東宝チャンピオンまつり vs 東映まんがまつり
東宝チャンピオンまつり(とうほうチャンピオンまつり) は、東宝が1969年(昭和44年)から1978年(昭和53年)にかけて行った映画興行の名称。主に子供向け映画を数本まとめて春休み、夏休み、冬休みの時期にあわせて劇場公開した。
怪獣総進撃(1972年 改題・再上映版予告編) - YouTube
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東映まんがまつり(とうえいまんがまつり)は、東映が1969年(昭和44年)から子供向け映画を数本まとめて春休み、夏休み、冬休みの時期にあわせて劇場公開したときのタイトル。
東映まんがまつり-予告- マジンガー デビル ライダー ロボット - YouTube
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今のようにビデオやDVDが世に出る前、子供たちの娯楽といえば映画が圧倒的だった。
1960年代後半から夏休みの定番と言えば映画!しかも東宝と東映ががっぷり四つに組んだ映画まつりを繰り広げていた。
東宝がゴジラシリーズでプッシュすれば東映は人気アニメシリーズで対抗。
それぞれ複数本の同時上映であった。
1960年代後半から夏休みの定番と言えば映画!しかも東宝と東映ががっぷり四つに組んだ映画まつりを繰り広げていた。
東宝がゴジラシリーズでプッシュすれば東映は人気アニメシリーズで対抗。
それぞれ複数本の同時上映であった。
後に夏だけではなく春から冬まで1年通して繰り広げられることとなる。
編成はメインとなるゴジラ映画(旧作や改題作品を含む)に、連続テレビ作品の放送済みの1エピソードを数本加えた形式が多かった。テレビアニメ作品は東京ムービーやタツノコプロ製作の作品が多い。また、まれにスポーツ映画やアイドル映画が上映されることもあった。そもそもの発想は、東宝プロデューサーの田中友幸が「低予算であってもとにかくゴジラ映画を残したい」との一念で企画したものだった。
年代別に東宝チャンピオン祭りでのゴジラ映画は
1969年12月10日公開。ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(新作)
1970年3月21日公開。キングコング対ゴジラ(短縮再編集版リバイバル)
1970年8月1日公開。ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(新作)
1970年12月19日公開。モスラ対ゴジラ(短縮再編集版リバイバル)
1971年3月17日公開。怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ(短縮再編集版リバイバル)
1971年7月24日公開。ゴジラ対ヘドラ(新作)
1971年12月12日公開。ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦(『三大怪獣 地球最大の決戦』の短縮再編集版リバイバル作品)
1972年3月12日公開。地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(新作)
1972年7月22日公開。ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(短縮再編集版リバイバル)
1972年12月17日公開。ゴジラ電撃大作戦(『怪獣総進撃』の短縮再編集版リバイバル作品)
1973年3月17日公開。ゴジラ対メガロ(新作)
1973年8月1日公開。怪獣島の決戦 ゴジラの息子(短縮再編集版リバイバル)
1973年12月20日公開。キングコングの逆襲(短縮再編集版リバイバル)
1974年3月21日公開。ゴジラ対メカゴジラ(新作)
1974年12月14日公開。海底大戦争 緯度0大作戦(短縮再編集版リバイバル)
モスラ(短縮再編集版リバイバル)
1975年3月15日公開。メカゴジラの逆襲(新作)
1977年3月19日公開。キングコング対ゴジラ(短縮再編集版リバイバル)
1978年3月18日公開。地球防衛軍(短縮再編集版リバイバル)
1969年12月10日公開。ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(新作)
1970年3月21日公開。キングコング対ゴジラ(短縮再編集版リバイバル)
1970年8月1日公開。ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(新作)
1970年12月19日公開。モスラ対ゴジラ(短縮再編集版リバイバル)
1971年3月17日公開。怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ(短縮再編集版リバイバル)
1971年7月24日公開。ゴジラ対ヘドラ(新作)
1971年12月12日公開。ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦(『三大怪獣 地球最大の決戦』の短縮再編集版リバイバル作品)
1972年3月12日公開。地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(新作)
1972年7月22日公開。ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(短縮再編集版リバイバル)
1972年12月17日公開。ゴジラ電撃大作戦(『怪獣総進撃』の短縮再編集版リバイバル作品)
1973年3月17日公開。ゴジラ対メガロ(新作)
1973年8月1日公開。怪獣島の決戦 ゴジラの息子(短縮再編集版リバイバル)
1973年12月20日公開。キングコングの逆襲(短縮再編集版リバイバル)
1974年3月21日公開。ゴジラ対メカゴジラ(新作)
1974年12月14日公開。海底大戦争 緯度0大作戦(短縮再編集版リバイバル)
モスラ(短縮再編集版リバイバル)
1975年3月15日公開。メカゴジラの逆襲(新作)
1977年3月19日公開。キングコング対ゴジラ(短縮再編集版リバイバル)
1978年3月18日公開。地球防衛軍(短縮再編集版リバイバル)
1963年(昭和38年)12月に「わんわん忠臣蔵」の併映(東京地区のみ)として、TVアニメ『狼少年ケン』を上映、さらに1964年(昭和39年)3月から6月にかけて、再映版長編アニメや一般映画の併映として『狼少年ケン』を上映したところ、いずれも好評だったことから、1964年(昭和39年)7月に「まんが大行進」として子供向けTVアニメを数本まとめて上映。その後、1967年(昭和42年)3月興行で初めて「東映まんがまつり」の名を初使用。その後、「東映こどもまつり」、「東映まんがパレード」、「東映ちびっ子まつり」と名称変更し、1969年(昭和44年)3月以降は再び「東映まんがまつり」となった。
両映画まつりの衰退
ビデオデッキなどの普及による興業不信などから東宝チャンピオンまつりは1978年の上映をもって一旦終了、しかし2年後の1980年3月に『モスラ対ゴジラ』と当時からテレビで人気だったアニメ『ドラえもん』の長編『ドラえもん のび太の恐竜』の2本立てを公開した。これが当たったため、「東宝チャンピオンまつり」は毎年3月に公開される『ドラえもん』の劇場長編版シリーズへと引き継がれていった
【予告編】ドラえもん のび太の恐竜(1980年) - YouTube
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一方東映まんがまつりも東宝と同様の理由から1980年代に春、夏興行ともに休止、1年以上も「まんがまつり」が公開されない事が有った。
そして1990年(平成2年)には実写作品がなくなり、「まんが」と言う呼称も古くなったため、興行名を「東映アニメまつり」に変更した。さらに同年7月からは「東映アニメフェア」となり、2002年(平成14年)まで継続した。
そして1990年(平成2年)には実写作品がなくなり、「まんが」と言う呼称も古くなったため、興行名を「東映アニメまつり」に変更した。さらに同年7月からは「東映アニメフェア」となり、2002年(平成14年)まで継続した。
【懐かCM】東映アニメフェア'91春 ドラゴンボールZ まじかるタルるートくん(1991年) - YouTube
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