【池袋駅のナゾ】あの家電店ソング「東が西武で、西東武~」に隠された理由を解説!
2017年6月29日 更新

【池袋駅のナゾ】あの家電店ソング「東が西武で、西東武~」に隠された理由を解説!

ミドルエッジ世代の私たちの子供の頃は、(東京では)秋葉原まで交通費をかけて行っても近所より安い!という時代でした。そこに登場したのが新宿ヨドバシカメラや池袋ビックカメラ。その中で、ビックカメラの歌にもある「池袋駅のナゾ」について、ご紹介したいと思います。

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その1年後の大正4年(1915年)、西武池袋線の前身「武蔵野鉄道」が池袋に乗り入れます。
東上鉄道のように、池袋の西から走ってくるわけですが、東上鉄道が先に西側に駅を作ってしまったので、西にはすでにスペースがなく、武蔵野鉄道はわざわざ山手線を陸橋で乗り越えて、東口に駅を作りました。
したがって、池袋に乗り入れた当時は「西武鉄道」ではなかったのですが、武蔵野鉄道がその後西武鉄道になったので、何とも不思議な、「東口にある西武、西口にある東武」という配置が出来上がったというわけです。
西武鉄道

西武鉄道

出典:裏辺研究所 さま

池袋にある「びっくりガード」とは。

不思議な池袋駅のナゾが解けたところで、池袋にまつわる1つのお話を紹介します。
池袋駅の南口に、線路をアンダーパスする、「びっくりガード」というガードがあります。
何がびっくりするのでしょうか?。
南池袋「びっくりガード」

南池袋「びっくりガード」

このガードは1962年にできたのですが、それ以前は大変小さなトンネルだったようです。
トンネルの当時は、高さが2メートル50センチしかなかったようです。
そこを、「荷馬車」が行きかっていましたが、電車が通るとものすごい轟音が響いたので、荷馬車の馬がびっくりした、そこから「びっくりガード」という愛称がついたそうです。

実はあちこちにある?びっくりガード

現代のびっくりガード(港区)

現代のびっくりガード(港区)

私はごくたまに池袋駅を使います。西武池袋線なのですが、西口にあるビルなどを目指す時に、西武線を降りて西に向かって歩いているのに、向かっている先は東武線、東武百貨店方面という、パラドックスをいつも感じます(笑)。
かつて100年以上前は何もなかったところから、偶然駅が生まれて、大発展を遂げた池袋という街。これからも魅力ある街として発展していくことでしょう。
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