映画 「ツルモク独身寮」 概要
高校を卒業して、東京のツルモク家具に就職した青年と、彼の恋人や仲間たちとの青春模様を描く。窪之内英策原作の同名コミックの映画化で、脚本・監督は「十六歳のマリンブルー」の今関あきよし。共同脚本は大石静と大嶋拓。撮影は「ぼくらの七日間戦争2」の鈴木耕一がそれぞれ担当。
あらすじ
高校を卒業し四国から上京、ツルモク家具に就職した正太。まだ寮生活に慣れない正太の楽しみは、田舎に残してきた恋人のともみとの電話だった。そんなある日、独身寮のマドンナ・みゆきの着替え姿を偶然見てしまう。翌日、みゆきを意識する正太に同室の先輩・杉本は、みゆきには元ツルモク家具社員で、今はロックバンドのボーカルとして活躍するサトシという恋人がいると告げる…。
数日後、寮長の誕生会で泥酔した正太は、みゆきに介抱されるが、そのままみゆきの部屋に泊まってしまう。翌朝、それがバレてしまい、二人は外出禁止処分になるが、それがきっかけで親しくなり、サトシのロックコンサートへ行く。そこでみゆきの寂しそうな表情を目にした正太は、苦い思いをしながらも慰めるが、その夜、寮に戻った二人を待っていたのは松山にいるはずのともみだった。
仲がいい正太とみゆきの姿を見たともみはいたたまれなくなり飛び出して行く。一方、そのころ杉本は、レイ子という財閥令嬢につきまとわれ、迷惑するが彼女の一途な思いに次第に魅かれていく。そんな仕事仲間の生き方や、みゆきとともみの狭間で揺れ動いて行く正太は、みゆきへの思いが捨て切れず、サトシに会いにいき、暴力事件を起こしてしまう。それによって自分の生きる道を見つけたかのように、正太は松山にいるともみに会いにいくのだった。
鑑賞レビュー
原作と違いすぎるとか、突っ込みどころ満載だけど、原作を知らない人にとっては無理なく見られるんじゃないかな。
意外とおもしろい。
コミックと混同せずに観るのが一番。
ちょっと古くさい映画だけど、俳優の演技とかじっくり観てると楽しい。
「ツルモク家具」のモデルとなった会社
via www.seiloo.co.jp
この「ツルモク家具」のモデルとなった会社は、かつて作者が勤務していた「カリモク家具」である。また、寮の建屋は東京急行電鉄田園都市線・市が尾駅近辺に存在していた、作者の知人が勤務していた会社の独身寮がモデルになっている。
同社はこの映画のロケにも協力しています。
原作漫画も青春してました!
『ツルモク独身寮』(ツルモクどくしんりょう)は、窪之内英策の漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で1988年(昭和63年)16号から1991年(平成3年)21・22合併号まで連載された。
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