1:既にその名前は使われています:2012/12/16(日) 10:40:15.50 ID:xR+8UmnS
チームから殉職者が出たり事件に巻き込まれたりせずにただ淡々と事件を解決していくサスペンスが見たい
概要
随分前に民放の深夜枠で、大した宣伝も行われずに放送が始まり、
シーズン全部は放送されないままに打ち切られた作品。(略)
一つの事件がだらだら続いていくのではなく、
一話で大体事件が解決してしまう。
その事件自体、タイトルをざっと見ただけでも
パイロット版『ブリキ男の変死体』
『謎の連続入浴魔(Frank the Potato Man)』
『カエル騒動 (Frog Man)』
など、かなりヘンである。
学生が学校で発表するため切断された手を持ってきたり、
更年期の女性がスチームローラーで夫を轢いてしまったり、
グロテスクかつ奇妙な話ばかり。
でもこの非現実な事件に対処していく人間達は、
中心的役割を演じる保安官夫妻をはじめ逆にとってもリアル。
だから(略)社会の縮図像としてこの物語を見られたのかもしれない。
但し内容的には一般受けするとは思えず、更にゴールデン枠で放送するには派手さが足りず、
ちょうど深夜枠くらいで良かったのかもしれない。
未だにDVD化もビデオ化もされない、マニアの間では垂涎の的の作品。
お話の舞台、ウィスコンシン州の風景
そんな州の、小さな田舎町で常軌を逸した事件が起きるズレが味になっているのかもしれません。
登場人物
主人公 ジミー・ブロック
この善人のおじいちゃんが保安官をつとめる平凡な田舎町で、ほのぼのとした日常のなかのちょっとした歪みともいえる事件が起こっていくのです。
アメリカ、ウィスコンシン州にある町ローマ。一見普通の田舎町に見えるローマで起こる風変わりな事件に、保安官のジム・ブロックは、部下のマクシーンやケリーと共に捜査に当るのだが…。
妻 ジル・ブロック
ジルを演じるキャシー・ベイカーさんは本作でエミー賞ドラマ部門主演女優賞をマルチ受賞。日本でもヒットした「アリー myLOVE」「シカゴ・ホープ」など有名作品にゲスト出演されています。
497 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/25(木) 00:01:10
8~9年前にCSで見てたアメリカのホームドラマ
(略)ある日、保安官の元に元囚人(児童への性犯罪で逮捕歴あり)が
町へ転居してくるとの情報が入る(アメリカでは性犯罪者の情報が公共機関に共有されている)
小さな町のため、情報はすぐに町中に広まり、町議が転居反対の演説をしたり
学校から保安官事務所に警戒の強化を頼むなど、町は混乱に陥る
保安官個人の考えでは「受け入れるなんてとんでもない!」という考えだが、
法律上拒否はできない。やがて、町の一軒家に問題の青年が入居してくる
住民の反応は冷たく、物を売らなかったり、家の前で抗議活動を行ったりする人が続出
困った青年は保安官に相談に来るが「住民に注意はするが、
そもそもお前のやった犯罪が原因だ」と保安官もつい冷たい態度をとってしまう
住民の間で緊張の続く中、ある日の夜、青年は自宅で銃で撃たれて死亡する
(画面上は、夜、青年の家の前に何者かの影が映り銃声が響くのみ、直接死亡する状況は映らない)
調査の結果、争った形跡もないので自殺として処理される
住民一同ほっとする中、夜、保安官事務所に裁判所の判事がやってくる
保安官に判事は、実は青年は自分の息子であったことを明かす
別れた妻との間の子だが、この町へ転居してきたのは、自分を頼るために来たのではないか
父親としては受け入れてやりたかったが、人として息子のやったことを許せない自分がいる
また、性犯罪者が自分の身内であると知れたら、判事としての仕事に支障をきたす
懺悔にも似た発言に、保安官もただ黙って聞くしかなかった
最後に判事は「本当に自殺だったのか?」と保安官に尋ねる
保安官はしばらく黙った後「自殺だ」と一言告げて話は終わる
性犯罪者が死んで後味はいいんだが、町の閉鎖的な面や住民の嫌なところが始終強調され、
見ていてなんとも言えない感じになる
498 名前:497 :2010/11/25(木) 00:09:20
ゴメン、ドラマのタイトル思い出した「ピケット・フェンス」だ
