声優デビューまで
大塚明夫さんの父は同じく声優の大塚周夫(ちかお)さんです。ですが、最初から役者を目指していたという訳ではなかったのです。
父親との関係はうまくいっておらず、「誰が役者なんかになるか!」と言っていたのだとか。ですが、ある女性を好きになり、その女性に「男の人は夢があるほうが素敵」とふられてしまいました。その女性には劇団員の彼氏がいたそうです。
そしてならば役者になってやる!と劇団の門をたたくことになります。文学座の養成所である文学座演劇研究所に入るのですが、研究生に残ることができず、1年で辞めることになります。そして井上ひさしさん主宰のこまつ座に入団します。
役者として活動をしますが、生活が苦しかったところ、父から声優の仕事を紹介され、父と同じ道を進むことになったのです。ちなみに、役者になってからは父親との関係は良好になりました。
OVA『あいうえおアニメ 世界名作童話全集』で声優デビューしています。
父親との関係はうまくいっておらず、「誰が役者なんかになるか!」と言っていたのだとか。ですが、ある女性を好きになり、その女性に「男の人は夢があるほうが素敵」とふられてしまいました。その女性には劇団員の彼氏がいたそうです。
そしてならば役者になってやる!と劇団の門をたたくことになります。文学座の養成所である文学座演劇研究所に入るのですが、研究生に残ることができず、1年で辞めることになります。そして井上ひさしさん主宰のこまつ座に入団します。
役者として活動をしますが、生活が苦しかったところ、父から声優の仕事を紹介され、父と同じ道を進むことになったのです。ちなみに、役者になってからは父親との関係は良好になりました。
OVA『あいうえおアニメ 世界名作童話全集』で声優デビューしています。
「楽しいムーミン一家」でムーミンパパ役を演じる
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1988年にOVAに数本出演したのち、TVアニメにも出演することになります。1988年の
「F-エフ」がテレビアニメデビュー作ですね。
はじめは端役が多かったですが、1990年に「楽しいムーミン一家」でムーミンパパ役に選ばれます。
「楽しいムーミン一家」は1990年4月から1991年10月まで1年半放送。その後1991年10月から1992年3月まで「楽しいムーミン一家 冒険日記」が半年間放送されました。これは海外製作文の契約が終了したのち「冒険日記」とつけることで新しいアニメを制作していたのです。テレビ東京の看板番組だったんですよね。ですが世界観は少し変わっていてコミカルな内容が多くなっていました。
さらに2015年の映画「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス」でもムーミンパパ役を演じられています。15年ほど経っているのでキャストが一掃しそうなものですが、ほとんどのキャストは続投でした。「楽しいムーミン一家」は大塚明夫さん以外も豪華キャスト。今でも皆現役というのもすごいです。
「F-エフ」がテレビアニメデビュー作ですね。
はじめは端役が多かったですが、1990年に「楽しいムーミン一家」でムーミンパパ役に選ばれます。
「楽しいムーミン一家」は1990年4月から1991年10月まで1年半放送。その後1991年10月から1992年3月まで「楽しいムーミン一家 冒険日記」が半年間放送されました。これは海外製作文の契約が終了したのち「冒険日記」とつけることで新しいアニメを制作していたのです。テレビ東京の看板番組だったんですよね。ですが世界観は少し変わっていてコミカルな内容が多くなっていました。
さらに2015年の映画「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス」でもムーミンパパ役を演じられています。15年ほど経っているのでキャストが一掃しそうなものですが、ほとんどのキャストは続投でした。「楽しいムーミン一家」は大塚明夫さん以外も豪華キャスト。今でも皆現役というのもすごいです。
「見ると強くなる 痛快!横綱アニメ ああ播磨灘」では主演!
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1992年には「見ると強くなる 痛快!横綱アニメ ああ播磨灘」で主役の播磨灘勲を演じました。
モーニングに連載されていた「読むと強くなる横綱漫画 ああ播磨灘」をアニメ化した作品。タイトル通り、主人公は横綱で相撲界を舞台にしたアニメです。相撲界を舞台にしたアニメは非常に珍しいですよね。
大塚さんが演じた播磨灘は、最初から横綱として登場。だんだん強くなっていくという王道パターンではなく、「絶対に負けられない」という宿命を背負っていて、次々に強敵が現れていくというお話でした。
主人公はどんどん超人人になっていく一方、敵であるライバル力士の人間模様はしっかり描かれていて、主人公ではなく敵に感情移入するように作られている作品でした。
ちなみにこの年は「ヨーヨーの猫つまみ」でも主演のヨーヨーを演じていますよ。
モーニングに連載されていた「読むと強くなる横綱漫画 ああ播磨灘」をアニメ化した作品。タイトル通り、主人公は横綱で相撲界を舞台にしたアニメです。相撲界を舞台にしたアニメは非常に珍しいですよね。
大塚さんが演じた播磨灘は、最初から横綱として登場。だんだん強くなっていくという王道パターンではなく、「絶対に負けられない」という宿命を背負っていて、次々に強敵が現れていくというお話でした。
主人公はどんどん超人人になっていく一方、敵であるライバル力士の人間模様はしっかり描かれていて、主人公ではなく敵に感情移入するように作られている作品でした。
ちなみにこの年は「ヨーヨーの猫つまみ」でも主演のヨーヨーを演じていますよ。
「ブラック・ジャック」では代役から主役に!
