2022年9月12日 更新
昭和の時代に一般的だった「55歳定年制」のせい?最近の54歳に比べてサザエさん「磯野波平54歳」の貫禄が凄いと話題に!!
フジテレビ系列で放送中の国民的アニメ「サザエさん」の9月11日放送分にて、登場人物の磯野波平が自分の年齢を「54歳」と応えるシーンがあり、ツイッターで「磯野波平54歳」がトレンド入りするなど大きな話題となっています。
サザエさんの「磯野波平54歳」がSNSで話題沸騰!最近の芸能人との比較も!!
フジテレビ系列で放送中の国民的アニメ「サザエさん」の9月11日放送分にて、登場人物の磯野波平が自分の年齢を「54歳」と応えるシーンがあり、ツイッターで「磯野波平54歳」がトレンド入りするなど大きな話題となっています。
発端となったのは、自宅を警察と勘違いしてしまった泥酔の波平が、事情聴取風に「磯野波平54歳。家族は妻と子供が3人、長女の夫、その子供と暮らしております」と応えるシーン。「波平が54歳」という設定に驚いた視聴者は多かったようで、「自分より年下なんて」「福山雅治が53歳なのに」といった、自分の年齢や同世代の芸能人との比較で驚く声が続出、ツイッターにおいては一時「磯野波平54歳」がトレンド入りする事態となっていました。
芸能人も「波平とタメ」になるタイミングで反応!!
波平の年齢設定が54歳になっている件ですが、多くの芸能人が自身が54歳になったタイミングで「俺と同い年」という旨をコメントを発表しており、声優・俳優の小山剛志は「磯野波平54歳」がトレンド入りしたタイミングで「俺と同い年なん?!」とツイート。さらに5年前の2017年には松本人志(59)も「磯野波平54歳 タメかー!」とツイートし、自分が波平と同い年になった事実と向き合っていました。
最近の54歳とは違い過ぎる貫禄!昭和の時代に一般的だった「55歳定年制」のせい?
最近の54歳とは違い過ぎる貫禄を醸し出している波平。そもそも「サザエさん」は昭和20年代から40年代の日本を舞台にした作品であり、令和となった現在とは社会制度が異なります。中でも特筆すべきなのは、「55歳定年制」が一般的であった点であり、60歳定年制が義務化され(1998年~)、70歳までの働く機会の確保が努力義務となっている(2020年~)現代とは明確に差があります。つまり、「サザエさん」の世界観において54歳というのは「定年間近」であり、もうすぐ隠居する年齢だったということです。
そのため、波平というキャラクターを設定するにあたり「定年間際の貫禄」が必要であり、あのような外見になったと推察できます。一方で現代の54歳はまだまだ現役世代ですから、前述の福山雅治のように現役らしい若々しさを持っている方もたくさんいらっしゃいます。これは芸能人に限らず、一般の社会人でも同様の傾向と思われます。また芸能界同士の比較でも、昭和のスターは今よりも貫禄がありますよね。
娘の「サザエ」は今年100歳!!
余談となりますが、「サザエさん」の登場人物の中には生年月日が設定されているキャラクターがおり、波平は1895年(明治28年)9月14日生まれ、娘のサザエは1922年(大正11年)11月22日生まれとなっています。つまり今年はサザエが100歳になる年でもあります。現実世界では、今年の4月に119歳で亡くなった田中カ子さんの長男が1925年(大正14年)生まれであり、これが「自分の子供が大正生まれ」の最後の人物であったと思われます。明治生まれはもちろん、大正生まれに会うことも難しくなってきた令和の時代。「サザエさん」を通じて、これからも懐かしの日本の風景を残していきたいところです。
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