バイク乗りが思い出す80年代!映画『湾岸道路』
ベルリオーズの「幻想交響曲」が流れ、映画はクライスラー・コルドバに乗った杉本健介(草刈正雄)と妻の芙美子(樋口可南子)の噛み合わない会話から始まる。
夫がバイクを買う頭金として貯めていた金を妻がクレジットカードで買い物をして使ってしまったのだ。
彼女は、自分のシャツを買かった理由を夫に尋ねられると「ステキだから♪」と答える。
夫がバイクを買う頭金として貯めていた金を妻がクレジットカードで買い物をして使ってしまったのだ。
彼女は、自分のシャツを買かった理由を夫に尋ねられると「ステキだから♪」と答える。
スポーツクラブでインストラクターをしている杉本健介の愛車はクライスラー・コルドバ。
映画の3分の2にこの車が登場する。
芙美子は、一流企業の総務部庶務課に勤めている。買い物依存症の女性だ。
美人で人気がある、会社では、上司から食事に誘われたりする。
映画の3分の2にこの車が登場する。
芙美子は、一流企業の総務部庶務課に勤めている。買い物依存症の女性だ。
美人で人気がある、会社では、上司から食事に誘われたりする。
浪費する女がはじめた副業は、ホステスそして…
夫から自分の金で買い物をしろ。と言われた妻は週に2回クラブでホステスとして働く決断をする。
芙美子はすぐに人気者になった。クラブのママ(池波志乃)が間に入り、金を支払って関係を求める男(長門裕之)の相手をする。箱根へ行き一晩15万円で売春をするのだ。
夫は、その事実を知っていても怒ることはなく車で妻を車で箱根のホテルまで送っていったりする。
芙美子はすぐに人気者になった。クラブのママ(池波志乃)が間に入り、金を支払って関係を求める男(長門裕之)の相手をする。箱根へ行き一晩15万円で売春をするのだ。
夫は、その事実を知っていても怒ることはなく車で妻を車で箱根のホテルまで送っていったりする。
via tsutaya.tsite.jp
男の残酷な優しさ
片岡義男の小説にはカクテルのドライ・マティニ、ドライ・ジンが登場する。
映画『湾岸道路』では、主人公の男性が自宅でパスタとダイキリを作るシーンがある。
ダイキリ(カクテル)は、キューバ産のラムをベースにライムや砂糖、氷を入れて作る。
作家のアーネスト・ヘミングウェイが愛飲していたことで有名。
映画『湾岸道路』では、主人公の男性が自宅でパスタとダイキリを作るシーンがある。
ダイキリ(カクテル)は、キューバ産のラムをベースにライムや砂糖、氷を入れて作る。
作家のアーネスト・ヘミングウェイが愛飲していたことで有名。
健介の同僚で嫉妬深い男役を清水健太郎が演じている。
健太郎もかっこいい!
健太郎もかっこいい!
夫婦なのに夫婦じゃないところがあるふたり
夫婦なのに夫婦じゃないところがあるふたり
ふたりが立ち寄ったガソリンスタンドで、超能力があるという女性(高橋ひとみ)から言われた言葉。健介と芙美子は、結婚して二年、子供はいない。将来について話し合うこともない。
そして健介が芙美子と結婚した理由は、カッコよかったから。
芙美子は健介とタダでセックスをするのは愛しているからだと言う。
そして健介が芙美子と結婚した理由は、カッコよかったから。
芙美子は健介とタダでセックスをするのは愛しているからだと言う。
via pixabay.com
そしてある時、健介は、売春相手のことを「愛してやれ」と芙美子に告げる。
嫉妬したり怒ったりしないが怖い人だ。
嫉妬したり怒ったりしないが怖い人だ。
帰宅した芙美子を待っていたものは、健介からの離婚宣告
芙美子の諦めたようなけだるい表情は…
健介は、芙美子に「君は気立てもいいし、気持ちもしっかりしている。」と優しい言葉で前置きをしてから離婚を切り出す。
マンションを売って200万円でバイク(ハーレー)を買う。
そして、さまようために芙美子と別れるというのだ。
「10日くらいでマンションを出たいから住むところを自分で探してくれ!」
マンションを売って200万円でバイク(ハーレー)を買う。
そして、さまようために芙美子と別れるというのだ。
「10日くらいでマンションを出たいから住むところを自分で探してくれ!」
この映画の中で1番びっくりしたことは、この「10日で出て行け」ということだ。
原作は、片岡義男の同名の小説。監督は東陽一。
主演は、草刈正雄、樋口可南子
映画の湾岸道路は、東京湾岸道路のことで、千葉県富津市と神奈川県横須賀市を東京湾沿いに結んでいる。一般道の国道357号の通称として「湾岸道路」と呼ばれている。
※ 日本には、他に山口県宇部市に宇部湾岸道路という「湾岸道路」がある。