戦国時代を題材にした映画・TVの中で「上杉謙信」を演じた印象に残る俳優たち②【1980年代中盤~1990年代中盤】
2018年4月13日 更新

戦国時代を題材にした映画・TVの中で「上杉謙信」を演じた印象に残る俳優たち②【1980年代中盤~1990年代中盤】

「戦国時代を題材にした映画・TVの中で「上杉謙信」を演じた印象に残る俳優たち①【1960年代中盤~1980年代初期】」の続編です。読者の方は、「上杉謙信」と聞くと何をイメージされますか? イメージされることは結構多いとは思われますが、私の場合は、「川中島の戦い(4回目)」という修羅場において、武田信玄と壮絶な一騎打ちを演じているイメージですね!?。 やはりこれは映画・テレビの見すぎでしょうか(^_^;)??

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川中島の戦いとは??

戦国時代,甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信とが,信濃更級郡の犀川と千曲川との合流点,川中島で天文 22 (1553) 年頃から永禄7 (64) 年頃まで数度にわたって行なった戦いの総称。武田信玄は,本国甲斐より信濃に攻め入り,天文 16年頃から北信の村上義清攻略の軍を起した。同 22年4月,信玄に敗れた村上義清は同年8月,越後に逃れて上杉謙信に頼ったことから謙信対信玄の川中島の戦いが始った。合戦は数多く行われたが,そのうち同 22年8月,弘治1 (55) 年7月,同3年4月,永禄4 (61) 年9月,同7年8月の5度の合戦が明らかである。最も有名なのは,永禄4年9月1日夜から翌2日午後にかけて展開された戦いである。謙信は,8月 14日,1万 3000人余と称する兵を率いて居城春日山城を出発し,北国街道から信濃善光寺平に入り,武田方の高坂昌信の守る海津城の東方妻女山に布陣した。一方,信玄は,同月 18日,2万人余といわれる兵を率いて甲府を出発し,同 24日,川中島をへだてて妻女山を東南にみる茶臼山に布陣した。信玄は,1分隊に妻女山を襲わせ,これによって妻女山を下る謙信を,本陣を含む残る1隊で川中島に迎え討つ策を立て,9月1日夜半これを実行した。一方,謙信は,これより早く妻女山を下り,9月2日未明,川中島に信玄と対戦するにいたった。これは,両軍本陣同士の戦いとなり,謙信みずからが大刀をもって信玄に切りつけたというほどの激戦であった。勝敗は,結局決しなかったが,川中島の地は,以降武田方の領有に帰した。
武田信玄(左)・上杉謙信(右)一騎討像 長野市八幡原史跡公園

武田信玄(左)・上杉謙信(右)一騎討像 長野市八幡原史跡公園

川中島の近くにある長野市八幡原史跡公園には信玄と謙信が刃を交えたイメージ像があるが、私がまさに上杉謙信をイメージすると、このような姿になるんですけど、私だけでしょうか?!

『天と地と』(1969)の川中島の戦い

当時、私は高校生でしたが、この番組で上杉謙信のイメージが固まってしまったような??・・・

大河ドラマの武田 信玄(1988)での川中島の戦い(28話)

同じ大河ドラマですが、演出が若干違って、謙信(柴田恭平)が白頭巾を被っていません。でも何かしょぼい感じしません??。

さて、前置きはそろそろにして、本題へ!!

女人の視点で見た武田家や周囲の愛憎劇『おんな風林火山』!!

『おんな風林火山』(おんなふうりんかざん)は、1986年10月12日 - 1987年3月1日にかけて、TBS系列で毎週日曜20:00〜20:54に放送された時代劇ドラマである。

主演の鈴木保奈美にとっては初の主演作でもある。武田信玄の五女松姫と、織田信長の嫡男信忠の悲恋の物語。当初26回の放送予定が、当時の裏番組が好調だったため、あおりで芳しくなく、16回で打ち切りとなった。

永禄4年(1561年)、武田信玄と上杉謙信による川中島血戦の日、姫誕生の報せを受けた信玄は、勝利を導いてくれた守り神として松姫と名づけた。やがて松姫は数奇な運命をたどることとなる。野望に燃える武田信玄は娘たちを政略結婚させていく。五女の松姫も織田信長の息子・信忠との許婚の縁を結ぶ。しかし武田と織田の同盟が崩壊、敵友に分かれて戦うことになる。
山下真司

山下真司

本名 山下 真司
生年月日 1951年12月16日(66歳)
出生地 山口県下関市
身長 183 cm
血液型 B型
ジャンル 俳優・タレント
活動期間 1975年 -

この人はどうしても現代劇の臭いが強いため、時代劇ではあまり良い印象がないんですけどね!!。

『あぶない刑事』の柴田恭兵が今度は『武田信玄』の相棒に!!

