『とんがり帽子のメモル』(1984年)
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『とんがり帽子のメモル』(1984年)OP - YouTube
第1話のOPです。 LDより。
オープニングテーマ
「とんがり帽子のメモル」
作詞 - TARAKO / 作曲 - 古田喜昭 / 編曲 - 青木望 / 歌 - 山野さと子
オープニングテーマ
「とんがり帽子のメモル」
作詞 - TARAKO / 作曲 - 古田喜昭 / 編曲 - 青木望 / 歌 - 山野さと子
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『とんがり帽子のメモル』のあらすじ
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中部ヨーロッパの山中にあるベレヌ村。そのベレヌ村の湖に浮かぶ小さな島に世界一小さな村、リルル村はある。宇宙船の事故で地球に不時着したリルル星人の住むところだ。リルル星人たちは身長10センチ前後で、皆がとんがり帽子をかぶっている。
リルル村に住むメモルはとっても元気でおしゃまな女の子。両親のいるリルル星に帰る日を夢見ながら、毎日友達のポピット、ルパング、ピーとともに元気に遊びまわる。ある日鷲に襲われた小鳥を助けようとして湖の対岸に迷い込んだメモルが見たのは自分たちと同じ姿形、でも何十倍も大きい女の子がピアノを弾く姿だった。
メモルたちがはじめて見た地球人、マリエルは病弱で孤独な女の子。病気療養のためにベレヌ村の山荘を訪れていたのだった。メモルはマリエルと友達になり、その中でとても大切なことをマリエルに伝えてゆく。
『とんがり帽子のメモル』の主人公「メモル」と準主人公「マリエル・ルグラン」の友情が全編にわたって繊細なタッチで描かれている。
『とんがり帽子のメモル』の主人公「メモル」
『とんがり帽子のメモル』の準主人公「マリエル・ルグラン」(ダブルヒロイン)
マリエル・ルグラン
マリエル・ルグラン
声 - 安田あきえ
準主人公。リルル星人の存在を最初に知った地球人の女の子。14歳。ピアノが得意で、サンロアーヌ芸術学院を療養のため休学中。家族愛に恵まれず、孤独な魂を抱える。メモルとの出会いや交流によって、それまで抱えていた孤独感が解消され、体も元気を取り戻していく。
声 - 安田あきえ
準主人公。リルル星人の存在を最初に知った地球人の女の子。14歳。ピアノが得意で、サンロアーヌ芸術学院を療養のため休学中。家族愛に恵まれず、孤独な魂を抱える。メモルとの出会いや交流によって、それまで抱えていた孤独感が解消され、体も元気を取り戻していく。
本作ではメモルとマリエルの友情が全編にわたって描かれている。
メモルの真っすぐな心がマリエルとの揺ぎのない友情を育む
『とんがり帽子のメモル』第3話「赤いリボンの小さなヘビ」
『とんがり帽子のメモル』第3話「赤いリボンの小さなヘビ」
メモルたちが出会った地球人の女の子は、病気で天国へいってしまいました。こんなにすぐお別れするなんて、悲しすぎる!
女の子のほほにすがって泣くメモルの涙が、奇跡をおこします。女の子が息をふきかえしたのです!ところが女の子は、奇妙なことをつぶやくのでした。「死んでしまっても、よかったのに…」
マリエルという名のその女の子に会いに行きたくて、メモルたちは「赤いリボンのヘビ」を探します。村の大切なことを決める「綱引き大会」を開くためです。見事「ヘビ」を見つけたメモル、ポピット、ルパング、ピーですが、なんと4人だけで村中の大人たちを相手に綱引きすることに…。
メモルたちは、マリエルに会うことを許してもらえるのでしょうか?
女の子のほほにすがって泣くメモルの涙が、奇跡をおこします。女の子が息をふきかえしたのです!ところが女の子は、奇妙なことをつぶやくのでした。「死んでしまっても、よかったのに…」
マリエルという名のその女の子に会いに行きたくて、メモルたちは「赤いリボンのヘビ」を探します。村の大切なことを決める「綱引き大会」を開くためです。見事「ヘビ」を見つけたメモル、ポピット、ルパング、ピーですが、なんと4人だけで村中の大人たちを相手に綱引きすることに…。
メモルたちは、マリエルに会うことを許してもらえるのでしょうか?
リルル村で重大な意思決定の際には綱引きが行われる。これは綱を引く力を加減することで、見かけの人数通りではない結果となる場合がある。
脚本の雪室俊一のアニメ雑誌でのコメントによると、この設定のアイディアは、当時田中角栄がロッキード事件で有罪判決を受けながら選挙ではトップ当選したことから思いついたという。「あそこ(田中の選挙区)に住んでると、田中さんの悪口を内心は思ってたとしても言えないでしょ。(中略)
1つの世界があったらやっぱりそこにも同じように「本音」と「建前」があるわけです。それを絵的に表してみたのが、あの「つな引き」なんですよ。
表向きは田中派についているんだけど、全然力を入れないとかね。」
1985年3月16日には映画が公開され、1985年7月21日にはOVAも発売された。
2015年現在も続く朝日放送の日曜8時30分枠アニメーションの第一作となった作品で、土田勇、名倉靖博らがまるで絵本の中から飛び出したような舞台やキャラクターを産み出した。
ストーリー自体もフランスとスイスの国境近い場所に不時着したリルル星人(姿形は10センチ前後の小人)と地球人の触れ合いを描いたオーソドックスでハートウォーミングなものになっており、大人へも郷愁を煽るものとなっている。
また基本的に、根っからの悪人は出てこない。シリーズ構成は雪室俊一、演出は主に佐藤順一が手がけた。
作品のメインターゲットは小学生以下の低年齢層であったが、中学生以上を対象とするアニメ雑誌でも複数回にわたって記事が掲載され、何度か表紙も飾った。
放映終了直後にはこの時間帯のテレビアニメとしては珍しく、歌を含まないサウンドトラックのLPレコードがリリースされた。主演の渡辺菜生子は魅力あるメモルを演じた本作でブレイクした。