ちり紙交換
ちり紙交換とは、家庭で要らなくなった紙を、ちり紙やトイレットペーパーと物々交換することを通じて、回収すること。
ちり紙交換は、回収を行う業者にとっては、集めた紙を売ることによって利益を得ることができ、家庭では不要なものから有用なものを得ることができ、また、回収した紙はリサイクルされるので環境にも良い、ということで理想的な古紙回収方法とされていた。
ちり紙交換は、回収を行う業者にとっては、集めた紙を売ることによって利益を得ることができ、家庭では不要なものから有用なものを得ることができ、また、回収した紙はリサイクルされるので環境にも良い、ということで理想的な古紙回収方法とされていた。
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古紙回収 - YouTube
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「ちり紙交換」を題材にした漫才やコントもお馴染みでした
ドリフターズ83 ちり紙交換 - YouTube
ドリフターズのコント.
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ちり紙交換車はなぜいなくなったのか
正確にはまだ存在しますが、その数はめっきり少なくなってしまいました。
ちり紙交換業者の形態は2つ。
-古紙再生業者の社員(委託・アルバイトも含めて)
-自営でちり紙交換業を営む。
古紙再生業者は新聞店や自治体などと契約して新聞紙などの回収に回ります。
この時、それぞれの依頼主から「回収における費用」を貰って請負います。
自治体などは「補助金」という名目で出しているようです。
一方、私たちの家の近所を「毎度おなじみの・・・」と回っていた人たちの給料は「出来高払い」で、集めた分を古紙再生業者に売っています。
以前は新聞が1kgで10円前後の値がついていましたので、2t積みのトラックいっぱい持ち込めば2万円くらいにはなっていました。
ところが今は1~2円の世界にまで買取価格が下落。
ちなみに古紙再生業者は、古紙をちり紙交換業者から1kg10円で買って、それをたとえば30円で輸出して利益にしていました。
ところが、為替レートや途上国の経済事情などにより輸出価格は下落してしまい「うまみ」がなくなっってしまったのです。
というわけで、親元が止めれば子もやめます。
よって純粋にフリーのちり紙交換はいなくなりました。
今は細々と「補助金」で食べている所が多いようです。
ちり紙交換業者の形態は2つ。
-古紙再生業者の社員(委託・アルバイトも含めて)
-自営でちり紙交換業を営む。
古紙再生業者は新聞店や自治体などと契約して新聞紙などの回収に回ります。
この時、それぞれの依頼主から「回収における費用」を貰って請負います。
自治体などは「補助金」という名目で出しているようです。
一方、私たちの家の近所を「毎度おなじみの・・・」と回っていた人たちの給料は「出来高払い」で、集めた分を古紙再生業者に売っています。
以前は新聞が1kgで10円前後の値がついていましたので、2t積みのトラックいっぱい持ち込めば2万円くらいにはなっていました。
ところが今は1~2円の世界にまで買取価格が下落。
ちなみに古紙再生業者は、古紙をちり紙交換業者から1kg10円で買って、それをたとえば30円で輸出して利益にしていました。
ところが、為替レートや途上国の経済事情などにより輸出価格は下落してしまい「うまみ」がなくなっってしまったのです。
というわけで、親元が止めれば子もやめます。
よって純粋にフリーのちり紙交換はいなくなりました。
今は細々と「補助金」で食べている所が多いようです。
20~30年前まで「毎度おなじみのちり紙交換車でございます。古新聞、古雑誌、ぼろ切れ、ダンボールなどがございましたら・・・」とか言って町をぐるぐると回っていたあのトラック、どこへ行ってしまったのでしょう。同じ時期に町を回っていた「たけや~、さおだけ~」のさおだけ屋は潰れないのに、ちり紙交換はなぜか潰れてしまったようです。
ちり紙交換自体は歴史ある職業です。ところが70年代に入ってからとんでもない参入者がありました。行政です。
オイルショック以来の節約ムードの中で、1973年、当時の通産省は全国に古紙回収のモデル都市を指定しました。それを機に国中の自治体・地区・学校・老人会などが資源回収を始めるのです。
行政は回収した資源の代わりに奨励金(報奨金)を税金から出しましたので、地区や学校にとってはけっこうな収入になったのです。
しかしちり紙交換屋さんの方はたまりません。
この方たちはガソリン代を使った上に自腹でトイレットペーパーを買ってそれで古紙を集めていたのに、自治体は無料のボランティアで集めてしまうのです。しかも必要経費(奨励金)は税金から出しますから少しも懐が痛まない。これでは勝負になりません。
しばらくはがんばりましたが、1990年代に古紙の相場が崩れると、このちり紙交換はもう成り立たなくなります。
かくして古紙の回収は行政とその指定業者に独占されることになります。
古紙、といえば「わら半紙」はどうなったでしょう
【わら半紙】昔は藁が原料の「藁半紙」、近年では再生紙や中質紙、更紙などをかつての名残で「わら半紙」と呼んでいます。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
よく引っかかり、よく破れたわら半紙との付き合いは、まさに腐れ縁。そんなわら半紙、かつては「藁半紙」でしたが近年では中質紙や再生紙を「わら半紙」と呼んでいるようで、「わら半紙」という言葉自体も随分と聞かなくなったものです。
ちり紙交換の歌でお別れしましょう
ちり紙交換の歌 / はまだけんぢ - YouTube
via www.youtube.com
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住民は、呼びかけを聞くと、業者を呼び止めて、普段から溜めておいた新聞紙や雑誌を差し出した。拡声器で流れる呼びかけは、「まいどーおなじみ、ちり紙交換車(廃品回収車)でございます。古新聞、古雑誌、ぼろ切れ、ダンボールなどがございましたら・・・」というもので、良く知られていた。