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1993年のOVA「ブラック・ジャック」では主役のブラック・ジャックを演じています。1993年以降のアニメ作品ではすべて大塚さんが演じているのですが、実は元々キャスティングされていたのは大塚さんではなかったのです。
元々は俳優の内藤剛志さんがブラック・ジャックを演じる予定だったのですが、急病のため降板。大塚さんは別の役で出演する予定だったのですが、監督から声がかかり、ブラック・ジャックを演じることになったのです。
その後、OVA・劇場版・テレビスペシャル・テレビレギュラーとすべての作品で大塚さんがブラック・ジャックを演じているので好評だったのでしょうね。また、アニメ『ヤング ブラック・ジャック』では、現在のブラックジャックとしてナレーションを務めています。
元々は俳優の内藤剛志さんがブラック・ジャックを演じる予定だったのですが、急病のため降板。大塚さんは別の役で出演する予定だったのですが、監督から声がかかり、ブラック・ジャックを演じることになったのです。
その後、OVA・劇場版・テレビスペシャル・テレビレギュラーとすべての作品で大塚さんがブラック・ジャックを演じているので好評だったのでしょうね。また、アニメ『ヤング ブラック・ジャック』では、現在のブラックジャックとしてナレーションを務めています。
ゲーム「メタルギア」シリーズも思い入れのある作品
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1998年に発売されたゲーム「メタルギア」では主人公のソリッド・スネークを演じています。このゲームシリーズは2015年まで続いていて、大塚さんがずっと主人公を担当しているため、ご本人にとってもかなり印象深い作品だそうです。
ゲームクリエイターは大塚さんの普段の動作や癖も参考にゲームを作られているそうです。
そしてこのゲームのテーマの1つが「父を超える」であるということも大塚さんにとって思い出深い理由なのではないでしょうか。
『メタルギアソリッド4』では大塚明夫さん演じるソリッド・スネークの父親、ビッグ・ボスが登場します。このビック・ボスの役は父親である周夫さんが担当し、親子共演となったのです。
この時は親子役で共演していますが、『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』や『バビル2世』では同じ役の壮年期と老年期を2人で演じたこともあるんですよ。
役者になる前は反りが合わなかった父親との関係ですが、役者になったことで気持ちが分かるようになったそうです。明夫さんは「俳優として一番大切なものを遺してもらった」「血だ」とも話していたそうです。それがうれしかったと周夫さんは何度も話されていたんですよ。
周夫さんは残念ながら2015年に亡くなっています。明夫さんは『忍たま乱太郎』の山田先生、『妖怪ウォッチ』での『鬼太郎』のねずみ男、リブート版の『チキチキマシン猛レース』のブラック魔王、『キングダム ハーツ』シリーズのマスター・ゼアノートと周夫さんの役を引き継がれていますよ。
ゲームクリエイターは大塚さんの普段の動作や癖も参考にゲームを作られているそうです。
そしてこのゲームのテーマの1つが「父を超える」であるということも大塚さんにとって思い出深い理由なのではないでしょうか。
『メタルギアソリッド4』では大塚明夫さん演じるソリッド・スネークの父親、ビッグ・ボスが登場します。このビック・ボスの役は父親である周夫さんが担当し、親子共演となったのです。
この時は親子役で共演していますが、『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』や『バビル2世』では同じ役の壮年期と老年期を2人で演じたこともあるんですよ。
役者になる前は反りが合わなかった父親との関係ですが、役者になったことで気持ちが分かるようになったそうです。明夫さんは「俳優として一番大切なものを遺してもらった」「血だ」とも話していたそうです。それがうれしかったと周夫さんは何度も話されていたんですよ。
周夫さんは残念ながら2015年に亡くなっています。明夫さんは『忍たま乱太郎』の山田先生、『妖怪ウォッチ』での『鬼太郎』のねずみ男、リブート版の『チキチキマシン猛レース』のブラック魔王、『キングダム ハーツ』シリーズのマスター・ゼアノートと周夫さんの役を引き継がれていますよ。
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