エマニュエルの美女の原作となった幻人遊戯とは?
化人遊戯は昭和29年11月増刊号から、30年10月号まで小説「宝石」で連載された長編推理小説です。
還暦を迎えた江戸川乱歩はその祝賀会で、探偵作家クラブに江戸川乱歩基金として100万円を寄贈する事と、更に小説を書き続ける事を宣言しました。
その宣言後の第1作目が、この化人遊戯です。
江戸川乱歩というと、短編小説でおどろおどろしいイメージが強いですが、化人遊戯は猟奇的な描写が少ないため、サラサラと読めるので長編でも飽きがきません。
化人とは主人公である女性の妖怪性を表し、遊戯はそのマジックのような犯罪トリックを表していると、江戸川乱歩自身が語っています。
エマニュエルの美女のあらすじ
エマニュエルの美女には、同シリーズ2回目の出演となる夏樹陽子が、化人(妖怪性のある女主人)を演じました。
以下はエマニュエルの美女のあらすじです。
推理小説の大家大河原義明は、犯罪研究愛好会といういかにも怪しげな会を開いていました。
そして明智小五郎と浪越警部も、その会に招かれます。
招待客一同を地下室に案内する大河原…そこには恐ろし気な拷問道具のコレクションが置かれていて、大河原義明は自慢げに拷問道具を紹介します。
夏樹陽子はいかにも怪人チックな、大河原義明の若く美しい妻由美子という役柄、で異様にカマキリに怯える妖艶な美女役で出演していました。
カマキリは交尾中にメスはオスを食い殺す事もある昆虫ですが、そのカマキリに怯える由美子が結末への伏線となっています、
翌朝サンデッキでコーヒーを飲んでいる、一同の前で崖から転落する招待客の姫田吾郎(中条きよし)。
状況から自殺と判断する警察に対し、自殺ではないと断言する明智小五郎は、1週間後に真実を明らかにすると宣言するのでした。
その後も招待客の1人の山村弘子がホテルのプールで、全裸の水死体となって発見されるなど、事件は連続殺人事件の様相を呈していきます。
大河原義明の助手は、小説が書けなくなった大河原義明が若手作家として、ゴーストライターをさせていたこと。
ゴーストライターに我慢できなくなった若手作家を次々に殺害し、それを嗅ぎつけた姫田も殺したのではないか?と明智小五郎に訴えます。
いかにも怪しげな大河原義明が犯人では…と見せかけ、実は犯人は…。
真犯人を突き止め、カマキリの伏線が回収されます。
Hulu(フールー): 人気映画、ドラマ、アニメが見放題!【お試し無料】
江戸川乱歩の美女シリーズ・テーマ曲
夏樹陽子演じる由美子は幼い頃から、殺すことに異常に興味を持っていて、最初は小動物で満足していましたが、次第に人を殺すようになってしまっていたのです。
そんな由美子は明智小五郎をも、拷問台に寝かせて殺害しようとしますが、間一髪で救援が現れて、なぜか大量に出没したカマキリを見て発狂するというラストでした。
妖艶な由美子はまるでメスのカマキリのように作中堂々とセックスを繰り広げ、ポロリどころではなくオッパイを堪能する事が出来ます。
ただし、背中は本人の物ですが、明らかに前は別人でおそらくオッパイタレントの物ですね。
子供にもバレバレなくらいの…。
当時は動画配信サイトもなく、子供でしたので、テレビくらいしかエロを観る事は出来ません。
もしも本人ではなかったとしても、子供にもエロが鑑賞出来るドラマの中で、最高傑作だと言えますね。
サロンドくにまる 夏木陽子3日4日
北大路欣也も素晴らしいのですが、爽やかすぎるのですよね。
あの揚げ物でお腹をいっぱいに満たすような、天地茂の明智小五郎を超える俳優は、もう現れないように思います。
エマニュエルの美女では中条きよしも共演して、濃さに磨きをかけてくれました。
歌手に女優に大活躍の夏樹陽子の魅力も満載ですよ。
昭和の名作ドラマの1つとして、皆さんにおススメしたいです!