昭和~平成期に名を馳せた悪役・山本昌平さん死去。
昭和から平成にかけて主に悪役として活躍を続けてきた俳優・山本昌平さんが10月30日、肺炎のため都内の病院で亡くなっていたことが所属事務所の発表により明らかとなりました。82歳でした。
第一報はこちらです。
悪役俳優の山本昌平さん死去…「水戸黄門」「暴れん坊将軍」https://t.co/EgjrLawexA#カルチャー
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) November 28, 2019
山本さんは1938年、台湾生まれ。50年代より俳優業を開始し、70年代からは映画「女必殺拳」、ドラマ「太陽にほえろ!」「大江戸捜査網」など多数の作品で悪役として活躍しました。特撮の世界にも進出し、「電撃戦隊チェンジマン」でのギルーク司令官などは彼の当たり役となりました。既に葬儀は家族で執り行っており、2020年1月18日にお別れの会が予定されているとのことです。
山本昌平が悪役として出演した特撮を振り返る!!
「太陽にほえろ!」「非情のライセンス」「大江戸捜査網」「水戸黄門」といった名立たる作品に悪役として出演し、その存在感を示し続けてきた山本さん。彼の名前は知らなくとも、その悪役らしい顔を覚えている方は多いと思います。ここでは、山本さんが悪役として出演した「特撮」にスポットを当て、いくつかご紹介したいと思います。
様々な悪役顔で視聴者を恐怖させる山本昌平!!
プロレスの星 アステカイザー
1976年から1977年にかけて放送された「プロレスの星 アステカイザー」。漫画家の永井豪と石川賢が原作を務めるという、円谷プロの作品としては珍しい体制で製作されました。戦闘シーンのクライマックスが「アニメになる」という独特の構成も話題に。山本さんはプロレス界の征服及び「アステカの星」の奪取に燃える悪役、サタン・デモンを演じました。
via www.amazon.co.jp
スターウルフ
1978年に放送された「スターウルフ」。エドモンド・ハミルトンの同名SF小説シリーズを原作としており、当時は「未知との遭遇」「スター・ウォーズ」などのSF映画がヒットしていたこともあり、特撮として製作されました。山本さんはハルカン司令を演じています。
via www.amazon.co.jp
電撃戦隊チェンジマン
1985年から1986年にかけて放送された「電撃戦隊チェンジマン」。自衛隊を基調とした「ミリタリー性」や「ヒーローの若さ」といった要素を重視した特撮で、山本さんは大星団ゴズマの銀河系方面軍司令官「ギルーク司令官」演じました。
via www.amazon.co.jp
上述の通り悪役として長年活躍を続けてきた山本さんですが、その一方で「暴力追放」をテーマにした講演や、老人ホームなどでのボランティアも行っており、役柄とは裏腹な優しい素顔を持ち合わせていました。悪役の歴史に名を刻む俳優として、山本さんの功績はこれからも語り継がれていくことでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。
ショーワ 2020/1/25 13:28
悪役にも優しい俳優さんは多い
イサオ 2019/12/3 21:06
戦隊シリーズ・時代劇・刑事ドラマの悪役で知られる名脇役・山本昌平さんが先々月に亡くなっていたことがわかり、ここ数年は姿を見せませんでした。私が山本さんの印象深いのは、戦隊シリーズ・チェンジマンの悪のグループの一員役、あぶない刑事「46話・脱線」では暴力団組長役のゲストが印象的でした。山本昌平さんのご冥福をお祈りいたします。