『スレイヤーズNEXT』
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『スレイヤーズNEXT』は、単なる魔法モノではありません。OPアニメからサブタイトルまで、スタッフの工夫や意気込みでいっぱい!ギャグもシリアスも満腹、満足なアニメと言えます。
『スレイヤーズ』シリーズの世界観と魔法
世界観
エルフ、ドワーフなどが登場する「トールキン」系統のもの。「混沌の海」なるものに杖が突き立てられており、様々な世界が存在するという。リナたちの世界では神と魔族が争い、1000年前、「赤」を象徴とする神と魔王が戦争を起こした。(降魔戦争)
魔法・魔術
カオス・ワードという「呪文」で因果律を狂わせて、術を発動させる。
「技名」の前に長い呪文を詠唱するのですが、これは作者の神坂氏が自転車に乗ってニヤニヤしながら考えたものだそうです。まあ、その位のテンションが必要なんでしょう。
黒魔術
魔族、もしくは魔王から力を借りて、攻撃に使う呪文。ドラグスレイブもその一つ。力を借りる相手には通用しない。(「あんたを殺すのを手伝って」という意味になる)作中での黒魔術は相手の精神面にじかに叩き付けられるもので、爆発などの物理的なものは「余波」とのこと。
精神を攻撃してたんですね・・・知りませんでした。見てたはずなのに。
精霊魔術(白魔術)
いわゆる四大元素と「精神」を加えた五つの属性の精霊に力を借りたもの。治癒、浄化などの効果があるが、リナたちの世界では魔族によって結界が張られており、「神」の力が届かないため。四大元素の呪文は具現化した状態で精神に叩き付けるため、「精神世界」の存在である魔族には効かない。
単なる「治すだけ」の魔術だと思ってました。見てたのに・・・。しかし奥が深いですな、『スレイヤーズ』。
『スレイヤーズNEXT』概要
ライトノベル『スレイヤーズ』シリーズを原作とする。放送時期は1994年4月から96年9月までテレビ東京系列。
『NEXT』とある通り2作目、つまり『スレイヤーズ』(通称無印)の続編に当たる。
『スレイヤーズ』原作本2、4、5巻の一部と7、8巻が元となっている。シリーズ構成は原作者の神坂一、キャラクター原案はイラスト担当のあらいずみるい。
前作との違い
赤法師レゾやシャブラニグドゥとの戦いを描き、「世界観の説明」の感があったのが前作。
異世界の魔術・魔法を知ることができるとされる「クレアバイブルの写本」で「異世界」の存在を示唆し、アニメオリジナルのレギュラーキャラクター登場などによって、世界観に広がりが生まれたように思います。また、アイキャッチが挿入されたのも、今作が初。
異世界の魔術・魔法を知ることができるとされる「クレアバイブルの写本」で「異世界」の存在を示唆し、アニメオリジナルのレギュラーキャラクター登場などによって、世界観に広がりが生まれたように思います。また、アイキャッチが挿入されたのも、今作が初。
あらすじ
「異世界の魔法、魔術」をも知ることができる「クレアバイブルの写本」を巡り、リナたちご一行が図らずもパーティーを組み、架空の魔人を崇める元姫のマルチナに追われたりしながら旅をする。
当初はマルチナとの(馬鹿馬鹿しい)攻防や、「ドラゴン料理」に関するドタバタなどコメディタッチだったが、次第に「クレアバイブル」の正体、「破滅」という野心を持った冥王による策略など、シリアス色を帯びていく。
前作では悪党をもしばき倒すほどのお転婆、「狂暴」だのと称されていたリナだったが、今作において相棒のガウリイを取り戻すため、また世界のために「世界を滅ぼしかねない」魔法呪文詠唱を選ぶこととなる。
当初はマルチナとの(馬鹿馬鹿しい)攻防や、「ドラゴン料理」に関するドタバタなどコメディタッチだったが、次第に「クレアバイブル」の正体、「破滅」という野心を持った冥王による策略など、シリアス色を帯びていく。
前作では悪党をもしばき倒すほどのお転婆、「狂暴」だのと称されていたリナだったが、今作において相棒のガウリイを取り戻すため、また世界のために「世界を滅ぼしかねない」魔法呪文詠唱を選ぶこととなる。