小柳ルミ子
70年代より女優として活躍し、歌手としても「わたしの城下町」「瀬戸の花嫁」といったヒット曲を持つ小柳ルミ子。1989年の大澄賢也との電撃結婚も話題となった彼女ですが、元は宝塚音楽学校で学んでいました。その在学中に歌手への路線変更を希望し、芸能事務所の渡辺プロダクションに掛け合ったところ、渡辺プロは「宝塚を首席で卒業出来たら歌手デビューさせる」と返答。その言葉を信じ、見事に学校を首席で卒業しました。そして歌手デビューの運びとなったのですが、周囲から「初舞台だけは踏んで欲しい」と言われ、“夏川るみ”名義で2ヶ月間だけ宝塚歌劇団に在籍しています。
宝塚時代
現在
大地真央
日本を代表するベテラン女優・大地真央。中学在学時に芸能の道を志すようになり、親の反対を押し切り宝塚音楽学校に入学しました。1973年に宝塚歌劇団に入団し、翌1974年から月組に配属。その抜群のスタイルから、新進男役スターとして注目を浴びるようになります。その後もキャリアを着実に重ねていった大地。1980年には当時の月組トップ兼副組長であった榛名由梨に次ぐ、二番手男役に抜擢され、翌1981年には「新源氏物語」で榛名に代わり主役を演じました。その後も「あしびきの山の雫に」「愛限りなく/情熱のバルセロナ」といった舞台で活躍。1985年に宝塚歌劇団を退団するまで、月組のトップスターとして君臨していました。なお、2014年には「宝塚歌劇の殿堂」にて殿堂入りを果たしています。
宝塚時代
現在
黒木瞳
「化身」「略奪愛」「失楽園」といった映画も有名な女優・黒木瞳。高校卒業後、音大への進学が決まっていたものの宝塚音楽学校を受験しました。その際面接官に志望動機として、宝塚のライバルである「松竹歌劇団でもよかった」と爆弾発言をしたものの、見事に合格。1981年、宝塚歌劇団に入団後は娘役として頭角を現し、入団2年目にして「情熱のバルセロナ」にて大地真央の相手役を務めるなど、月組トップ娘役として活躍しました。その後も「あしびきの山の雫に」「ガイズ&ドールズ」といった舞台で活躍を続け、1985年には大地とともに宝塚歌劇団を退団。芸能界へと転身しています。
宝塚時代
現在
真琴つばさ
バラエティ番組などで活躍中の女優・真琴つばさ。1983年、実践女子大学へ入学したものの僅か1日で中退し宝塚音楽学校に入学、1985年に宝塚歌劇団に入団しました。花組に配属され下積み時代を過ごした後、1991年の「ヴェネチアの紋章」の新人公演で主役を獲得、1993年の「ル・グラン・モーヌ」でも主役を務めました。1993年の月組への組替え後は、男役スターとして君臨。その一方で、「風と共に去りぬ」のスカーレットといった女役もこなしていました。1997年には、トップ就任披露公演「EL DORADO」のイグナシオ・デ・ルシア役で月組トップスターに。2001年の退団後は、舞台や歌手活動、ドラマ出演などマルチな活躍を続けています。