フランソワーズ・アルディ「もう森へなんか行かない」
フランソワーズ・アルディと言えば、1979年に放送された山田太一のドラマ『沿線地図』を思い出す人も多いだろう。このドラマの主題歌に邦題「もう森へなんか行かない」(1967年、原題 Ma jeunesse fout l'camp、「私の青春は逃げて行く」)が使用され、劇中では「私の騎士」(Si mi caballero、1971年)が流れた。これらの楽曲を通じて、彼女は日本でも広く知られるようになった
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FRANCOISE HARDY(フランソワーズ・アルディ) もう森へなんか行かない
1986年に公開された日本映画『道』(東映配給、蔵原惟繕監督)の主題歌『道』(曲の原題:Ca M’Suffit)もフランソワーズ・アルディが歌っている。
『道』(1986)劇場予告編
1:20 若かりし頃の柴田恭兵
「結婚しないか… もう一度」
その言葉に、一瞬、時が止まった。
「結婚しないか… もう一度」
その言葉に、一瞬、時が止まった。
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1977年に制作された電通と本田技研工業によるホンダアコードのCM「緑を走る/雪/朝」の音楽は、フランソワーズ・アルディが担当した。
パリ生まれの私生児、フランソワーズ・アルディ
フランソワーズ・アルディは、1944年1月17日、フランス・パリ9区のマルティール通りにある診療所で私生児として生まれた。父親はブロワ出身の計算機製造業者で、既婚者だった。一方、母親のマドレーヌ・アルディは会計士であり、未婚の母として彼女を育てた。フランソワーズには、数年後に生まれた妹がいる。
フランソワーズは修道女が運営する女子学校に通い、高校時代からギターを弾きながら歌を歌い、作曲も始めた。高校卒業後はソルボンヌ大学でドイツ語を学んだが、1年で課程を修了している。1961年にレコード会社のオーディションを受け、翌1962年、「Salut les copains」でデビューを果たした。
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1968年12月にフランスでリリースされたフランソワーズ・アルディの9枚目のスタジオアルバム『さよならを教えて』(Comment te dire adieu)が大ヒットした。このアルバムにより、彼女は世界的な名声を得ることとなった。
Françoise Hardy - Comment Te Dire Adieu [1969] ReWorked
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2022年4月に放送された、杉咲花、役所広司、神木隆之介が出演するサントリー「クラフトボス ミルキープレッソ」のTV-CMで流れていた楽曲は、フランソワーズ・アルディの代表曲「Comment te dire adieu」(コモン・トゥ・ディール・アデュ、邦題「さよならを教えて」)。
役所広司、杉咲花、神木隆之介出演/サントリー「クラフトボス ミルキープレッソ」新CM「ニュー ニューな朝・その1」篇
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雑誌の表紙を飾るモデルとしても活躍
長身で美しくスタイルの良いフランソワーズ・アルディは、ファッション・リーダー的存在でもあり、1960年代のファッションアイコンと見なされていた。すぐにファッションデザイナーのパコ・ラバンヌの目に留まる。1968年に行われたレセプションでは、世界で最も高価な衣装とされていたラバンヌによるロジウムスパンコールのドレスを着て登場した。また、彼女はコンサートでもラバンヌが手掛けた、重さ約35キロのジャンプスーツを着用していた。
フランソワーズ・アルディ 形式: CD