Sledge Hammer (Martillo Hammer) - YouTube
Sledge Hammer Opening
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ナレーター「この物語はあくまでフィクションであり、登場人物、団体名など事実とは全く関係ありません。従ってスポンサー以外の方のクレームは一切お断りします!」
ハマー「動くなよ…、弾が外れるから」DoooooooM!
今日はこのナレーションでもお馴染み、「俺がハマーだ!(原題SLEDGE HAMMER)」をご紹介します。ダラダラダダダッのイントロで、「あ!」と思われた方も多いのではないでしょうか。火曜の夜10時は「俺がハマーだ!」そして10時半からは「マイアミバイス」が放送される、という布陣でした。
概要
ABCテレビ制作のアメリカ製ドラマ。日本ではテレビ東京で1987年放送された。放送時間は火曜22時~22時半。1話完結のコメディドラマ。
自由奔放にもほどがあるスレッジ・ハマー刑事が主役。ポリスアカデミーを首席で卒業したドリー・ドロー刑事とコンビを組むがが、コンビを結成したところでハマーが大人しくなるわけもなく…
自由奔放にもほどがあるスレッジ・ハマー刑事が主役。ポリスアカデミーを首席で卒業したドリー・ドロー刑事とコンビを組むがが、コンビを結成したところでハマーが大人しくなるわけもなく…
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キャスト
スレッジ・ハマー(デヴィッド・ラッシュ)
吹き替えは羽佐間道夫さん。自宅マンションで射撃の練習をするハマー(ただでさえ謹慎中です)。近隣住民からはもちろんクレームが入ります。怒号を受けるハマー。そこへ電話がかかってくるのですが、当然ながら声が聞き取りづらい。そこでハマーは「少しは静かにしろ!常識がないのか!」と言い返すのです。
でも不思議と憎めないんですよね。
でも不思議と憎めないんですよね。
ドリー・ドロー (アン=マリー・マーティン)
吹き替えは小宮和枝さん。画像は頭を打ち一時的にハマーになってしまったドロー。ポリスアカデミーを首席で卒業し、格闘技もできる、飛行機だって操縦できちゃう(おまけに美人)非の打ち所のないエリート警官ですが、ハマーの影響でたまにおかしくなるときも。
via www.geocities.jp
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部下のハマーのおかげでろくな目に遭わない悲劇の人でその被害は意味もなく背負い投げをくらってムチウチ症になったことに始まり、殴打(芝居なのに本気で殴られた)、持病の偏頭痛の悪化、証拠隠滅(証拠のドーナツを食べられた)、手術されかける、ビリヤードの球をぶつけられる、ダクトに詰まる、核弾頭が爆発等多岐に渡る。
気になる最終回は?
最終回、ハマーは水爆の起動装置を外す任務につきます。迷った末に正しい線を切り、「ふーっ」。「やったやった!」と大喜びするのが刑事ドラマのお約束ですが、このドラマはそんなお約束は無視です!任務失敗。ハマーのこよなく愛するマギー(女性ではありません。銃です)と散るハマーなのでした。
ハマーいわく「まかせなさい、こんなものケチャップの蓋開けるよりも簡単だから・・・。」と信管をひねったとたんに・・・!.
そしてエンディングのナレーションでたしか、「ご覧のように水爆が爆発したために俺がハマーだ!の放送はこれをもって終了させていただきます。」といって終了となったような気がします。
アメリカ版「こち亀」?
ハマー役を演じた声優の羽佐間道夫さん(Michio Hazama, 1933-)のアドリブによる絶妙のセリフ回しで抱腹絶倒のコメディーに仕上がっています。特に上司であるトランク署長(Captain Trunk)や相棒の女性刑事ドリー・ドロー(Detective Dori Doreau)とのやりとりはいつも爆笑ものです。
もう数十年前の作品なんですがまったく古びていません。名人の漫才を聞いているようなハマーとドロー、署長の三人のかけあいが楽しすぎます。この楽しさは実は日本語版にしたからこそ生まれてるんですね。声を担当した羽佐間さん、小宮さん、内海さんはすごいです。翻訳脚本の方もすごいです。こういうしかないですね。