隠れた天才作家「中島らも」について熱く語る!
2015年12月2日 更新

隠れた天才作家「中島らも」について熱く語る!

高名な作家さんはたくさんいらっしゃいますが、まるでジェットコースターのような人生を歩んでこられた天才作家、中島らもさん。みなさんはこの方をご存知でしたか?

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中島らもってどんな人??

中島らも

中島らも

■プロフィール
1952年4月3日兵庫県尼崎市生まれ
大阪芸術大学放送学科卒。

■略歴
1984年-1994年「朝日新聞」の「明るい悩み相談室」で注目を浴びる
1996年にはロックバンド「PISS」結成。
解散後、 新バンド「らも&MOTHER’S BOYS」でヴォーカル・サイドギター担当。

2004年7月26日階段から転落し、脳挫傷、外傷性脳内血腫のため死去。享年52。
中島 らも(なかじま らも、1952年4月3日 - 2004年7月26日)は、兵庫県尼崎市出身の小説家、戯曲家、随筆家、俳優、コピーライター、広告プランナー、ミュージシャン。笑殺軍団リリパットアーミー主宰、自主的団体「全国まずいもの連盟」会長[1]。本名は中島 裕之(なかじま ゆうし)。「らも」というペンネームの由来は、無声映画時代の剣戟俳優羅門光三郎から。当初は「羅門」「Ramon」「らもん」等のペンネームで雑誌に詩の投稿をしており、仲間内でも「らもん」を名乗っていたが「読者に名前を覚えてもらいやすいように」と現ペンネームに改名した。本稿では原則として「らも」で表記する。一男一女の父で、長女は作家の中島さなえ。

生い立ちから学生時代

兵庫県尼崎市の国鉄(現JR西日本)立花駅近くで開業歯科医をしていた父親の次男として生を受ける。
尼崎市立七松小学校に入学。10歳の時、母親の勧めで神戸市立本山第一小学校に転入。友人からの遊びの誘いを断って偉人伝を読む子供だった。


名門灘中学校に、8位の成績で合格。ある教師の一言から自分を取り巻いている環境に幻滅し、母親に言いなりの「お勉強ロボット」になっていたことに気づいたらもは、灘中学校から灘高校在学中にかけ、飲酒や薬物、ロックや深夜ラジオ、貸本、山田風太郎、白土三平、ギター、バンド活動(バンド名“ごねさらせ”[3])、万引き、スナックのバンドマン、漫画投稿、自慰に没頭して成績が急降下。『月刊漫画ガロ』の新人マンガ賞に入賞するが、「長いのでページ数を半分にしてくれ」と言われ根が尽き、漫画家になることを諦める。授業もテストも受けずに番外で灘高校を卒業。

1年間のフーテン生活の後大阪芸術大学芸術学部放送学科に入学。授業にあまり出なかったので友達はほとんどおらず、何もせず時間を潰していたという。1971年、神戸三宮のジャズ喫茶で神戸山手女子短期大学の学生だった長谷部美代子と知り合い、1975年に小林聖心女子学院図書室で司書として働いていた長谷部と4年間の交際の末結婚。2LDKのアパートで新婚生活をスタートさせ、翌年4月に長男が誕生。らもは学生と主夫の兼業をこなし1976年に大学を卒業。卒業論文は放送倫理規定について。
もうこれだけでも破天荒というか、一般人には真似のできない天才的な生き方を感じさせられます。

営業マン時代、を経てコピーライターに

かねてつ食品(現・カネテツデリカフーズ)[10]をスポンサーに1982年、雑誌『宝島』に同社の広告として『啓蒙かまぼこ新聞』を企画。翌1983年の『微笑家族』(『プレイガイドジャーナル』掲載)と合わせて、広告に不信感を持つ層を敢えてターゲットとし、スポンサーと読者=消費者が一緒になって広告上での遊びを通じてスポンサーに対する関心を持ってもらうという独特の方法で注目を浴びる。


