図書館ではいつも争奪戦!?表紙も懐かしいポプラ社の「江戸川乱歩・少年探偵団」シリーズ!!
2017年8月1日 更新

図書館ではいつも争奪戦!?表紙も懐かしいポプラ社の「江戸川乱歩・少年探偵団」シリーズ!!

幼いころ、ハードカバーの本で初めて夢中になったのがポプラ社の「江戸川乱歩・少年探偵団」シリーズでした。学校の図書室や市の図書館。いつも大人気だった「少年探偵団」が本棚にあると、嬉しくて慌てて借りた思い出があります。

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「江戸川乱歩・少年探偵団」シリーズ!!

「不死身の怪人、世紀の怪盗、変装の大名人、風のごとく現れ、風のごとく消えさる怪人二十面相と、名探偵明智小五郎の、しのぎを削る大智能戦!」
私の育った街では、江戸川乱歩の「怪人二十面相」「少年探偵団」のシリーズは大人気でした。小学校や市の図書館でも、このシリーズだけはいつも貸し出されているといった具合に。

私自身、最初に覚えた作家の名前は江戸川乱歩だった記憶があり、江戸川乱歩がエドガー・アラン・ポオに由来することを、当のエドガー・アラン・ポオを知らずに覚えていた記憶があります。
江戸川乱歩(本名:平井太郎)

江戸川乱歩(本名:平井太郎)

1894年10月21日~1965年7月28日。
大正から昭和期にかけて主に推理小説を得意とした小説家・推理作家。
ペンネームの「江戸川乱歩」はアメリカの作家「エドガー・アラン・ポオ」に由来。
下記に引用しておりますが、元は戦前の1930年代に始まったシリーズでが戦後再開して爆発的な人気となった経緯があります。
特に「シャーロック・ホームズ、アルセーヌ・ルパン、明智小五郎、金田一耕助」の行は、とても共感出来ます。
戦後に再開した少年探偵団シリーズは子どもたちから絶大な支持を受け、昭和30年代ごろから映像化された。戦後は雑誌「少年」の発行元だった光文社から「少年探偵江戸川乱歩全集」として全23巻が刊行された。乱歩最晩年の昭和39年頃から光文社は絶版となり、版権はポプラ社へ移動する。ポプラ社では、「少年探偵江戸川乱歩全集」として乱歩が児童向けとして書いた作品を全26巻で刊行し、更に乱歩の大人向けの作品を代作者が児童向けに書き直したものを続けて20巻刊行し合計全46巻の大全集となった。シリーズのほとんどで敵役となっている怪人二十面相は、推理小説に登場する架空キャラクターとしては、シャーロック・ホームズ、アルセーヌ・ルパン、明智小五郎、金田一耕助らと並んで、広く親しまれている。

団塊世代も虜にした!?「少年探偵団」シリーズ

私たちの親の世代と思われる団塊世代も「少年探偵団」に夢中になったはずです。幼いころ、夢中で少年探偵団シリーズを読む私の横で、母親が「ぼ ぼ ぼ~くらは 少年探偵団♪」なんて歌っていたのをよく憶えています。

少年探偵団の歌(テレビ原音)

江戸川乱歩、曰くー
「このシリーズには、どの話でも、最初は、おばけのような怪物があらわれたり、どうしてこんなことがと、おどろくようなふしぎなことがおこる。このなぞがどうしてとけるのだろうと、さきを読まなくてはいられなくなる。そして、お話の最後には、かならず、その種あかしがある。そこで、ああそうだったのかと満足する。ふしぎをふしぎのままでおわらせないで、きっと種あかしがついている。そこにこのシリーズの特徴があるのだと思う」
そんな「少年探偵団」シリーズですが戦前は『少年倶楽部』、戦後は主に光文社の『少年』などで連載。シリーズを最初に全集化したのは光文社で昭和26年から昭和35年まで10年間にわたって刊行され人気を博しました。

そして改めて全集化したのが昭和39年以降、ポプラ社の手によるものです。これが長年、学校図書、児童図書館の定番として親しまれてきた、私たちに馴染み深いシリーズ。
柳瀬茂氏によるイラストが独特で、私たち世代の多くの人が夢中になったと思うのです。

怪人二十面相に立ち向かう名探偵・明智小五郎がさらわれた!彼を救うために明智の弟子・小林芳雄少年を団長とする「少年探偵団」が結成された!

というのが、シリーズ第一作目「怪人二十面相」での少年探偵団結成の経緯。

少年探偵団の団員

結成時は10人だった少年探偵団の団員でしたが、後には約2倍の23人に膨れ上がります。
シリーズ中、団長の小林少年以外でよく登場する団員は井上一郎少年と野呂一平少年。主な団員は以下の通り

-小林芳雄
-大友久
-花崎マユミ
-羽柴壮二
-桂正一
-篠崎始
-野呂一平
-井上一郎
-ポケット小僧

小林少年

少年探偵団の団長。本名は小林芳雄。『吸血鬼』で明智小五郎の弟子として初登場。当初は顔見せ程度であったが、雑誌「少年倶楽部」に江戸川乱歩が少年向け探偵小説を掲載することになり、その際に少年探偵団の団長とした。この事で一躍有名になり、明智小五郎と小林芳雄のコンビで親しまれている。そして、少年探偵団では、団長として大活躍をした。

花崎マユミ

「少年」探偵団という名前ではあるが、女性の団員もいる。『妖人ゴング』で、明智の姪である花崎マユミが初の女性団員として加わった。マユミは世田谷にある三千平方メートルの大豪邸に住んでいる。父の花崎俊夫は検事で、昔法廷で二十面相を手ひどい目にあわせた事がある(この為『妖人ゴング』で二十面相から仕返しを受ける)。兄弟には弟の俊一がいる。
マユミは「小さいときから探偵がすきだった」ので高校卒業後、大学へ進学せず、明智のところで住み込みで働く事にした。多少法医学の知識もある。
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