「白い巨塔」
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大阪・浪速大学医学部付属病院を舞台に、若き天才外科医であり野心家な主人公・財前五郎と、財前と双璧をなす優秀な医師でありながら出世にはまったく興味を示さない内科医の里見脩二という対照的な人物を通し、大学病院内で起こる熾烈な権力争いや医療過誤による訴訟問題が描かれた作品で、1966年の映画化以来何度も映像化された山崎豊子による長編小説です。
田宮二郎
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「白い巨塔」の映像化第一弾となったのが、1966年に公開された映画でした。
主人公・財前五郎役を演じたのは田宮二郎さん。
「白い巨塔といえば田宮二郎!」という人も多いですよね。
やはり田宮二郎版の財前五郎は重厚感や威圧感、ギラギラした感じがすごいです。
そして、終生のライバルという存在だった里見脩二役を演じているのが田村高廣さん。
研究熱心で実直な里見先生の人柄にピッタリです。
さらに、財前が師事してきた東教授役には「水戸黄門」の水戸光圀役が印象深かった東野英治郎さん。
また、財前の愛人のケイ子役として出演している小川真由美さんの色気と茶目っ気も見逃せません。
ちなみに、映画のオープニング映像として映し出されている開腹手術のシーンでは、実際の手術シーンが使用されているそうなので、つまり腹腔内の内臓も本物ということになります。
食道手術のシーンでも本物の食道が使用されていただとか!
主人公・財前五郎役を演じたのは田宮二郎さん。
「白い巨塔といえば田宮二郎!」という人も多いですよね。
やはり田宮二郎版の財前五郎は重厚感や威圧感、ギラギラした感じがすごいです。
そして、終生のライバルという存在だった里見脩二役を演じているのが田村高廣さん。
研究熱心で実直な里見先生の人柄にピッタリです。
さらに、財前が師事してきた東教授役には「水戸黄門」の水戸光圀役が印象深かった東野英治郎さん。
また、財前の愛人のケイ子役として出演している小川真由美さんの色気と茶目っ気も見逃せません。
ちなみに、映画のオープニング映像として映し出されている開腹手術のシーンでは、実際の手術シーンが使用されているそうなので、つまり腹腔内の内臓も本物ということになります。
食道手術のシーンでも本物の食道が使用されていただとか!
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映画公開から12年後の1978年、ドラマ版第二弾でも田宮二郎さんが財前五郎役を務めています。
実は映画版は、原作小説が完結する前に制作されているということもあり、財前が癌を患い最期の時を迎えるというシーンは含まれていませんでした。
そのため、映画の続編となるドラマの制作を田宮二郎さんご自身が熱望し、3度目となる映像化が実現することになりました。
この時の共演陣は、里見脩二役に山本學さん、東教授役に中村伸郎さん、ケイ子役に太地喜和子さん。
さらに、東教授の娘・佐枝子役に島田陽子さん。
医療裁判の際に財前と争うことになる原告側の弁護士・関口役には児玉清さんが出演されていました。
尚、本作が田宮二郎さんの遺作に。
双極性障害を抱えながら撮影に挑んでいた田宮二郎さんは、放送が2話残っていた1978年12月28日、猟銃自殺によりこの世を去りました。
実は映画版は、原作小説が完結する前に制作されているということもあり、財前が癌を患い最期の時を迎えるというシーンは含まれていませんでした。
そのため、映画の続編となるドラマの制作を田宮二郎さんご自身が熱望し、3度目となる映像化が実現することになりました。
この時の共演陣は、里見脩二役に山本學さん、東教授役に中村伸郎さん、ケイ子役に太地喜和子さん。
さらに、東教授の娘・佐枝子役に島田陽子さん。
医療裁判の際に財前と争うことになる原告側の弁護士・関口役には児玉清さんが出演されていました。
尚、本作が田宮二郎さんの遺作に。
双極性障害を抱えながら撮影に挑んでいた田宮二郎さんは、放送が2話残っていた1978年12月28日、猟銃自殺によりこの世を去りました。
佐藤慶
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1967年4月から全26話で放送されたドラマ版第一弾で財前五郎役を演じられたのが佐藤慶さんです。
ニヒルな容貌で、冷酷なエリート医師を演じ注目を集めました。
共演陣には、
里見脩二:根上淳さん
東教授:山形勲さん
五郎の愛人・ケイ子:寺田史さん
といった顔ぶれ。
ナレーションには、ボーカルグループ「ダークダックス」のゾウさんこと遠山一さんが担当されていました。
佐藤慶さんは撮影前に出演作の原作本を読むことを基本にされていたようで、「白い巨塔」に関しても脚本をもらう前に原作をすべて読まれていたそうです。
そのため、原作と脚本の異なる部分にいち早く気づき指摘していたというエピソードも残っているようですね。
ニヒルな容貌で、冷酷なエリート医師を演じ注目を集めました。
共演陣には、
里見脩二:根上淳さん
東教授:山形勲さん
五郎の愛人・ケイ子:寺田史さん
といった顔ぶれ。
ナレーションには、ボーカルグループ「ダークダックス」のゾウさんこと遠山一さんが担当されていました。
佐藤慶さんは撮影前に出演作の原作本を読むことを基本にされていたようで、「白い巨塔」に関しても脚本をもらう前に原作をすべて読まれていたそうです。
そのため、原作と脚本の異なる部分にいち早く気づき指摘していたというエピソードも残っているようですね。
村上弘明
