90年代人々は虜になった!?エジプト考古学者吉村作治
2016年8月15日 更新

90年代人々は虜になった!?エジプト考古学者吉村作治

人間、特に男子は歴史上のロマンを求めるもの。90年代ブームになったエジプト・ピラミッドブームの火付け役と言えば、エジプト考古学者吉村作治でしょう。度々、テレビ出演も果たした吉村作治の活躍をプレイバックしていきましょう。

8,313 view

90年代人々は虜になった!?エジプト考古学者吉村作治

人間、特に男子は歴史上のロマンを求めるもの。90年代ブームになったエジプト・ピラミッドブームの火付け役と言えば、エジプト考古学者吉村作治でしょう。度々、テレビ出演も果たした吉村作治の活躍をプレイバックしていきましょう。
 (1727350)

吉村作治とは何者?

 (1727352)

吉村 作治(よしむら さくじ、1943年2月1日 - )は日本の考古学者、博士(工学)、早稲田大学名誉教授。サイバー大学客員教授。東日本国際大学専任教授・学長。

早稲田大学人間科学部教授、国際教養学部教授、サイバー大学学長(任期満了に伴う退任。2011年4月1日付で同客員教授に就任)を歴任。

1969年、早稲田大学第一文学部卒業。元アラブゲリラ隊員(自称)。1999年早稲田大学理工学部で博士(工学)取得。なお、それ以前に、ディプロマミルとされるパシフィック・ウエスタン大学より考古学博士号を購入していたことが発覚している。

長女はエジプトで活躍する女優の吉村佳南(よしむら かなん)。

人物

留学と発掘調査、研究などでエジプトでの生活が長く、元妻もエジプト人である。

パレスチナの難民キャンプやゲリラの訓練キャンプへの取材も行った経験もあり、大変なアラブ通である。

口髭がチャームポイントだが、これはアラブでの生活が長く、成人男子は髭を蓄えるもの、という通念のあるエジプトでの活動を効果的に行うためだという。

地上波テレビのドキュメンタリーにコメンテーターや解説者として出演し、ときには自ら司会も行う。NHKの考古学ミステリー番組やテレビ東京サイエンスドキュメンタリーに出演することが多い。アラブ通であることから、湾岸戦争のときにテレビのコメンテーターなどを務めたことがあるが、アラブに詳しいだけにイラクに同情的と見られ、しかもアメリカを非難したために、親米論壇から非難され(視聴者や読者から脅迫もされたと語っていた:本人談)、以後は政治的な発言は控えている。また、バツイチとしてテレビに出演したこともある。 また、TBS系列の番組の出演や、同局が主催する自身ゆかりの企画展が多い縁もあり、この系列が企画するものであれば本人曰く「専門ではないけど、TBSさん専属なので」として出演や講演会を行うこともある。一部の企画展等においては一種のお約束ともいえる挨拶となっており、この時は教育や比較文明の視点を中心に話を進めることが多い。

料理が得意でNHK教育テレビの料理番組「きょうの料理『男の料理』」に度々出演したことがあり、料理に関する著作もある。早稲田大学早稲田キャンパスの近くに「エジプト考古学ビル」という名のビルを所有し、同ビル一階で『パピルス』というエジプト料理店を経営していたが、既に閉店している。

また、沖ノ島世界遺産化運動の第一人者であり、毎年宗像市を訪れて講演を行う。

なお、「ダイドードリンコスペシャル 日本の祭り」の企画に参加しており、毎年、各地で祭りの取材を行っている(この企画で放送される番組にも出演している)。

エジプト考古学において知られているが、博士や教育者としての専門は歴史ではない。彼自身の考え方もまた、教育現場で指すところの歴史という枠組みだけではなく、様々な分野と交えての比較文明の立場に重きを置いているとしている。教育者としてはゆとり教育を肯定した上で、学校教育の外でも様々な経験を積み広い視野で物事を見られる人間になってほしい、と語っている。 また、日本の教育は成績優秀者を伸ばすだけでなく、学校での成績が悪い人間にこそ隠れた素質を見つけだす手助けすべきである、という視点で学生を見ているという。

日本におけるエジプト考古学の第一人者で、衛星写真分析などのハイテクを導入した調査方法で遺跡を発掘する手法が評価されている。

ピラミッドは墓ではない!と新説に衝撃が走る!

ピラミッドと言えば、栄華を極めたエジプト文明時の王の墓というのが、世界の常識だが、吉村作治は「墓ではない」と主張し、日本のみならず世界に衝撃が走った。
しかし、この説は、未だに受け入れられることはなく、墓でないというよりは、墓とは確証ができない程度である。
まぁ、それほど謎が多いほど、古代ミステリー好きとしては盛り上がりますよね。
ちなみに下記が今の世界の定説。
ピラミッドを墓だと提案するのに、上記の王のミイラの数だけでも十分であるが、王妃や王子を含む王族のミイラは、王以上の数が確認されているのである。さらに埋葬に必要不可欠な石棺や木棺、あるいはカノポス壷とカノポス壷箱、ときには古代エジプト王権の象徴である聖蛇ウラエウスを模した黄金製品などの副葬品までもが玄室から出土しているのである。その上、エジプトのピラミッドの末裔たるヌビアのピラミッドには、王も王妃も副葬品とともに埋葬されていた。これらの事実は、ピラミッドが墓であったことを決定づけている。

人類の遺産 古代エジプト5000年 謎と秘密と新発見!

90年代にはCMにも出演!

テレビにも度々出演していた90年代には、なんと人気者のバロメーターでもあるCMにも出演!
ハナマルキのお味噌汁のCMでしたが、エジプトと何か関係があったのかな!?

ハナマルキみそ CM 【吉村作治】 1993

【懐かCM】 ハナマルキ みそ 吉村作治 (1994)

娘はエジプトで女優として活躍!

 (1727363)

エジプトに心を奪われたのは吉村作治本人だけではなかった!娘の吉村佳南は、なんとエジプトで女優として活躍している。子どもの頃から作治にエジプトへと連れていかれていた影響でしょうか。

吉村作治名言集

いまだに賛否両論がある吉村作治だが、いわゆる名言を多く残している事でも知られています。それらも振り返ってみましょう!迷言ととるか、名言と取るかはアナタ次第!
・学問は一つの事業として、経済的にも自立していなければならない。

・発掘調査は膨大にお金がかかる。現地では作業してくれる人を雇いますから、人件費だけで1週間に何十万円も必要なんです。しかもスタッフ十数人分の飛行機代、宿舎代、現地の研究所の1年分の家賃も必要になります。それらをトータルで考えたら、これは事業と考えなければ成立しませんよ。

・反対する人が多ければ多いほど成功すると思えるんです。エジプト学を始めた時もみんな反対した。エジプト人女性と結婚した時もみんな反対だった。でも結果的にはみんなうまくいったんです。

・私は、教育は産業だと言ったんですよ。産業の中でもサービス産業だと。研究が原材料で教育は販売です。授業の1コマ1コマを一つの製品と考えて、きちっとした製品を出していかなければなりません。調査研究という仕入れを行って、それをちゃんと製品化して売るという姿勢が大切です。それは今でも変わりません。

・見つからないことも見つかることの一歩。諦めなかった人だけが、人生に勝つ。
24 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

オカルト心を刺激する怪しいグッズ

オカルト心を刺激する怪しいグッズ

1970年代のオカルトブームの事は今でもよく話題になると思いますが、当時そのブームにのって数々の怪しげなグッズが販売されたのを覚えてますか。
M.E. | 17,049 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト