荒野の用心棒
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まずは1964年にイタリアで製作・公開されたマカロニ・ウェスタンの名作『荒野の用心棒』(こうやのようじんぼう)から。本作は黒澤明監督の『用心棒』(1961年)に感銘を受けたセルジオ・レオーネ監督が非公式ながらリメイクした作品で、日本の時代劇を西部劇に作り変えようという発想のもと作られました。アメリカでの大ヒットが世界的にも知られるキッカケとなり、現在でもマカロニ・ウェスタンの代表作として名前が挙がることが多い。
裁判沙汰
レオーネを始めとする製作陣は公開にあたり、黒澤明の許可を得ていなかった。そのため、東宝はレオーネ等を著作権侵害だとして告訴、勝訴している。この裁判の結果を受けて『荒野の用心棒』の製作会社は黒澤たちに謝罪し、日本、台湾、韓国などのアジアにおける配給権と10万ドルの賠償金と、全世界における配給収入の15%を支払うことになった[2]。また、この裁判の過程で映画の著作者が受け取る世界の標準額を知った黒澤は東宝に不信感を抱き、契約解除、ハリウッド進出を決意させる要因にもなった。
ラストマン・スタンディング
タイトル:『ラストマン・スタンディング』
監督:ウォルター・ヒル
脚本:ウォルター・ヒル
製作:ウォルター・ヒル、アーサー・サーキシアン
出演者:ブルース・ウィリス、ブルース・ダーン、ウィリアム・サンダーソン、クリストファー・ウォーケン、デヴィッド・パトリック・ケリー、カリーナ・ロンバード、ネッド・アイゼンバーグ、マイケル・インペリオリほか
監督:ウォルター・ヒル
脚本:ウォルター・ヒル
製作:ウォルター・ヒル、アーサー・サーキシアン
出演者:ブルース・ウィリス、ブルース・ダーン、ウィリアム・サンダーソン、クリストファー・ウォーケン、デヴィッド・パトリック・ケリー、カリーナ・ロンバード、ネッド・アイゼンバーグ、マイケル・インペリオリほか
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1996年にアメリカで製作された『ラストマン・スタンディング』(原題: Last Man Standing)もまた『用心棒』をギャング映画に置き換えてリメイクした作品です。小さな町ジェリコではアイルランド系とイタリア系の2大ギャングが町の支配権を巡り激しい抗争を繰り広げていました。そんな荒れた町に現れた謎の男ジョン・スミス(演:ブルース・ウィリス)。ジョンはバーで町の抗争についての話を聞き、双方からうまく金をせしめようと企むが…。
イエロー・ハンカチーフ
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映画『イエロー・ハンカチーフ』(2008年)は、昭和52年に公開された山田洋次監督の名作『幸福の黄色いハンカチ』をリメイクした作品です。基本的にはオリジナルに忠実でありながらも、細かなキャラクター設定や時代背景は現代のアメリカに置き換えられました。刑期を終えて出所したブレット・ハンセン(演:ウィリアム・ハート)は、ひょんなことから若い女の子のマーティーン(演:クリステン・スチュワート)と、風変わりな青年ゴーディ(演:エディ・レッドメイン)に出会い、旅を共にすることに。そんな彼の旅の目的は妻メイ(演:マリア・ベロ)の気持ちを確かめることでした。そしてこの旅を通してそれぞれが成長していくというロードムービーです。また本作にはオリジナル版でヒロインを演じた桃井かおりさんもモーテルの女主人役でカメオ出演していますよ。
Shall we ダンス?
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2004年にアメリカで製作された『Shall We Dance?』(シャル・ウィ・ダンス)は、1996年に日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにした周防正行監督・脚本のハートフルコメディ『Shall we ダンス?』のリメイク作品です。仕事や家庭に恵まれるも日々の生活に物足りなさを感じていた弁護士のジョン・クラーク(演:リチャード・ギア)が、美しいダンス講師ポリーナ(演:ジェニファー・ロペス)に目を奪われたことがきっかけで、家族にも会社にも内緒で社交ダンスを習い始め、次第に純粋にダンスに打ち込んでいく……オリジナル版では役所広司さんと当時バレリーナだった草刈民代さんがダブル主演を務め、映画の大ヒットとともに「社交ダンス」ブームの火付け役となりましたよね。リメイク版はオリジナルにかなり忠実でありながらも、設定やテーマの置き方などが若干異なっている部分アリ。
HACHI 約束の犬
タイトル:『HACHI 約束の犬』
監督:ラッセ・ハルストレム
脚本:スティーヴン・P・リンゼイ
製作:リチャード・ギア、ビル・ジョンソン、ヴィッキー・シゲクニ・ウォン
出演者:リチャード・ギア、ジョアン・アレン、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、サラ・ローマー、ジェイソン・アレクサンダーほか
監督:ラッセ・ハルストレム
脚本:スティーヴン・P・リンゼイ
製作:リチャード・ギア、ビル・ジョンソン、ヴィッキー・シゲクニ・ウォン
出演者:リチャード・ギア、ジョアン・アレン、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、サラ・ローマー、ジェイソン・アレクサンダーほか
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2009年にアメリカで製作された『HACHI 約束の犬』(原題:Hachi A Dog's Tale)は、日本映画『ハチ公物語』(昭和62年)のリメイク作品です。本作では舞台を東京からアメリカの架空の街へと移し、また時代設定も大正/昭和初期から現代へと変更されました。
ある日、大学教授のパーカー・ウィルソン(演:リチャード・ギア)は駅舎で迷子になっていた秋田犬を保護し家に連れ帰り飼うことを決意。以前飼っていた愛犬を亡くした悲しみから未だ立ち直れずにいた妻のケイト(演:ジョアン・アレン)は反対しますが、それを押し切る形で迎え入れます。名前は「ハチ」!愛情をたっぷり受けすくすくと育ったハチは次第にパーカーを毎朝駅まで見送り、彼が仕事から帰ってくる午後5時になると迎えに行くのが日課となりました。しかしそんな幸せな日々は突然の悲劇によって奪い去られるのです。
ある日、大学教授のパーカー・ウィルソン(演:リチャード・ギア)は駅舎で迷子になっていた秋田犬を保護し家に連れ帰り飼うことを決意。以前飼っていた愛犬を亡くした悲しみから未だ立ち直れずにいた妻のケイト(演:ジョアン・アレン)は反対しますが、それを押し切る形で迎え入れます。名前は「ハチ」!愛情をたっぷり受けすくすくと育ったハチは次第にパーカーを毎朝駅まで見送り、彼が仕事から帰ってくる午後5時になると迎えに行くのが日課となりました。しかしそんな幸せな日々は突然の悲劇によって奪い去られるのです。
監督:セルジオ・レオーネ
脚本:ヴィクトル・アンドレス・カテナ、ハイメ・コマス・ギル、セルジオ・レオーネ
製作:アリゴ・コロンボ、ジョルジオ・パピ
出演者:クリント・イーストウッド、マリアンネ・コッホ、ジャン・マリア・ヴォロンテほか