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新宿を舞台に、ヤクザが愛する女性とその連れ子のために足を洗おうとした矢先にガンに倒れ無念の死を遂げるまでを描いた異色のヤクザ映画。村田千秋は新宿をシマにもつ、三東会の中堅ヤクザ。ある日、村田はクラブ“峰”で新入りホステスの新子を見そめる。翌日もまた、“峰”に出かけるが、新子は別の男に誘われ店を出て行ってしまう。新子は行きがけに部屋の鍵を村田に渡した。村田は新子の部屋に行くと、そこには5歳になる息子、アキラが留守番していた。
「いつまでもフラフラしてらんねぇだろう、ちょうちんみたいによぉ」というわけで、ホントに陣内孝則が素晴らしい!第30回ブルーリボン賞・主演男優賞、第12回報知映画賞・主演男優賞を受賞したのも納得です。陣内孝則はこの作品で役者として評価され、自身の演技を確立したといっていいでしょう。
また、相手役の石田えり、彼女がまた負けず劣らず素晴らしいんです。石田えりは本作で毎日映画コンクール助演女優賞、ヨコハマ映画祭優秀助演女優賞を受賞しています。
また、相手役の石田えり、彼女がまた負けず劣らず素晴らしいんです。石田えりは本作で毎日映画コンクール助演女優賞、ヨコハマ映画祭優秀助演女優賞を受賞しています。
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それほど素晴らしい作品なのにこの「ちょうちん」、実は現在観ることが出来ません!ビデオ化はされたものの、それ以降のDVDやブルーレイ化はされていないようです。こんなに良い映画が観れないなんて、不孝としか言いようがありません。
獅子王たちの夏
哀川翔と的場浩司のダブル主演。見どころは何と言っても香坂みゆきのお宝ヌードか。ということで、1991年に公開された「獅子王たちの夏」です。監督は「TATTOO(刺青)あり」や東映Vシネマで「ネオチンピラ・鉄砲玉ぴゅ〜」などで知られる高橋伴明。哀川翔を有名にしたのは彼の功績といってもよいでしょう。
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【あらすじ】
坂上連合系列の村井組に属する勝は自分の思い描いていたヤクザ世界との掛け離れに苛立っていた。
そんな時、対立する大日本極真会に属する修と出会った勝は、修に本物の極道の匂いを感じ取る。自分にはない激烈なものを持っている修に反感を抱きながらもなぜか強く惹かれる勝。そんな勝の前に無邪気さの裏に陰を持った智子が現れる。見えない糸に操られるかのように自然に抱き合う二人。
一方、修は上部組織の川田組からカタギになることを強制されていた会長・橋本の胸中を察し、代理戦争を勃発させようと村井組に手留弾を投げ込むが、皮肉にもこの事件が勝にとって昇りつめるチャンスとなった。それによって一年間獄中生活を送ることになる勝だったが、出所した勝は着実に上昇していくのだが…
金子正次が書きためていた脚本は全部で5作。病床で金子正次は「『ちょうちん』と『盆踊り』を映画にするまで絶対にやめない」と話していたそうです。自信作だったのでしょう。
しかし、残念ながら残されている「盆踊り」は未だに映画化されていません。5年程前になりますが、「竜二」、「チ・ン・ピ・ラ」を監督した川島透が「盆踊り」の映画化を進めていると発言していました。難航しているのでしょうか、その後の情報が見当たりませんが、是非とも映画化してもらいたいものです。金子正次の為にも。
しかし、残念ながら残されている「盆踊り」は未だに映画化されていません。5年程前になりますが、「竜二」、「チ・ン・ピ・ラ」を監督した川島透が「盆踊り」の映画化を進めていると発言していました。難航しているのでしょうか、その後の情報が見当たりませんが、是非とも映画化してもらいたいものです。金子正次の為にも。
脚本:金子正次、縞五郎
製作:櫻井五郎、元村武、大谷晴通
出演者:陣内孝則、 石田えり 、 渡辺正行 、 新田恵利 、 時任三郎 、 小林稔侍
音楽:エヴァン・ルーリー
撮影:鈴木達夫
編集:西東清明
配給:東映
公開:1987年5月23日
上映時間:100分