『Ninja者』とは?
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『Ninja者』(ニンジャもの)は、1996年に作られたOVA作品。全2巻。1997年1月1日にはDVD版(全1巻)が発売された。これは日本で発売された最初のアニメDVDである。
当時はVHSテープでの商品化は主流だったため、DVDメディアとして販売されたアニメの映像クオリティーという部分でも注目を集めたみたいですね。
『Ninja者』の本編動画・ストーリー
戦国の世に、栄華を誇ったビャクロ国―――。
優れた忍者部隊で構成されたカボス軍勢からの襲撃を受け、その城は一夜にして侵略されてしまいます。ビャクロ国の殿さまは娘である姫だけは助けたいと、部下に命じ、密かに脱出させるのでした。
優れた忍者部隊で構成されたカボス軍勢からの襲撃を受け、その城は一夜にして侵略されてしまいます。ビャクロ国の殿さまは娘である姫だけは助けたいと、部下に命じ、密かに脱出させるのでした。
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騒動から十数年のときが流れ、幼かった姫はビャクロの隠れ里で立派に成長していました。忍びの修行を積み、くノ一として、お互いにライバル視しているサクラとマツリ。そんな二人の元に、一人前の忍者となるべく昇段試験の話が持ち上がります。
昇段試験の内容は、カボス軍の城に忍び込んで巻物を奪取してくることだといいます。
昇段試験の内容は、カボス軍の城に忍び込んで巻物を奪取してくることだといいます。
サクラやマツリと同じようにビャクロの隠れ里で修行を積んだ6人の少年少女たちは、二人一組のペアとなって昇段試験に臨むことになります。
一方、カボス軍もビャクロの姫が生き延びていたことを知っており、その血筋に伝わる強大な潜在能力を手中に収めようと画策していました。
一方、カボス軍もビャクロの姫が生き延びていたことを知っており、その血筋に伝わる強大な潜在能力を手中に収めようと画策していました。
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お互いの目的が交差する中、ビャクロの隠れ家から旅立った6人の少年少女たち、カボス軍から差し向けられた刺客たち、両者は激しく激突することになります。
ビャクロの姫が誰なのかも明らかにされておらず、サクラなのか、マツリなのか、ユメなのか、3人の女性キャラクターに焦点を当てながらストーリーは展開していくのでした…
ビャクロの姫が誰なのかも明らかにされておらず、サクラなのか、マツリなのか、ユメなのか、3人の女性キャラクターに焦点を当てながらストーリーは展開していくのでした…
『Ninja者』の魅力とは?
映像クオリティーの高さ
現在のアニメ作品と比べると映像クオリティーは格段に落ちますが、VHS商品が全盛だった当時では他を圧倒するレベルを実現しています。DVDメディアとして初めて発売されたアニメだということを意識して制作されたのだと思います。
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そういった背景もあって、発売当時から、この映像美を楽しめたユーザーは多かったのではないでしょうか。今となってはという部分は否めませんが、作画のタッチは少し懐かしくも感じられます。このどこか懐かしさがあるアニメを、綺麗な映像で楽しめるところは『Ninja者』の大きな魅力といえるでしょう。
ちょっぴりエロいのも嬉しい
マツリの衣装の露出度が高く、現実にこんな格好をした女性がそばにいたら、男性としては目のやり場に困ってしまいますね。サクラ・ユメなどの女性キャラクターの衣装が控えめなだけに、マツリの露出度が強調されているような気がします。
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アニメ本編では、マツリが関門を護衛している兵士に胸を揉まれてしまうカットがありました。バストのボリューム感としては小ぶりかもしれませんが、揉み揉みされているのは妙にエロくて、男性視聴者はテンションが上がってしまう場面ですよね。
さらにはお約束といえる入浴シーンもあって、ダイレクトに乳首が映っている場面こそないものの、ちょいエロやチラリズムといえるような要素があるのは嬉しいです。
さらにはお約束といえる入浴シーンもあって、ダイレクトに乳首が映っている場面こそないものの、ちょいエロやチラリズムといえるような要素があるのは嬉しいです。
ギャグ路線の楽しいノリ
物語として、父親の敵討ちといった構成で展開していくのかと思ったら、少し違うところも肩の力を抜いて観ていられて楽しめるポイントです。お姫さま本人も自分自身が姫だという自覚がないようで、結果的には、最後まで誰がお姫さまだったのか明らかになりませんでした。
そういった背景から、復讐劇という感傷的なストーリーになるのではなく、あくまで忍者として一人前になるための試練といった意味合いが強くなっていますよね。6人の少年少女で構成された3組のペアのうち、誰がお目当ての巻物を手に入れられるのか、卑怯な手を使ってでもライバルを蹴落とそうとする姿には笑えるものがあります。
脚本:山田光洋
制作:AIC
ユーメックス
発売:1996年
巻数:全2巻