この話のほかにも、保安官の息子(7~8歳?)がユダヤ教に改宗したがったり
代理母や中絶の是非を巡って町中が二手に分かれたり、毎回色々な問題があがる
そして大抵解決せずに終わるんで、視聴後毎回もやもやする
印象深かったのは「謎の連続入浴魔」という話。
あるとき、留守中に誰かが風呂に入ると言う連続入浴魔事件が発生する。
ちょっと間が抜けた事件だが、主人公らの田舎町では大事件で
保安官事務所には住人らが「ポテトマンを逮捕しろ」と乗り込んでくる。
ポテトマンは街で珍しいホームレス。この街、ホームレスがいないという設定。
いつもポテトが入ったずた袋を持って歩くから「ポテトマン」と呼ばれているし、
誰も詳しいことは知らない。どこかから来ていつの間にか住みついたらしい。
街の人々はどんどんヒートアップ、そんな最中やはり「連続入浴魔」事件が発生し、
保安官は保護の意味もあって(住人によるリンチの可能性が出てきた)
ポテトマンを留置状に拘留する。
ところがそんな連続入浴魔が発見される。
入浴中に感電死をした連続入浴魔の死体。この死に関しては別の伏線があるんだけれども(割愛)、
犯人は現職の検事だった。
地位も名誉もある検事が犯人でホームレスのポテトマンは無罪。
しかしポテトマンは、街を立ち去ることになる。
「ただ静かに暮したいだけだった」と言い残して。
4st.まで作られたシリーズも、日本では1st.シーズンのみ放送されて音沙汰無しだったり、
視聴率のとれないドラマではありました。
しかしアメリカ本国では2年連続最優秀ドラマ作品賞受賞、その他、主演男優、女優賞、助演男優、女優賞など主要部門を受賞しており、脚本が悪いわけでもありません。
深夜に放送されるにはちょうどいいドラマだったと私は思います。
感想
102 名前: 93 投稿日: 01/09/30 01:41
(略)第1話、第2話、面白かったです。
夫が保安官をしているのを知りながら、妻に殺人を告白するなんて、非現実的な作り話だなあ、守秘義務と良心との葛藤を描くつもりだとしたら無理がある、とややあきれながら見ていたら、そんな単純な話ではなく、どんでんがえし、違法収集証拠排除法則がからんでくるとは意表をつかれました。
さすがザ・プラクティスのデビッド・E・ケリーだなと思いました。
45 名前: 奥さまは名無しさん 投稿日: 2001/04/09(月) 11:33
(略)とにかく脚本が凄いドラマで人間として信念を持つ事、誇らしく生きる事、社会とは人の存在とは何かを人間味深く鮮やかに描ききった名作です。
今月末には終了してしまうので「プラクティス」が好きな方には是非見てほしいです。
87 名前: 奥さまは名無しさん 投稿日: 2001/08/18(土) 18:26
ピケットフェンスは日本で初めて放映されてる回から欠かさず観てました。凄く好きでした。過激な部分も。(略)
デヴィッドEケリーの作品はおもしろいよね。なかなか過激で社会批判もたっぷり。 (略)アメリカのドラマっていいよなぁ。
4 名前: 氏名トルツメ 投稿日: 2001/05/29(火) 23:24
このドラマは最高でした。
地上波でもう一度・・・。
5 名前: 奥さまは名無しさん 投稿日: 2001/05/30(水) 00:29
>>4
俺も好きなドラマのBEST10に入る。
223. 名も無き哲学者 2014年12月11日 12:41 ID:CC5jmkuS0
(略)個人的には「ピケットフェンス」がええ感じ、基本1話完結で見やすいし日常に追いやられた不快感が時にグゥっとくるで
(米ドラマ)ピケットフェンスの「ロリコンは女性でも黒人でも障害者でもないから差別していいんだ!!」って町中の人がロリ犯罪前科者を自殺に追い込む話、今見てもすごいというか、むしろロリ犯罪以外への皮肉の方がじわじわくる
— けふ(夏コミ:LSLアンソロ参加) (@kefichi_0024) April 17, 2015
「ピケットフェンス」の吹き替え版もHuluに来てくんないかなあ。中学生の頃に深夜放送されてて録画したビデオテープを何度も何度も見たわ。脚本が本当に凄くよく出来てるんだよね
— すぴねる (@spinel313) February 19, 2015