「日本最後の映画看板師」久保板観氏死去。
「昭和レトロの街」東京都青梅市を中心に、昭和の懐かしさを感じさせる画風で映画看板を描き「最後の映画看板師」と呼ばれた久保板観さんが2月4日、脳梗塞のため死去しました。77歳でした。
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3000枚を超える看板を制作。
東京都青梅市出身で、16歳から映画看板のプロとして活躍した久保さん。地元の映画館で上映される映画の看板を描き、1973年の映画館閉館までに手掛けた作品は実に3000枚を超えていました。
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地元活性化のために看板を描き続けていました。
1994年からは、地元商店街活性化のために映画看板を描き始めました。現在でも、久保さんの作品はJR青梅駅、旧青梅街道沿いの商店の軒などに掲げられています。また、2005年には銀座の映画館の映画看板も描いています。
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ミドルエッジでも特集を組んでいました。
ミドルエッジでは先日、昭和レトロな街並みを残す青梅に取材を敢行しました。久保さんの作品を多数掲載しておりますので、是非ご覧ください!
君の名はといえばコッチ!久世光彦が名付けた『幻燈館』でノスタルジックな写真をめいっぱい撮ってきた! 取材レポート - Middle Edge(ミドルエッジ)
昭和レトロな街並みを残す東京の青梅へ取材に行ってきました。懐かしい映画看板や、赤塚不二夫ワールド、そしてこの記事では幻燈館という施設も取り上げたいと思います。
インタビューも受けていました。
こちらはミドルエッジではないのですが、久保さんのインタビュー動画が投稿されています。「看板を描くのに忙しくて映画をほとんど観たことがない」といった、看板師の裏事情を聴くことが出来ます。
#映画 看板絵師として4000枚以上の映画看板を描き続けた #久保板観 さんにインタビュー。看板を描くのに忙しすぎてほとんど映画を観たことがないのだとか。https://t.co/bjrod4FG0I#movie #artist #painter #creator #青梅 pic.twitter.com/sUwzRDm6ZV
— newStory (@newStoryjp) September 26, 2017
日本から次第に姿を消している昭和レトロな街並み。そんな中、昭和の面影を残す数少ない町が青梅です。青梅を彩る久保さんの作品をいつまでも残して欲しいと思います。ご冥福をお祈り申し上げます。