積木くずし~親と子の200日戦争
「積木くずし」は、俳優:穂積隆信さんの体験記をドラマ化した作品です。
当時、社会問題になった「非行」をテーマにした内容が反響を呼び、最終回の視聴率は45.3%(関東地方)という、記録的な数字を獲得しました。
不良少女となった穂積さんの愛娘と、家族の葛藤を描いた200日間のストーリーは、視聴者を惹きつけ、演じた俳優の演技にも注目が集まりました。
【2月15日といえば!②】
— しがない三四郎 (@shinya_bokudake) February 15, 2019
『積木くずし・親と子の200日戦争』〔TBS〕
放送開始(1983〈昭和58〉年)記念日!!🤪😱🥺#高部知子 #前田吟 #古谷一行 #弓恵子 #大石吾朗 #糸博 #灰地順 #島倉千代子 #小川真由美 #穂積隆信 #中村八大 #来生たかお @retoro_mode pic.twitter.com/RQlwYK03fK
高部知子さんは、テレビ朝日系「欽ちゃんのどこまでやるの!?」の中で結成された「わらべ」のメンバー、長女:のぞみ役でブレイクしました。
わらべが唄った番組のエンディングソング「めだかの兄妹」が大ヒットして、高部さんは数々の歌番組に出演する人気アイドルになりました。
アイドルとして人気絶頂の中、出演した作品が「積木くずし」でした。
"欽どこ"でみせる清純な女の子とは真逆の「不良少女」を演じた高部さん。
のぞみ役からは想像できないメイクや乱闘シーンに、始めこそ違和感ありましたが、中盤に差しかかった辺りで、高部知子は不良少女なのでは?と錯覚するほど様になっていました。
ベッドに横たわり、煙草をくわえた高部知子さんの写真に世間が驚愕!!
積木くずしのイメージが消えない中、掲載された写真に「演技じゃなかったのか」と、落胆の声も・・・
役柄の不良少女と高部さんが重なるものでした。
高部さんは「欽どこ」をはじめ、出演中の全ての作品から降板しました。
問題の写真は、10代ゆえの興味本位からなのか?それとも私生活そのものだったのか?
真実は分かりませんが、高部さんが「不良少女」というイメージは、しばらく払拭できませんでしたね。
スチュワーデス物語
スチュワーデス物語は、日本航空(JAL)の客室乗務員になるため、日々奮闘する「訓練生」を描いたドラです。
スチュワーデスを目指す、主人公の松本千秋・堀ちえみさんと、教官・風間杜夫さんの恋の行方も気になりましたね。
片平なぎささんと言えば、「2時間ドラマの女王」と呼ばれ、今でこそサバサバした役柄を演じていますが、スチュワーデス物語では教官・村沢浩を脅す「怖~い女性」というイメージが定着しましたよね。
片平さんが演じた新藤真理子は、子供の頃ピアノを始めピアニストを目指していました。
真理子のファンだった浩と出会い、2人は交際することに。
真理子は、19歳の時ウィーンの音楽祭で優勝して、順風な人生を送っていましたが・・・
2人で行ったスキーで浩と衝突!事故で両手を粉砕骨折した真理子は、両手を失うことに!
今日は #てぶくろの日 #スチュワーデス物語 (1983年)
— blue_moon_blue (@bluemoo40553446) October 29, 2018
新藤真理子 ( #片平なぎさ ) pic.twitter.com/g1HVK6KELa
片平さんが「ギッギー」と音を立てながら、口で手袋を外して義手を見せるシーンは、インパクトが強すぎました。
濃い目のアイメイクと、どこにでも現れる執念。
真理子が登場するシーンは、直視できないほど恐怖を感じました。
真理子のクセが強すぎて、片平さんは「意地悪な女」というイメージが、しばらく払拭できませんでした。
😎最終回SP👀#朱鳥がトリック返しのトリック返し?#千曲川vs朱鳥#最後に笑うのは・・・誰#ラスボスはやはり手ごわい!#探偵が早すぎる#今夜11時59分放送#滝藤賢一#広瀬アリス#水野美紀#片平なぎさ pic.twitter.com/3kKYwUUaQF
— 木曜ドラマF「向かいのバズる家族」 (@ytvdrama) September 20, 2018
ずっとあなたが好きだった
ずっとあなたが好きだったは、TBS系の金曜ドラマ枠で放送された話題のドラマです。
主人公の西田美和・賀来千香子さんは、桂田冬彦・佐野史郎さんとお見合い結婚したものの、冬彦の異常な行動に違和感をもち、離婚して高校時代の元彼大岩洋介・布施博さんと再婚するというストーリーでした。
冬彦は東京大学卒のエリート銀行員。
妻の美和を愛しているが、母親にべったりな「マザコン」気質で、信じられない性癖を持った男性。
美和が抱えた冬彦への違和感が大きくなり、夫婦の関係は悪化していきます。
そんな中、美和が再会した元彼大岩に嫉妬した冬彦は、ストーカーのように執着して、美和に付きまとい嫌がらせを繰り返しました。
佐野さんが演じる冬彦のキャラに注目が集まり、最終回の視聴率は34.1%まで上がりました。
冬彦が口を歪めながら「ん、ん~」と唸り声を出すシーンや、木馬に乗りながら「あ・あ・あー」と叫ぶシーンや、無表情で蝶々の標本を眺める異様な光景は、背筋が寒くなるほどゾッとしました。
そして同年の流行語に「冬彦さん」が選ばれるほど話題に!
それゆえ、佐野さんは私生活でも冬彦さんなのでは?と連想するくらい、役柄のイメージが定着しました。