【訃報】元NHKアナウンサー・鈴木健二さん死去。
NHKの元アナウンサーで、クイズ番組「クイズ面白ゼミナール」の進行役などで知られる鈴木健二(すずき けんじ)さんが3月29日、老衰のため福岡市内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。95歳でした。
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NHK元アナウンサー 鈴木健二さん死去 95歳https://t.co/7KYeDFmHeO #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 3, 2024
鈴木さんは1929年1月23日、東京府東京市本所区(現:墨田区)出身。旧制東北大学を卒業後、NHKにアナウンサーとして入社、報道関係の番組で頭角を現し、1966年には主婦向けの情報番組「こんにちは奥さん」の司会で人気を獲得しました。その後も「歴史への招待(1978年~1984年)」「クイズ面白ゼミナール(1981年~1988年)」などの司会、また1983年から1985年にかけての「NHK紅白歌合戦」での白組司会など、NHKの看板アナウンサーとして活躍。また、1982年に刊行した「気くばりのすすめ」はベストセラーとなっています。1988年にNHKを定年退職して以降は、執筆活動や講演活動、さらには伝統芸能の維持・伝承活動に協力。熊本県立劇場館長や青森県立図書館長を歴任するなど、多彩な活動を展開していました。また、兄が「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」「夢二」などで著名な映画監督・鈴木清順さんであることも知られています。
80年代を代表する教養クイズ番組「クイズ面白ゼミナール」を振り返る。
鈴木健二さんの活動を語る上で欠かせないのが、「クイズ面白ゼミナール」。1981年4月から1988年4月にかけてNHKで放送された教養クイズ番組で、大学のゼミを模したスタイルの学術的要素が強い番組構成が特徴でした。鈴木さんが「主任教授(司会)」となり、「では、今晩の学生さんをご紹介します」と解答者を紹介するのをはじめ、クイズの出題や解答の解説など、番組全ての司会進行を担当。1982年9月12日放送分では視聴率42.2%を記録し、これは日本のクイズ番組史上歴代最高視聴率となっています。同番組は80年代を代表するクイズ番組として、「クイズダービー」などとともに現在も語り継がれています。
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クイズ面白ゼミナール
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