「たべっ子どうぶつ」の誕生
ギンビスの創業は1945年と古いので、この当時ですでに老舗ですね。銀座に出店した時に「銀座ベーカリー」という名前になり、その後「銀座でおいしいビスケットを作る」ということで発売されていた「ギンビスコ」という商品が社名の由来になっています。ギンビスに社名変更したのは1975年のことでした。
1952年に「ギンビスコ」を発売。1968年に「アスパラガスビスケット」を発売し、どちらも賞を受賞するなど人気と実績のある商品でした。
「たべっ子どうぶつ」は発売当初から現在のパッケージとほとんど変わらず、ピンク色に黄色い文字。動物の絵が描かれていました。動物の絵は現在と少しメンバーは異なるものの、誕生当時からライオン、ネコ、ウサギ、ネズミのキャラクターはいました。
パッケージまでほとんど変わらず、というのはすごいですよね。ですがこのピンクのパッケージが当時は奇抜に見え、大人受けが悪くあまり売れなかったそうです。翌年の1979年にモンドセレクション金賞を受賞し、徐々に人気が出てきました。
1997年には現在と同じ、ライオン、キリン、サル、カバ、ウサギ、ネコ、ワニ、ゾウ、ヒヨコの9種類の動物が描かれるようになり、ここからパッケージもほとんど変わっていません。すでに25年ほど同じパッケージなんですね。
さらに、前身となるビスケットが!
たべっ子どうぶつのインディーズ盤である「動物四十七士ビスケット」を買った パッケージのコアラがだいぶワイルドだったりビスケットがぷっくり素朴で可愛い! pic.twitter.com/7CX10qAUcW
— たばね (@_tabane) November 24, 2018
復刻版が売っていた時期があるようですね。リアルなコアラがメインになっていますが、当時のパッケージでも左上には今と同じような可愛らしいイラストが描かれていました。
形はたべっ子どうぶつと似ていますが厚みがあり、食感もハードだったそうです。この「動物四十七士」を元に、もっと子供達が食べやすい形に改良されたのが「たべっ子どうぶつ」なのでしょうね。
動物の種類は46種類!
じつはオリジナル商品はコアラはいません。「動物四十七士」と「たべっ子どうぶつ 3Dスナック」にはコアラがいます。
また、「たべっ子BABY」、「MINIたべっ子どうぶつ」シリーズは18種類にもかかわらずコアラがいるので、コアラはぷっくり系のシリーズにのみいるようですね。
また、パッケージの絵柄にはキリンやワニが描かれていてキャラクターとしては人気なのですが、長くて割れやすいという理由からビスケットにはなっていません。
パッケージのかわいらしく独特な動物のキャラクターはイラストのはらJINさんが手掛けています。ですがはらJINさんは1985年になくなっています。2012年に発売された「たべっ子どうぶつ厚焼きビスケット保存缶」のヘルメットをかぶったどうぶつたちなどは、はらさんの絵柄をもとに作成されたのでしょうね。
続々と増えるフレーバー!
1986年にはソフトビスケットをつかった「たべっ子どうぶつソフト」1987年には「チーズ味」、1988年には「サックリミルク味」が登場。ミルク味はウシがメインキャラクターになっていて特別感があります。1995年にはチョコがけタイプも登場しています。
現在も定期的に新フレーバーが出ています。さらに全粒粉タイプ、投入しようタイプなど健康志向を意識した商品もありますよ。時代を反映した商品も出しているのが人気の秘密なのかもしれませんね。
現在は、チョコがけシリーズは「たべっ子水族館」という姉妹品として発売されています。2016年にさらにチョコ感をアップさせリニューアルしている人気商品です。
「水族館」はパッケージにも海の仲間たちが描かれていて、中のビスケットも魚やおっとせい、ラッコなど海の生物をモチーフにしています。こちらも47種類のビスケットがあるんですよ。
「たべっ子水族館」は時々全国の水族館でコラボイベントも開催しているので気になる方はぜひ足を運んでみてください。
「たべっ子どうぶつLAND」が期間限定オープン
⛱あのビッグイベント再び✨
— たべっ子どうぶつLAND (@tabekko_cafe) July 7, 2023
大人気「たべっ子どうぶつLAND」が
今度は横浜に登場!
この夏は"たべっ子どうぶつLAND"で思い出作り🌻
🎫チケット
7/11(火)12:00~
ローソンチケットにて販売開始!https://t.co/0HCU7CeSE8
📝公式サイトhttps://t.co/UIkiS7aeBp#たべっ子どうぶつLAND #ギンビス pic.twitter.com/T3yc9NdOrx
そしてたびたび「たべっ子どうぶつLAND」というイベントも開催されています。2023年夏には横浜で開催。
フォトスポットやキャラクターグリーティング、コラボカフェなどもあり、若い人だけでなく、たべっ子どうぶつを愛してきた人なら大人も子供も楽しめるいべんとになっているとおもいますよ。
新しい商品が出つつも、定番はずっと変わらない「たべっ子どうぶつ」。これからも愛されるお菓子であり続けてほしいですね。