メグ・ライアンといえば『恋人たちの予感』1989年
原題「When Harry Met Sally...(ハリーがサリーに出会ったとき)」
ある男女の11年にわたる愛と友情の軌跡を描く。製作・監督は「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー、共同製作はアンドリュー・シャインマン、脚本はノーラ・エフロン、撮影はバリー・ソネンフェルド、音楽はハリー・コニツク・ジュニアが担当。出演はビリー・クリスタル、メグ・ライアンなど。
日本で言えばさしずめ「クロワッサン」世代の彼女が、実に11年間の「友達」づきあいの末、大っ嫌いだったはずの悲観主義者ハリーとの結婚を選ぶ、というある意味70年代の女性解放運動を全面的に否定するかのようなこの作品が、アメリカはもちろん日本でも、女性達から圧倒的な支持を得たことは実に興味深い事実である。
When Harry Met Sally... (1989): Trailer HQ - YouTube
【動画2分5秒】予告編
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銀座のみゆき座で公開初日に観賞しました。上映前に淀川長治氏が登壇し、どんなに粋で素敵な映画か、絶妙なトークで話してくださいました。懐かしいですね。小柄で、実に品の良いきれいなおじいちゃんでした。
10代の時、お正月の深夜にテレビで流れてて鼻くそホジリながら見てたらドンハマりし、翌日速攻でレンタルして見たのが懐かしい。30代も半ばを超え当時は憧れの世界だったのに今はワリと日常と変わらない世界で驚いた。というか、もう自分があのビリー・クリスタルより歳上になったという事実。でも見終わった後の気持ちはあんま変わんないモノで不思議。
そして当時、試写室が静まりかえったという名シーン
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レストランで絶頂演技のシーンは、彼女が持ちかけた案らしいですね。
しかも自分で持ちかけておいてやっぱり恥ずかしく、ロブ・ライナーの演技指導に入ったと。
メグ・ライアンは、このシーンで、一気にスターダム路線を駆け上がりました。
恋人たちの予感 Oh,Oh,Got! Oh,YES!,YES!,YES!,YES!,YES!,YES!,Oh! - YouTube
【15秒】周囲とスピーカー音量ご確認ください。音量にご注意ください。
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なんでも監督のロブ・ライナーは、女性脚本家の「女はsexのとき逝ったフリをしてるのよ」という話にかなりショックを受けたらしく、それをそのままシーンに持ち込んでいます。
当時は40歳のバツイチで、十分な女性経験もあったはずでしょうに、信じたくなくて女性スタッフ全員に緊急アンケートを取ったというのですから
監督:ロブ・ライナー