リチャーズが見事ストーカー4人を倒してしまったものだから、キリアンは偽のビデオを流して観衆を騙します。
via ameblo.jp
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リチャーズ、反撃開始!!
via i.kinja-img.com
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主人公が犯罪者に仕立て上げられ、なおかつ殺人ショーに参加するという常識ではありえないストーリーですが、敵が個性的でとても面白いです。
映画解説
テレビ局の持つ暴力性とか政府の言論統制、ねつ造の恐ろしさを描いているのかもしれないが、そんなことはどうだっていいのだ。というか、もしもそんなメッセージがあったとしても、バカな連中がバカな殺人ショーに熱狂している姿によって、完全に消え失せてしまう。
出てくる奴らはみんなバカ。リチャーズは、いかにもギャーギャー騒ぎそうな女アンバーを人質にする。で、やっぱり騒がれて捕まってしまう。
アンバーは能無しの上に、ヒロインとしての魅力さえ持っていない。それはキャラ設定よりも、演じる役者の問題ではあるが。
「ランニング・マン」が始まると、まずペラペラの電子ロックに合わせて、レオタード姿の姉ちゃん達が頭パッパラパーな状態でダンスを踊る。ただそれだけで、なぜか観客は熱狂して立ち上がり、リズムを刻んだりする。情けないことに、このマヌケなダンスシーンがムダに長いんだ。
「ランニング・マン」のストーカーは、まず殺人スティックを使う巨漢サブゼロ。アイスホッケーのキーパーのようなスタイルで襲ってくる。続いては、電動ノコギリとチェーンを振り回すバズソーが登場。
彼はバイクに乗って襲ってくる。お次は、電飾だらけの鎧を着けたローマ兵士モドキみたいなダイナモ。こいつはオペラを歌い、装甲車でやって来る。最後は火炎放射器を使うファイヤーボール。
しかし、リチャーズは圧倒的に強いので(というか敵が圧倒的に弱いので)、大したピンチも迎えずに、敵を次々と倒して行く。
リチャーズにはラフリンやワイスのような、政府の謀略を暴こうとする正義感は無い。最初は「ただ逃げる」とことだけを考えていたリチャーズだが、ストーカーと戦う彼の様子は、明らかに殺人ゲームを楽しんでいる。とても「謀略に巻き込まれた不幸な主人公」には見えない。
キリアンを退治してハッピーエンドというのは、かなりムチャな話だ。だって彼は単なる司会者に過ぎないのよ。番組にはプロデューサーがいるし、テレビ局には局長がいる。そういう連中を倒さない限り、同じような殺人番組が続く可能性は高いでしょうに。
それに、例え「ランニング・マン」が無くなったとしても、警察国家と化した政府がマスコミを管理しているという状況は変わらないでしょ。つまり、リチャーズの行動ってのは、テレビ番組の司会者を1人始末しただけという、かなりチープなもの
視聴率トップの殺人ゲーム・ショー「ランニングマン」の演出
キリアン:『世界中で一番イカシテルTVショーは何という番組かな~?』
客:『ランニングマーン!!』
キリアン:『世界一イカシテルTVタレントは~?』
客:『キリアーン!』
キリアン:『もう一度ぉ!』
客:『キリアーン!』
キリアン:『決まったぁぁ!』
世界一イカシテルTVではなく、世界一イカレテルTVではないでしょうか。
テーマ曲
映画の主題歌は、歌手のジョン・パーが歌っています。
通りすがり 2019/7/13 16:15
映画評論の中でキリアンのことをただの司会者としていますが
確かキリアンはプロデューサー兼司会者、と記憶しているのですが。。。