ななみ満月がゆく!オトナの毒々映画レビュー「グレムリン」
2018年6月21日 更新

ななみ満月がゆく!オトナの毒々映画レビュー「グレムリン」

ななみ満月がゆく!オトナの毒々映画レビュー。今回は「グレムリン(1984年)」byジョー・ダンテです!

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「グレムリン(1984年)」byジョー・ダンテ

プロフィールに書いてあるが、私が人生で初めて観た映画は『グレムリン』なのだ。

親は何故ボールに入らない黄色い電気ネズミや、青いダルマのようなネコ型ロボットが出てくる作品ではなく、手始めにこれを与えたのか……。全く謎である。(変わった親なので仕方ないが)

しかし子供の頃からぬいぐるみや動物が大好きであったため、一瞬で可愛いギズモの虜になった。初めて見た時の衝撃は、今でもはっきりと覚えている。それ以来、ギズモのぬいぐるみを振り回し、日光にバンバン当てながら私は幼少時代を過ごしてきた。そんな自分にとって思い出の映画、『グレムリン』を紹介しよう。

続編も含め二作品あるのだが、今回は初期の作品をレビューする。

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とても有名な作品だが、実際皆さんは観たことがあるのだろうか。

「あの目の大きい生物」「サルみたいなの」「水がダメなんだっけ」「なんか気持ち悪い仲間増えるやつ」などざっくりした情報しか知らない……なんて人もいるはず。

この物語は、主人公の父親が息子・ビリーへのクリスマスプレゼントとしてチャイナタウンの怪しげな店から『モグワイ』という生物を手に入れるところからスタートする。ビリーはプレゼントに大喜びし、その生物をギズモと名付け可愛がる。しかし『モグワイ』には、飼うにあたって厳守すべき約束事が存在するのだ。
1:光に当ててはいけない
2:水をかけたり濡らしてはならない
3:夜中(0時過ぎ)に食べ物を与えてはいけない
これらは必ず守るよう父親から説明されるにも関わらず、諸々のハプニングが起こり、早速ビリーは言いつけを破ってしまう。

うっかり水をかければ背中から新たなモグワイ(=分裂した生体)が生まれ、真夜中に食べ物を与えれば凶悪な『グレムリン』へ変貌を遂げる。その『グレムリン』達が大暴れし、街を混乱させていくのだ。

王道的なパニックムービーとも言えるが、よくある「何らかの生物が人を殺す」といったものではなく『グレムリン』はしょうもない悪戯で人々をかき回していく。

しかし電化製品を壊したり、酒とタバコでどんちゃん騒ぎをしたりと悪戯のレベルは対して高くはない。どこかおバカっぽくて憎めないキャラクターだ。悪役好きには堪らないだろう。また、この分裂した生体に反してギズモは心優しく人間好き、更に言語も理解できるなど素晴らしい頭脳の持ち主。バカ騒ぎしている奴らとは全く性格も異なっているのだ。あの大きな瞳と、チマチマした動作が愛くるしくついつい応援したくなる。

キャラクターが魅力的!

あまり深刻な物語ではないので、ギズモの可愛らしさや『グレムリン』の不気味さ、そして立ち向かっていく人間の様を視覚的に楽しむべき作品とも言える。

見どころは何よりもキャラクターが魅力的な点だ。ギズモや『グレムリン』の他にも、職場に犬を連れて行って怒られる天然(?)な主人公のビリー、ろくでもない発明品を作る発明家の父、クリスマスが嫌いな恋人のケイトなど個性的なキャラクターが満載。中でもビリーの母が最も強烈であった。普段にこやかにしているのに、凶暴化した『グレムリン』に立ち向かっていく勇敢さのギャップが凄まじい。

彼らをミキサーで粉々、電子レンジで爆発、包丁でメッタ刺しなど、恐らく作品イチ強いのはビリー母に違いない。ちなみにここのシーンだけやたらグロテスクなのでご注意を。

暴走する『グレムリン』を止め、無事に街の平和は訪れるのか……、そして約束を破ってしまったビリーとギズモの結末は……。是非その目で確かめて欲しい。ちなみにラストは少しだけ、ホロっとさせられる。心に染みるようなセリフも出てくるのでついつい考えさせられてしまうのだ。
 (2023865)

作中で『グレムリン』=小悪魔と訳されている。小悪魔はしょうもない悪戯で人々を困らせ、クスクスと楽しんでいるのだ。最後のモノローグにあるように、私達の身近なところにも実は彼らが潜んでいるのかも……。

ちなみに私の家には、存在する。電化製品のコードを悪戯し、困らせる『グレムリン』が……。(※この後、DVDの角は見事に餌食となった※)
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