中井貴一主演 大河ドラマ 武田信玄 完全版 第壱集 D...

中井貴一主演 大河ドラマ 武田信玄 完全版 第壱集 DVD-BOX 全7枚【NHKスクエア限定商品】

『武田信玄』(たけだしんげん)は、NHKが1988年1月10日から12月18日に放送した第26作目の大河ドラマ。全50回。甲斐の戦国大名である武田信玄(晴信)が主人公。 原作は新田次郎の歴史小説の『武田信玄』と『武田三代』。
戦国最強ともいわれる武将・武田信玄の生涯を、母である大井夫人が物語るという形式で描かれたドラマ。大井夫人を演じた若尾文子さんがナレーションも担当し、毎回、ドラマを締めくくる「今宵はここまでに致しとうござりまする」は、その年の流行語大賞を受賞したほど話題を集めた。
出演は、武田信玄=中井貴一、上杉謙信=柴田恭兵、他に菅原文太、紺野美沙子、大地真央、平幹二朗ほか。
私個人としては、謙信=石坂浩二というイメージが強すぎた帰来があり、柴田恭兵の演技が決して良い悪いではなく、最初は『あぶない刑事』のような少し軽い感じの謙信という印象を受けていたが、回が進むにつれて、こういう謙信もありかなと思うようになった。特に良かったのは、最終回で毘沙門堂にこもり祈祷をあげている謙信の演技だった。
毘沙門天の像の前で、一心不乱に祈祷をあげるうちに、謙信が精神的に毘沙門天に同化してしまい、謙信の精神が徐々に崩壊していく様子を熱演していたのを思い出す。

大金かけて作ったんですけどねえ・・・?!『天と地と』(1990)

天と地と 天の盤 [DVD]

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原作は海音寺潮五郎の同名小説。上杉謙信と武田信玄による有名な“川中島の戦い”を描いた壮大な戦国絵巻。50億円以上の予算を投入してカナダロケを敢行。監督は「キャバレー」以来久々にメガフォンを取った角川春樹。主演の上杉謙信には当時無名に近かった榎木孝明が扮し、宿敵である武田信玄には津川雅彦が扮している。
初め、上杉謙信役には1987年の大河ドラマ『独眼竜政宗』でブレイクした若手男優渡辺謙を抜擢、巨額の制作費を投入し、合戦シーンはカナダ・カルガリーで大規模ロケを行うなど、海外進出も見据えた文字通りの「大作」となるはずであった。しかし、1989年のカルガリー・ロケ中に渡辺が急性骨髄性白血病に倒れ降板、角川が代役にと望んだという松田優作もドラマのスケジュールの都合を理由に起用できず(膀胱癌を患っていた松田は同年秋に死去)、緊急オーディションで榎木孝明を代役に立て、何とか撮影続行・公開に漕ぎつけたのだ。
制作費やエキストラ動員数等々公開前から話題になっただけに人々の期待が大きかったのでしょうか、公開後、意外と厳しい批評が相次ぎました。
「意味不明なシーンが多く、ストーリー性がない」
「人物描写が薄く、感極まらない」
「ラストシーンの上杉軍に対する武田軍の動きは不自然すぎる」等々
大量エキストラを導入した合戦シーンも様々な意見が飛び交い、評価の分かれる作品となったのです。
榎木孝明

榎木孝明

生年月日 1956年1月5日(62歳)
出生地 鹿児島県伊佐郡菱刈町(現:伊佐市)
身長 180 cm
血液型 B型
職業 俳優、画家
活動期間 1978年 -
幼少の頃は1人で絵を描くのが好きな大人しく目立たない泣き虫の子供だったようだ。
しかし、ひ弱な息子を許せない父親から「薩摩示現流」という古武術で厳しく鍛えられたそう。その教えで、芸能界に入ってからも「どんな仕事でも決して手抜きはしない。言い訳はしない。たとえ自分が悪くなくても全て自分が引き受けよう。たとえ損をしても後から来る得が大きい」という心構えで仕事に臨んでいるという。
色々と物議があった映画『天と地と』。今でも、せめて渡辺が謙信を演じていれば、もうちょっと風当たりも良くなったのでは・・・という声も多数上がっているが、私は榎木孝明の「上杉謙信」もありと思っている。榎木のストイックなまでの謙信役に徹する姿勢を評価したい。逆に渡辺謙が謙信役だったら、『独眼竜政宗』のイメージが強いため、もっと評価を下げていたかもしれない。そう思うのは私だけでしょうか??
NHK大河ドラマ 独眼竜政宗 完全版 第一巻 [DVD]

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今(2018年)も大河ドラマ『西郷どん』の島津斉彬訳で出演していますね!!。やっと独眼竜政宗の呪縛から解けたんですかね!!。
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