1984年から朝日新聞大阪本社版日曜版「若い広場」で、独特のユーモアを交えた人生相談コーナー『明るい悩み相談室』連載が始まる。
『明るい悩み相談室』は本当におもしろかったです。相談者の真剣な悩みをユーモアを交えて相談しているの読んでいると、悩んでること自体がバカバカしくなって、悩みもすーっと消えていく気がしました。

作家活動時代

有限会社中島らも事務所を設立し作家活動を本格化、宝塚の家には全く帰らなくなり事務所で寝泊りするようになる。戯曲、エッセイ、小説、落語、バラエティ番組の脚本やコントなど、多数執筆。

その「ひねくれたユーモア感覚」で、「関西独特のおかしさ」や「市井の奇人や奇現象」などを描き、多くの読者、ファンを獲得。元来、責任感が強い上に営業マン時代のクセで依頼された仕事を片っ端から引き受けていたらもは「仕事を断る仕事」として女性を電話番に雇う。

多忙な人気作家となるも、飲酒がもたらす酩酊から着想を得ていたらもは連続飲酒を繰り返すようになる。アルコール依存を自覚していたらもは観念して病院に入院。後にこの体験を基に、小説『今夜、すべてのバーで』を書いている。

晩年は処方されていた薬の副作用から自分で書いた文字すら読み返す事に支障をきたすほど視力が低下し、口述筆記で妻に代筆してもらう。持病の躁鬱を繰り返す中ナルコレプシーを発症。更には時間概念の喪失、運動障害、躁状態がもたらす万能感から支離滅裂の言動が度々見られ、減薬と入院治療である程度回復するも飲酒は続けていた。

歯科医である実兄に飲んでいる処方箋を渡すと、これでは副作用が激し過ぎると教えられ減薬を行い他作家の作品が読めるまで視力が回復。

2003年2月に「オランダで尻から煙が出るほど大麻を吸ってきた」と大阪のラジオ番組で公言。その数日後に大麻取締法違反などで逮捕された上、冷蔵庫から干からびたマジックマッシュルームも見つかる。大阪地方裁判所での初公判では弁護士から自重するよう求められていたにも関わらず持論の「大麻開放論」を展開。

同年5月26日に懲役10ヶ月、執行猶予3年の判決を受ける。同年の夏、自らの獄中体験をつづったエッセイ『牢屋でやせるダイエット』を出版、手錠姿でサイン会を開くなど精力的に活動を再開した。
とにかく知識量がものすごく多くて、書いてる内容もくだらなく面白いのから、背中がぞっとするようなホラーまで幅広く執筆されていて、次はどんな内容を書いてくれるんだろうと、期待させてくれる飽きのこない作家さんでした。

またジャンキーで危ういところが多々ありましたが、人として大変魅力ある方でした。

突然の死

2004年7月15日、三上寛、あふりらんぽのライブに飛び入り参加、終演後に三上寛と酒を酌み交わし別れた後、翌16日未明に神戸の飲食店の階段から転落して全身と頭部を強打。

脳挫傷による外傷性脳内血腫のため神戸市内の病院に入院、15時間に及ぶ手術を行うも脳への重篤なダメージにより深刻な状態が続き、自発呼吸さえできない状態に陥る。

入院時から意識が戻ることはなく、事前の本人の希望に基づき、人工呼吸器を停止。同月26日午前8時16分に死去。享年52[11]。故人の生前の希望で葬式は身内と近親者のみで密葬として行われた。遺骨は夫人の手で散骨され墓は無し。同年12月に中島らも事務所閉所。
生前から中島らもさんは自身の生死観についていろいろ語っておりました。52歳という余りにも早い死に惜しまれる声は多いかと思いますが、らもさんらしい逝きかただったんじゃないかなぁと思います。

ギャグあり、ホラーありの作品は本当にいつも期待を裏切らない、そんな作家さんでした。

いろんな作品で名言も残していらっしゃって、人生の指針となる道を授けてくれたように思います。

気になった方は是非一度手にとって読んでみてくださいね!
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