GTOってどんな漫画?
「GTO」は週刊少年マガジンで1997年2号 - 2002年9号まで連載されていた人気漫画です。コミックスは全25巻。ドラマ化だけでなく、1999年にアニメ化もされています。
「GTO」というのはGreat Teacher Onizuka(グレート ティーチャー オニヅカ)の略です。誰もが覚えやすいいいタイトルですよね。
元々は別の漫画の続編!
「湘南純愛組!」は鬼塚英吉と弾間龍二の通称「鬼爆コンビ」の活躍を描いた不良漫画です。主人公は同じ鬼塚英吉なんですよ。英吉が大人になって教師になったのがGTOです。
「湘南純愛組!」の方は最初はギャグも多かったのですが、シリアスな部分も多い不良漫画です。喧嘩のシーンなども多いので読む人を選ぶかもしれません。
GTOの方がギャグ要素も多く、読みやすいと思いますよ。「湘南純愛組!」の続編ではありますが、全く読んでいなくても楽しめる作品になっています。とはいえ、回想シーンで昔のことが出てきたりもするので両方読んでいるとより楽しめます。龍二をはじめとする「湘南純愛組!」のキャラが出てくると昔からのファンはうれしくなりますよね!
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「GTO」のあらすじ
そして持ち前の体力と度胸で教師を目指します。不純な動機もありますが、自分が教師にいびられていた過去から「学校を楽しいものにしたい」という気持ちが強く、生徒のことを見捨てないというのが英吉ですね。
吉祥学苑の採用試験は惨敗だったのですが、理事長の桜井から可能性を見出され、非常勤講師となります。
英吉が任されたのは中等部3-4の担任です。一見普通の生徒たちに見えるのですが「学園内最悪」といわれる問題児クラス。心に闇を抱えていたり、いじめがあったり、大人を信じられなくなっていたりする子どもたちばかりだったのです。
はじめは英吉のことも信用していなかったのですが、体当たりな英吉の姿に徐々に英吉を信頼する生徒が増えていきます。
生徒たちとのかかわりの他、同期の冬月 あずさをはじめ、教師の闇やトラブルについても取り上げていて英吉が破天荒な方法で解決していきます。
ギャグ要素も多く読みやすい作品ですが、実際にも起こっている社会問題なども取り上げていて鋭い視線で描かれています。英吉のような人はなかなかいないですが(じょうしきてきにまずいところもたくさんあるので)こんな先生がいたらいいな!と思わせてくれる作品ですよね。
ドラマ版とはどう違う?
漫画では英吉は替え玉受験で大学に入っていますが、これを実写ドラマでやられるとちょっとひいてしまいますよね。特に描写はありませんでしたが、普通に合格したのでしょう。
漫画の舞台は中学校ですがドラマ版は高校になっています。ドラマでは小学校や中学校の設定が高校になっていることがよくありますよね。高校の方が生徒に人気俳優を使いやすいなどの理由もあるでしょう。
「原作よりもシリアスな学園ドラマにする」という方針だったので、漫画のようにギャグ要素は強くありません。英吉もちょっと常識外れではありますが漫画ほどの破天荒さはありません。ですが漫画の通りに実写でやられても入ってこないと思うのでこれはこれでいいと思います。ドラマ版はヤンキー出身の熱血教師という感じですね。
そして、同期の冬月先生との関係もドラマと漫画で違います。漫画では初めから仲が良く、冬月が英吉を慕っていましたが、ドラマでは反発しあっていました。当初は個々の設定変える必要あったのかな?冬月先生はおとなしいイメージだったのに・・・と思っていましたがその2人が結婚までしたわけですしこれはこれでよかったのかな、とも思います。
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続編が2作品あるの知ってる?
GTO SHONAN 14DAYS
テレビ番組に出演した英吉はそこでの発言が問題となり、騒ぎが収まるまで実家の湘南に戻ります。そこで養護施設「ホワイトスワン」の問題を解決するように依頼されます。訳アリの子どもたちと英吉の奮闘を描いた作品です。
時系列は本編とあまり変わらないのですが、漫画内に当時の時事ネタなども登場しています。
GTO パラダイス・ロスト
物語は刑務所にいる英吉から始まります。生徒を監禁したという理由で逮捕されたのです。逮捕されるまでの理由を英吉が語っていくという設定です。
英吉は吉祥学苑高等部の芸能クラスの副担任となっています。クラスは変わっていますが学校は同じなのでおなじみの先生たちも登場するというのが昔からのファンにはうれしいですね。
それにしても藤沢とおるさんはブランクはあれど、1994年から鬼塚英吉を描き続けているんですね。それでも飽きないという魅力的なキャラクターだと思います。これからも英吉の活躍に期待したいです。