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ドラマ版第三弾で財前五郎役を演じたのが村上弘明さん。
1990年4月2日、3日の2夜連続の2時間ドラマとして放送されました。
1990年頃というと日本はまだまだバブル真っ只中。
教授選で票を集めるために、財前五郎の義父である財前又一が何千万円単位のお金をばらまいて教授選に関わる医師たちを買収するシーンではバブルを感じずにはいられません。
そんな財前又一役を演じられていたのが藤岡琢也さん。
そして、里見脩二役には平田満さん。
五郎の愛人・ケイ子役には池上季実子さん。
財前の妻・杏子役に高橋ひとみさん。
東教授の娘・佐枝子役に紺野美沙子さん。
さらに、中尾彬さん、丹波哲郎さん、二谷英明さんなど錚々たる方々がキャスティングされており、いちばん原作に忠実に描かれているのは本作であるとも言われています。
1990年4月2日、3日の2夜連続の2時間ドラマとして放送されました。
1990年頃というと日本はまだまだバブル真っ只中。
教授選で票を集めるために、財前五郎の義父である財前又一が何千万円単位のお金をばらまいて教授選に関わる医師たちを買収するシーンではバブルを感じずにはいられません。
そんな財前又一役を演じられていたのが藤岡琢也さん。
そして、里見脩二役には平田満さん。
五郎の愛人・ケイ子役には池上季実子さん。
財前の妻・杏子役に高橋ひとみさん。
東教授の娘・佐枝子役に紺野美沙子さん。
さらに、中尾彬さん、丹波哲郎さん、二谷英明さんなど錚々たる方々がキャスティングされており、いちばん原作に忠実に描かれているのは本作であるとも言われています。
唐沢寿明
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2003年10月から全21話で放送されたのが、唐沢寿明さんが財前五郎役を演じたドラマ版第四弾。
フジテレビ開局45周年記念ドラマとして制作されました。
各話20%超えの視聴率となり最終回は32.1%をマーク。
田宮二郎版を超える大ヒット作品となりました。
田宮二郎さんの「白い巨塔」を知らない世代が多くなりつつある現在となっては、「財前五郎といえば唐沢寿明!」という人も多いのではないでしょうか。
キリっとした目元にクールさやエリート感を思わせ、医局内ではリーダーシップを遺憾なく発揮。
東教授とやり合うようになってからは慎重さと厳しいさを纏い、必要に応じて社交的に振る舞うことも忘れない完ぺきな財前五郎だったのではないかと思います。
里見脩二役には、ドラマ「愛という名のもとに」以来11年9ヶ月ぶりの共演となった江口洋介さん。
東教授役には石坂浩二さん、愛人のケイ子役には黒木瞳さん。
財前を支援する義父・又一役を西田敏行さんが演じています。
フジテレビ開局45周年記念ドラマとして制作されました。
各話20%超えの視聴率となり最終回は32.1%をマーク。
田宮二郎版を超える大ヒット作品となりました。
田宮二郎さんの「白い巨塔」を知らない世代が多くなりつつある現在となっては、「財前五郎といえば唐沢寿明!」という人も多いのではないでしょうか。
キリっとした目元にクールさやエリート感を思わせ、医局内ではリーダーシップを遺憾なく発揮。
東教授とやり合うようになってからは慎重さと厳しいさを纏い、必要に応じて社交的に振る舞うことも忘れない完ぺきな財前五郎だったのではないかと思います。
里見脩二役には、ドラマ「愛という名のもとに」以来11年9ヶ月ぶりの共演となった江口洋介さん。
東教授役には石坂浩二さん、愛人のケイ子役には黒木瞳さん。
財前を支援する義父・又一役を西田敏行さんが演じています。
岡田准一
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2019年5月22日から5夜連続の特別番組として放送されたドラマ版第五弾で財前五郎役を演じたのが、岡田准一さんです。
テレビ朝日開局60周年記念作品として制作されました。
医師という役自体が初めてだったという岡田准一さんですが、目鼻立ちがはっきりした面立ちから、財前五郎の野心家で自信に満ちあふれた雰囲気を思わせます。
共演キャストには、里見脩二役に松山ケンイチさん。
東教授役に寺尾聰さん、愛人のケイ子役に沢尻エリカさん。
財前による誤診の疑いで死亡した佐々木庸平役に柳葉敏郎さん。
また、医学界の政治的構図を熟知している鵜飼教授役をドラマ「孤独のグルメ」でもお馴染みの松重豊さん、一方、医療に政治を持ち込むことを嫌う公正明大な医師である大河内教授役を岸部一徳さんが演じているのですが、個人的には、それぞれ逆の役の方が良かったんじゃないかなと思いました。
岸部一徳さんならではの毒を含んだ雰囲気を鵜飼教授役に活かしてほしいという感想を持ちました。
テレビ朝日開局60周年記念作品として制作されました。
医師という役自体が初めてだったという岡田准一さんですが、目鼻立ちがはっきりした面立ちから、財前五郎の野心家で自信に満ちあふれた雰囲気を思わせます。
共演キャストには、里見脩二役に松山ケンイチさん。
東教授役に寺尾聰さん、愛人のケイ子役に沢尻エリカさん。
財前による誤診の疑いで死亡した佐々木庸平役に柳葉敏郎さん。
また、医学界の政治的構図を熟知している鵜飼教授役をドラマ「孤独のグルメ」でもお馴染みの松重豊さん、一方、医療に政治を持ち込むことを嫌う公正明大な医師である大河内教授役を岸部一徳さんが演じているのですが、個人的には、それぞれ逆の役の方が良かったんじゃないかなと思いました。
岸部一徳さんならではの毒を含んだ雰囲気を鵜飼教授役に活かしてほしいという感想を持ちました。