山村紅葉
元国税局職員としても知られる女優・山村紅葉(1960年生まれ)。「赤い霊柩車」シリーズ、「十津川警部」シリーズといった多数のドラマへの出演で知られていますが、山村紅葉の母親は小説家・山村美紗です。なお山村紅葉は、母が原作を務めた作品や、母と親交のあった西村京太郎が原作を務めたドラマに多数出演していることでも有名です。
娘の山村紅葉
山村紅葉の母、山村美紗は1934年生まれ。「日本のアガサ・クリスティ」と呼ばれた著名な推理小説家で、「ミステリー界の女王」「トリックの女王」の異名でも知られていました。キャサリンシリーズと呼ばれる「花の棺」「百人一首殺人事件」といった作品や、祇園舞妓・小菊シリーズ、女検視官・江夏冬子シリーズなどが有名です。1996年、62歳で死去。
母の山村美紗
阿川佐和子
エッセイスト、小説家、タレントなど多くの顔を持つ阿川佐和子(1953年生まれ)。「筑紫哲也 NEWS23」「報道特集」のキャスターや、「ビートたけしのTVタックル」の司会としてお茶の間でも有名で、エッセイストとしては、2012年発表のエッセイ「聞く力」が2013年の年間ベストセラーにランクインしています。そんな阿川佐和子の父親は、小説家として活躍した阿川弘之です。
娘の阿川佐和子
阿川佐和子の父、阿川弘之は1920年生まれ。1950年代半ばに文壇に登場した「第三の新人」の一人で、戦記文学や記録文学を得意としていました。代表作に「春の城」「雲の墓標」「山本五十六」「暗い波濤」などがあります。2015年、94歳で死去。
父の阿川弘之(写真右)
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高見恭子
タレント、エッセイスト、モデルとしてマルチに活躍する高見恭子(1959年生まれ)。「ウィークエンダー」「ライオンのごきげんよう」といった番組に出演する傍ら、「ボーイフレンド」「ブルー」「ノーワン・ノーラブ」といった多数のエッセイを発表しています。現在は「Cat in the closet」というブランドを展開しつつ、ファッションやライフスタイルといったテーマの講演を行っています。そんな高見恭子の父親は、小説家で詩人の高見順です。
娘の高見恭子
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高見恭子の父、高見順は1907年生まれ。プロレタリア文学から無頼派へと転向した作家で、「故旧忘れ得べき」「描写のうしろに寝てゐられない」「如何なる星の下に」などの作品で知られています。詩人としても活動しており、晩年には「死の淵より」などを発表しました。1965年、58歳で死去。