【訃報】漫画家・原田久仁信さん死去。「プロレススーパースター列伝」など
「プロレススーパースター列伝」などの代表作がある漫画家・原田久仁信(はらだ くにちか)さんが7日、心筋梗塞のため亡くなっていたことが、2024年11月22日に刊行された『「プロレススーパースター列伝」秘録』の出版社・文藝春秋より発表されました。73歳でした。
原田さんは1951年11月3日、福岡県福岡市出身。1980年より『少年サンデー』誌上で『プロレススーパースター列伝』(原作・梶原一騎)の連載を開始。その後も『男の星座』(原作・梶原一騎)、『プロレス地獄変』『KIMURA』(原作・増田俊也)など、格闘の世界に生きる男たちの生きざまを描く数々の作品を発表していました。
原田さんの妻が追悼のメッセージを発表。
このたびの訃報にあたり、原田さんの妻がコメントを発表。ファンへの感謝の言葉を述べていました。
「5月7日、主人が心筋梗塞のため73歳の人生を閉じました。本日5月17日のプロレスフリマに向けて楽しみに準備をしていたので残念でなりません。子どものころからの夢だった漫画家になることができ、プロレスファンに愛される作品を描くこともできました。悔いのない人生だったと思います。何十年も前の列伝から応援して下さった皆様、フリマにも足を運んで下さった皆様、本当に有難うございました。感謝致します」
アントニオ猪木公式Xも反応!
また、原田さんの訃報にはアントニオ猪木の公式Xも反応。「名古屋猪木展最終日にて『プロレススーパースター列伝』を展示させていただきます。」と、展示会で原田さんの作品を展示する旨を告知しました。
【#プロレススーパースター列伝】
— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) May 18, 2025
名古屋猪木展最終日にて
『プロレススーパースター列伝』を
展示させていただきます。
謹んでお悔やみ申し上げます。#アントニオ猪木 #原田久仁信 pic.twitter.com/pIOCCaUxVI
欠端大林による追悼記事も公開!
さらに、原田さんと長年ともに仕事をしていたライターの欠端大林氏による追悼記事も公開されました。詳細は以下のURLにてご確認ください。
原田久仁信(はらだ くにちか)さん プロフィール
1951年、福岡県生まれ。高校卒業後、就職のため上京するが1年で退職し、漫画家を目指す。26歳のとき『ビッグ・ウェーブ』で第1回小学館新人コミック大賞に入選し『増刊少年サンデー』でデビュー。1980年、漫画原作者の梶原一騎に指名される形で『プロレススーパースター列伝』の連載がスタート。プロレス少年の絶大な支持を受け『週刊少年サンデー』の看板作品となる。後に梶原の自伝的作品『男の星座』の作画も担当した。主な作品に『劇画プロレス地獄変』(宝島社)、『KIMURA』(原作:増田俊也、双葉社)がある。2025年5月7日、逝去。享年73。
『「プロレススーパースター列伝」秘録』書誌情報
書名:『「プロレススーパースター列伝」秘録』
著者:原田久仁信
判型:四六判並製カバー装
発売:2024年11月22日
定価:1,760円(税込)
ISBN:978-4-16-391921-8
著者:原田久仁信
判型:四六判並製カバー装
発売:2024年11月22日
定価:1,760円(税込)
ISBN:978-4-16-391921-8