【ポラロイドカメラ】「写ルンです」などの使い捨てカメラが登場する前、インスタントカメラと言えばポラロイドカメラでした。
2016年5月13日 更新

【ポラロイドカメラ】「写ルンです」などの使い捨てカメラが登場する前、インスタントカメラと言えばポラロイドカメラでした。

デジカメ、スマホなどの登場もあってすっかりマイナーになった感のあるポラロイドカメラですが、私たちの幼いころは「その場で現像」出来るインスタントカメラとして、素晴らしい機械に映ってました。その後「写ルンです」などの使い捨てカメラが登場すると、「インスタントカメラ=使い捨てカメラ」のようになり、やがてはデジカメ時代が到来しますが、そんなかつての夢のカメラを振り返ります。

4,464 view

左手を下に添えて「バシャッ」が本格的に見えたポラロイドカメラ

ポラロイドカメラ

ポラロイドカメラ

幼少期、お使いでフィルムの現像に行ったりしませんでしたか?
私は、写真屋さんの独特な匂いとともに憶えています。

そんな現像をその場でやってしまうインスタントカメラとして、ポラロイドカメラに憧れたものでした。
みなさんのご家庭にはポラロイドカメラってありましたか?
幼少期、ポラロイドカメラに憧れつつも、ついぞ手にしたことの無かった筆者。
大人になってから、ポラロイドカメラを購入したのでした。

ポラロイド社からリリースされたポラロイドカメラとしては、かなり後期のものですね。
※とはいえ、すでに20年前ですけれど
大人になってから買った「ポラロイド636」(1997年...

大人になってから買った「ポラロイド636」(1997年2月発売)

子どものころ憧れていたポラロイドカメラをゲット。
時代はすでにデジカメでしたが、、幼少期の欲求を満たした瞬間でした。
ストロボ部をクイッっと持ち上げて使用するポラロイドカメラ

ストロボ部をクイッっと持ち上げて使用するポラロイドカメラ

未使用時はストロボ部を閉じます

未使用時はストロボ部を閉じます

コンパクトですね。
とはいっても普通のカメラよりはけっこう大きかったんです。
シンプルな背面と

シンプルな背面と

これこれ、独特のフィルム装填部

これこれ、独特のフィルム装填部

使用するフィルムは「ポラロイド600カラーフィルム」でしたね。
フィルムをガシャっと差し込めば

フィルムをガシャっと差し込めば

写真屋さんに現像依頼することのない、夢のような製品でした(当時)。
意外と値が張ったフィルム

意外と値が張ったフィルム

10枚撮りで3,000円くらいしたような気がします。
ちなみにこの機種のひとつ前、キムタク主演のドラマ「ギフト」で使われたポラロイドカメラが人気を呼びました。
ポラロイド690(1996年3月発売)

ポラロイド690(1996年3月発売)

折りたたみ式一眼レフインスタントカメラ。「690SLR」と書かれることもある。
日本では2002年まで発売された。超音波によるアクティブ方式のオートフォーカス。

当時、インスタントカメラと言えばポラロイドカメラでしたね

その後は、使い捨てカメラとして一世風靡した「写ルンです」などのほうが「インスタントカメラ」のイメージ強くなってきましたが。

こちらは「インスタント」な部分が異なっていましたね。

ポラロイドカメラ=現像いらず
使い捨てカメラ=カメラいらず

ポラロイド社のポラロイドカメラ

ポラロイド社

ポラロイド社

1937年にエドウィン・ハーバード・ランドが創立。
ポラロイドカメラで一世を風靡したが、「インスタント拡散転写法画像形成法」が核となる技術。

拡散転写法によるモノクローム、拡散転写法の天然色写真術によるインスタントカメラ、偏光板(ポーラライザー)及び拡散転写法に係る各種感光材料の製造販売、そして拡散転写法用のインスタント写真用各種光学器機の製造販売・立体偏光動立体画像に係る光学機器と感光材料のメーカーとして名を馳せた。
1947年、自らの発明を世界に発表するエドウィン・ランド

1947年、自らの発明を世界に発表するエドウィン・ランド

ランドの当時3歳の娘が「どうして撮影した写真がその場でみえないの?」との単純な画像形成法の短縮処理に関する疑問を発したときから、ランドは拡散転写法による画像形成の研究開発と解析・光学器機の開発を開始。

その後遂に1947年アメリカ光学会で「インスタント拡散転写法画像形成法と撮影器機(USP特許番号02435720)」を公開、その場で撮影し印画を画像形成し実験成果を公開した。

その実験成果からインスタントカメラを開発し、後にインスタントカメラ自体の代名詞になるまでポラロイドは成長し有名になる。
ポラロイド80A(1957年発売)

ポラロイド80A(1957年発売)

初期型のひとつ「ポラロイド80A」。
70×89mmの8枚撮りピクチャーロールと呼ばれるロールフィルムを使用。
1948年11月26日 ポラロイド・ランド・カメラ(USP特許番号02435720)を発売。

1960年 ヘンリー・ドレフュス・デザイン社(Henry Dreyfuss)と協働で、オートマチック100型を発売。

1965年 ポラロイド・スゥインガー・カメラを、20ドルで発売。ヒット商品となる。

1972年 非剥離法拡散転写法天然色写真法カメラSX-70を発売。後年、自動音波光学焦点検知システムによるオートフォーカスを実現。

1978年 偏光(ポーラライズド)された動画像の拡散転写法映画法「polavision」を発売。

1999年 には、拡散転写法写真の市場の75%を占め、ポラロイドI-ゾーン・インスタント・カメラを開発。
20 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ポラロイドが復活!現代のインスタントカメラ「I-1」が発売!

ポラロイドが復活!現代のインスタントカメラ「I-1」が発売!

進化したポラロイドカメラ『I-1』が充実した機能を搭載して発売された。今までにない全く新しい発見が出来る事間違いなしのカメラだ。
red | 1,393 view
「しゃるんです」ってご存じ?途上国の子供たちの自立支援プロジェクト写ルン族の作品展も開催!

「しゃるんです」ってご存じ?途上国の子供たちの自立支援プロジェクト写ルン族の作品展も開催!

株式会社Brave EGGsが展開するプロジェクト「写ルン族(しゃるんぞく)」の一環として、作品展『共鳴』の開催が決定しました。
隣人速報 | 298 view
色々な使い道があった!昭和生まれの多くが知っているであろう「アレ」が話題に!!

色々な使い道があった!昭和生まれの多くが知っているであろう「アレ」が話題に!!

ツイッターにて、昭和生まれであれば多くが知っているであろう「アレ」が今さら話題となっています。
隣人速報 | 4,064 view
写真の現像に3日かかる、不便すぎるカメラアプリ「Gudak」が大人気!写ルンですを彷彿とさせる機能性!!

写真の現像に3日かかる、不便すぎるカメラアプリ「Gudak」が大人気!写ルンですを彷彿とさせる機能性!!

スマホの普及により、めっきり影をひそめてしまったインスタントカメラ。そんなご時世に、インスタントカメラ風の写真を撮影できるカメラアプリ「Gudak」が登場。レトロ感満載でインスタ映えを狙えるアプリになってます!
隣人速報 | 2,897 view
インスタ映え不可避!!アナログ感満載のポラロイドカメラ「OneStep 2」が発売されます!

インスタ映え不可避!!アナログ感満載のポラロイドカメラ「OneStep 2」が発売されます!

SNSなどで簡単に写真をシェアできる現代。そんな中、あえてアナログ感を満載させたインスタントカメラ「OneStep 2」が登場します!これを使えばインスタ映え間違いなし!?
隣人速報 | 1,350 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト