獲得している。さらに第53回ブルーリボン賞にもノミネートされた。
『十三人の刺客』の予告編。
予告編でも見ごたえあり。
予告編でも見ごたえあり。
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いまじゃ、映画主演多数の快優阿部サダヲもテレビシリーズに出演!
快優阿部サダヲも『踊る』のテレビシリーズに出演。デビュー5年目27歳の阿部サダヲは、こんな長い髪でなんだかちょっとイケメン風。湾岸署で青島(織田)を刺す役だったが、目に特別なものが宿ってますな、ホントに。いまじゃ、主演映画多数で、テレビの連ドラでも主役があるようなビックな俳優さんになった。主演でも脇役でも光る稀有な存在。
『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』『夢売るふたり』『謝罪の王様』など数多くの映画主演があるが、おすすめなのは、『ぱいかじ南海作戦』。なんてことのない内容だが、なんだか幸せになれる映画。
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