2020年5月12日 更新
【訃報】特撮で使用される「着ぐるみ」の造形を手掛けた開米栄三さん死去。ゴジラ、ウルトラマン、ウルトラQなど
映画「ゴジラ」など、日本を代表する特撮映画に登場する怪獣の着ぐるみ造形を担当した開米栄三(かいまい えいぞう)さんが、4月24日に東京・世田谷の自宅で白血病のため亡くなっていたことが明らかとなりました。90歳でした。
「ゴジラ」など、特撮で使用された着ぐるみ造形を手掛けた開米栄三さん死去。
映画「ゴジラ」など、日本を代表する特撮映画に登場する怪獣の着ぐるみ造形を担当した開米栄三(かいまい えいぞう)さんが、4月24日に東京・世田谷の自宅で白血病のため亡くなっていたことが明らかとなりました。90歳でした。
第一報はこちらです!
開米さんは1929年、東京府生まれ。遊園地・お化け屋敷での仕事を経て東宝に入社し、1954年に映画「ゴジラ」にて造形スタッフの補佐役としてゴジラのぬいぐるみの制作に携わりました。その後は「怪獣大戦争」「キングコング対ゴジラ」「ウルトラQ」といった昭和中期を代表する特撮作品の着ぐるみ造形を担当。そして1966年に東宝を退社して独立し、開米プロダクションを設立。ガメラシリーズやウルトラマンシリーズといった、昭和の特撮史を語るのに外せない作品の数々で怪獣造形を担当しました。
ゴジラだけじゃない!開米栄三さんが手がけた作品の数々!
ミドルエッジ世代が子供の頃に夢中になった特撮作品の数々で、怪獣造形を担当した開米さん。彼の名前は知らなくても、彼の生み出した怪獣の数々は皆さんの記憶に残っているはずです。ここでは、彼の担当した怪獣を少しだけ振り返ってみましょう。
ウルトラQ(マンモスフラワーなど)
ガメラ対大魔獣ジャイガー(ジャイガー)
大巨獣ガッパ(ガッパ)
宇宙大怪獣ギララ(ギララ)
人造人間キカイダー(キカイダーなど)
その他、「帰ってきたウルトラマン」や「ウルトラマン80」に登場した怪獣全般の造形、「ミラーマン」の怪獣造形、「がんばれ!!ロボコン」などのキャラクター造形を担当していた開米さん。彼の生み出した怪獣の数々は、これからも我々の心に残り続けていくのは間違いありません。ご冥福をお祈り申し上げます。
映画「ゴジラ」の着ぐるみを堪能したくなった方はこちらで!
-
コメントはまだありません
コメントを書く
※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。