脚本家の吉田剛さん死去。
アニメ「カリメロ」、テレビドラマ「必殺」シリーズなどの脚本家として著名な吉田剛さんが、11月17日に亡くなっていたことが明らかとなりました。83歳でした。
「脚本家」として昭和を駆け抜けた吉田剛さん。
1958年、松竹大船撮影所に入社した吉田さん。60年代から、「おはなはん・第二部」(1966年)、「化石」(1975年)、「敦煌」(1988年)といった映画や、「必殺」シリーズといったテレビドラマの脚本を数多く執筆しました。ここでは、彼が世に送り出した作品を紐解いていきたいと思います。
おはなはん・第二部
1966年の映画「おはなはん・第二部」。「おはなはん」とは、NHK連続テレビ小説の第6作目にあたる作品で、1966年から1967年にかけて放送されていたものです。映画版の監督は野村芳太郎が担当しました。
via www.amazon.co.jp
敦煌
1988年の映画「敦煌」。西田敏行主演の日中合作映画で、1989年の第12回日本アカデミー賞で最優秀作品賞など7部門を受賞しました。原作は井上靖の小説「敦煌」です。
カリメロ
1974年、「よしだたけし」名義で脚本を担当したアニメ「カリメロ」。脚本だけでなく、主題歌「ぼくはカリメロ」の作詞も吉田さんが担当しています。
via www.amazon.co.jp
カリメロ オープニング 『ぼくはカリメロ』
via www.youtube.com
土曜ワイド劇場、火曜サスペンス劇場
「土曜ワイド劇場」や「火曜サスペンス劇場」の脚本も数多く担当しました。「松本清張の声 ダイヤルは死の囁き」(1978年)、「松本清張の顔 死の断崖」(1978年)、「森村誠一の夜行列車」(1992年)、「江戸川乱歩の美女シリーズ」など、数えきれないほどの作品を担当しました。
via www.amazon.co.jp
劇場版必殺シリーズ
「劇場版必殺シリーズ」としては、「必殺! THE HISSATSU」(1984年)、「必殺! ブラウン館の怪物たち」(1985年)、「必殺!5 黄金の血」(1991年)、「必殺! 主水死す」(1996年)を担当しました。