2024年4月12日 更新
【訃報】元アメリカンフットボール選手、O・J・シンプソンさん死去。1994年に発生した「O・J・シンプソン事件」とは?
70年代を中心に、アメリカンフットボールの選手として活躍したO・J・シンプソンさんが10日、がんのため亡くなっていたことが明らかとなりました。76歳でした。
【訃報】元アメリカンフットボール選手、O・J・シンプソンさん死去。
70年代を中心に、アメリカンフットボールの選手として活躍したO・J・シンプソンさんが10日、がんのため亡くなっていたことが明らかとなりました。76歳でした。
第一報はこちらです!
O・J・シンプソンさんは1947年7月9日、アメリカ・サンフランシスコ出身。南カリフォルニア大学在学中よりアメリカンフットボールの選手として活躍し、1969年にNFL(アメリカプロフットボールリーグ)のバッファロー・ビルズに入団、プロ入り後はプロボウルへの選出6回など数々の記録を残しました。1980年の現役引退後は、その知名度を活かし俳優として映画に出演するなど、多彩な活動を展開。その一方で、1994年に発生した殺人事件(いわゆる「O・J・シンプソン事件」)で起訴され、その後無罪を勝ち取るまでの道のりは、人権問題も相まって世界中から注目を集めました。そんなシンプソンさんですが、晩年は闘病生活を送っており、家族に見守られる中亡くなったとのことです。
「O・J・シンプソン事件」とは?
1994年6月13日、O・J・シンプソンさんの元妻とその友人が遺体となって発見され、容疑者としてシンプソンさんの名前が浮上しました。一貫して無実を主張したシンプソンさんですが、パトカーの追跡を振り切ろうとした際にカーチェイスが展開され、世紀の逃走劇として全米が釘付けとなりました。また、その後の裁判では有能な弁護士を集めた“ドリームチーム”が結成され、人種差別問題の観点からも注目が集まり、最終的に刑事裁判では無罪判決を勝ち取っています。
その後のシンプソンさんですが、「If I did it(もし私がやっていたとしたら)」という書籍を出版しようとしたものの遺族の反対から断念したのち、近年ではドキュメンタリー映画「O・J・シンプソンが語る 隠されたテープの真実」に証言映像を寄せています。事件から30年が経過した今だからこそ、振り返っておきたい作品と言えるでしょう。
「O・J・シンプソンが語る 隠されたテープの真実」の視聴はこちらで!
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