30周年記念アルバムを出したいと思っていたところ、デビュー15周年の時にもお世話になった、徳間ジャパンコミュニケーションズさんから、ベスト盤を出したらどうかというおはなしをいただきました。そこで、これまでリリースした作品をリマスタリングし、それに加え、新たにレコーディングしたものや、過去のコンサートの音源で皆さまに是非聴いて欲しいテイクを選び、収録することにしました。
「BEST of PIANISM」には、筋肉少女帯や特撮などでとても馴染み深い楽曲が選ばれています。選曲する際に重きを置かれた部分を教えてください。
僕のピアノソロだけでなく、バンド活動の中で、僕を応援してきてくださった方々にも楽しんでいただけるように、レコード会社がおこなった人気投票でも上位に入った楽曲を選びました。それに、ソロピアニストとして聴いていただきたい曲、映像のために作ってきた楽曲を加えました。
1965年生まれの三柴 理さんがピアノを始めたのが4歳の頃。ピアノに関わり始めてなんと今年で“50周年“となりますね!
三柴 理さんにとってのピアノはどういった存在ですか?
僕という人間を表現するための、最も重要なアイテムです。
国立音楽大学に進まれるまで、ロックには縁が無かったと伺いました。それまでロックに対してはどのようなイメージを持たれていましたか?
音がとても大きく、コワイ人たちがやっている音楽だと思っていました。
ミドルエッジには、三柴 理さんがこれまでに在籍されたバンドを聴いてきた方も数多くいらっしゃいます。最後に一言メッセージをお願いします!
これからも音楽を聴くことで、心豊かになりますように!!
三柴理プロフィール
1988年ロックバンド“筋肉少女帯”のピアニスト三柴江戸蔵としてメジャーデビュー。1989年脱退後は、様々なアーティストのサウンド・プロデュースを手掛けるほか、ピアノソロコンサート&レコーディングをおこなっている。2000年からはロックバンド“特撮”のメンバーとして活動。
また、2006年に復活した“筋肉少女帯”をピアノ&キーボードでサポート中。
2008年より現在に至るまで、ロックバンド“くるり”のレコーディングおよびライブに、ピアニストとして参加。2010年からは“筋肉少女帯”でプレイを共にしている、ベーシスト内田雄一郎、ドラマー長谷川浩二と“Thunder you poison viper”と銘打ったピアノトリオで活動。
2017年、“特撮”で長年活動を共にした髙橋竜(Vo.、Bass、Guitar)を迎えて、長谷川浩二と、ピアノトリオ“竜理長(Ryo-Ri-Cho)”結成。独特なピアノセンスを生かして、映画・アニメーションBGM、TV・CM音楽制作を続けてきたユニット“THE金鶴”での活動は35年におよぶ。