東京・浅草のスマートボール専門店がついに閉店。70年の歴史に幕を下ろす。
東京・浅草で70年以上にわたり営業を続けてきたスマートボールの専門店「三松館(みまつかん)スマートボール」が、1月26日に閉店していたことが明らかとなりました。
第一報はこちらです!
浅草のスマートボール専門店「三松館」閉店へ ファンに見送られ72年間の歴史に幕 https://t.co/WswkeU30NY#asakusa #keizai #asakei #mimatsukan #三松館 #smart #ball pic.twitter.com/Ln1frjvmP0
— 浅草経済新聞 (@asakusakeizai) January 26, 2020
1948年の創業以来、二代にわたり浅草でスマートボール一筋で営業してきた同店。ゲームの台が並んだ店内は、まさに昭和にタイムスリップしたかのような光景で、日本人のみならず外国人観光客にも人気を博していました。しかしながら、建物が老朽化し耐震性に疑問が出てきたことから、このたび閉店を決断したとのことです。営業最終日には、往年のスマートボールを今一度楽しもうという客でにぎわっていました。
こちらは営業時の店内の映像!
東京都内で唯一スマートボールが遊べるお店「三松館」
via www.youtube.com
そもそも「スマートボール」って覚えてますか?
三松館の閉店により、再びクローズアップされている「スマートボール」。皆さんはどんなゲームだか覚えていますでしょうか?
典型的なスマートボールの台。
スマートボールとはピンボールやパチンコの変種で、パチスロが流通する前にパチンコ店で「横モノ」として流通していたもの。釘の立っているゲーム盤に開いた穴に球を入れることで、手持ちの球が増え、手持ちがなくなるとゲームオーバーとなります。
アイスホッケーのコートのようなデザインのものも。
パチスロの隆盛によりパチンコ店からはほぼ姿を消したものの、大阪・新世界の繁華街や、温泉街などではスマートボール専門店が残っており、現在でも遊ぶことが可能です。その多くの店は昭和レトロな雰囲気を残しており、温泉宿にたまに残っているインベーダーゲームの筐体などと相まって、日本における昭和の生き証人的な役割を担っています。
大阪でスマートボールを遊べる店。看板の時点で昭和感が満載!
このたびの三松館の閉店により、さらに遊ぶ機会が減ってしまったスマートボール。しかしながら、前述の大阪・新世界の繁華街や、温泉街、さらに縁日などで見かけることもあります。スマートボールを偶然見かけた際には、ぜひ童心に返って遊んでみてはいかがでしょうか?