さいとう・たかを「鬼平犯科帳」が連載25周年!
衝撃的なポスターで〝若者の時代劇離れ〟に立ち向かう!!
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1993年より〝コミック乱〟で連載が始まり、2018年で連載25周年を迎えている漫画「鬼平犯科帳」。
原作池波正太郎、作画さいとう・たかをという立派な大御所漫画であり「コブラ」「ゴルゴ13」のように床屋さんの定番でもある印象がある作品ですが、世は平成漫画戦国時代。漫画賞も多いが作品数も雑誌数も多い。
そんな昨今、〝若者の時代劇離れ〟が顕著になっているらしく、我らが「鬼平犯科帳」がその対策に乗り出しました。
具体的にどんなことを行ったかと申しますと、こちらです。
原作池波正太郎、作画さいとう・たかをという立派な大御所漫画であり「コブラ」「ゴルゴ13」のように床屋さんの定番でもある印象がある作品ですが、世は平成漫画戦国時代。漫画賞も多いが作品数も雑誌数も多い。
そんな昨今、〝若者の時代劇離れ〟が顕著になっているらしく、我らが「鬼平犯科帳」がその対策に乗り出しました。
具体的にどんなことを行ったかと申しますと、こちらです。
「鬼平犯科帳」が少女漫画風・ラノベ風・BL漫画風ポスター 連載25周年で「若者の時代劇離れ」対策|BIGLOBEニュース https://t.co/RaqnKYeJR7 pic.twitter.com/uEUlW5tIue
— BIGLOBEニュース (@shunkannews) November 27, 2018
〝!?〟
確認できたポスターは4種類
今回はいわゆる〝パロディポスター〟というものでしょうか。
複数の種類が確認できたのでご紹介していこうと思います。
複数の種類が確認できたのでご紹介していこうと思います。
少女漫画風
ピンクと白を貴重にしたデザイン。少女漫画ってこういう装丁のいめーじはたしかにあります。タイトルの「鬼平犯科帳」も桃色で。じゃっかんくにゃくにゃしてますね。で、
【少女マンガ読者のみなさまへ。――超絶エリート、しかも妻ラブ。お江戸のスパダリに萌えませんか。】
とのことです。もちろん(?)表紙のメインはドアップの長谷川平蔵。
うーーーーーーん
スパダリね。言葉の舌触りが昭和とかバブルっぽいんですが、どうも近頃用いられている言葉らしいんですよね。
いや、でも、
うーーーーーーん(2回目)
まあ少女漫画でも骨太の男性が登場したり好まれたりっていうのはちょいちょいあって、極端なケースではありますが「俺物語!!」という例もあったことですし。
いいんじゃないですかね(適当)
【少女マンガ読者のみなさまへ。――超絶エリート、しかも妻ラブ。お江戸のスパダリに萌えませんか。】
とのことです。もちろん(?)表紙のメインはドアップの長谷川平蔵。
うーーーーーーん
スパダリね。言葉の舌触りが昭和とかバブルっぽいんですが、どうも近頃用いられている言葉らしいんですよね。
いや、でも、
うーーーーーーん(2回目)
まあ少女漫画でも骨太の男性が登場したり好まれたりっていうのはちょいちょいあって、極端なケースではありますが「俺物語!!」という例もあったことですし。
いいんじゃないですかね(適当)
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ラノベ風
タイトルは「おにへい! 俺の剣がチートすぎて今日もお江戸が平和な件」
2例目にしてタイトルに改変を加えてきました。
しかもこれ、日常系が流行っていた頃の〝タイトルはひらがな4文字〟とその後に流行った〝作品内容と雰囲気を説明する長めのタイトル〟が混ざっているのですがだいじょうぶなのでしょうか。
PRを確認してみましょう。
【ラノベ読者のみなさまへ。ツンデレ美少女はいませんが、俺TUEEEEEEEは味わえます。】
〝異世界転生ものタイトル〟の文脈ですね。
とうか「美少女いないのかよ!」という気持ちが強いですね。
2例目にしてタイトルに改変を加えてきました。
しかもこれ、日常系が流行っていた頃の〝タイトルはひらがな4文字〟とその後に流行った〝作品内容と雰囲気を説明する長めのタイトル〟が混ざっているのですがだいじょうぶなのでしょうか。
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〝異世界転生ものタイトル〟の文脈ですね。
とうか「美少女いないのかよ!」という気持ちが強いですね。
BL風
タイトルはそのまま「鬼平犯科帳」
毎回そうなんですが原作者の〝池波正太郎〟の文字が絶妙に配置されてていいですね。これ池波先生が健在の頃だったら不可能な企画だったのではなかろうか。
PRを確認していきます。
【BL読者のみなさまへ。古典にして究極! 「侍」ジャンルを見逃すな!】
完全に〝普通〟ですね。おどろくほどに〝常識的〟です。
表紙は流行(?)に乗って際どい色を使っていますが、タイトルのフォントがオシャレだったり実はかなり無難にまとまっている気がします。
毎回そうなんですが原作者の〝池波正太郎〟の文字が絶妙に配置されてていいですね。これ池波先生が健在の頃だったら不可能な企画だったのではなかろうか。
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完全に〝普通〟ですね。おどろくほどに〝常識的〟です。
表紙は流行(?)に乗って際どい色を使っていますが、タイトルのフォントがオシャレだったり実はかなり無難にまとまっている気がします。
映画風
ドラマを見ろよ! って思うのはわたしだけなんでしょうか。
ポスターのタイトルは「THE ONIHEI NOTE」
あ、犯科帳ってNOTEになるんですね。うーん。まあいいか。
PRはこうです。
【映画ファン必読! ハリウッドよ、これがリアル・サムライ・アクションDA! 極限状態の大江戸をかつてないスケールで描くクライム・アクションの最高峰!】
クライム・アクション。犯罪活劇。まあこれも多分正しいですね。
でもなんか左上に《Edo city is burning!!!!》とか書いてあるんですよ。
これ燃やす方の煽り文句じゃないですか?
あと、やっぱりこう、なんていうんですかね。どうしても〝ドラマを見ろよ!〟っていう思いが拭えないですね。
でもシリアスな時代劇漫画をハリウッドで映画化ないしアニメ化するのはおもしろい企画だと思うんですよね。日本の時代劇は時代劇用の演出とか効果が多いですが劇画となるとハリウッドのそれに近い文脈を持っていると思うので。
あ、犯科帳ってNOTEになるんですね。うーん。まあいいか。
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クライム・アクション。犯罪活劇。まあこれも多分正しいですね。
でもなんか左上に《Edo city is burning!!!!》とか書いてあるんですよ。
これ燃やす方の煽り文句じゃないですか?
あと、やっぱりこう、なんていうんですかね。どうしても〝ドラマを見ろよ!〟っていう思いが拭えないですね。
でもシリアスな時代劇漫画をハリウッドで映画化ないしアニメ化するのはおもしろい企画だと思うんですよね。日本の時代劇は時代劇用の演出とか効果が多いですが劇画となるとハリウッドのそれに近い文脈を持っていると思うので。