色々な事を体験して、見つめ直す事で自分が気付かなかった部分や優しさを知ることが出来る物語りでした。
映画解説
テレビ番組製作のディレクターとして横柄な人生を送る主人公が、ゴーストに連れられて現在・過去・未来の自分の姿を見せられることで改心し、仕事一筋の人生の中で無くしてしまった大切なものに気がつく。
とにかくビル・マーレイの一人舞台。これだけ大勢のエキストラに囲まれ、全員の注意が自分に向けられる中で演技するのは気分がいいでしょうけど相当なプレッシャーもかかるでしょう。
三人のゴーストたちと過去・現在・未来をたどっていくうち、改心? と言うより昔の情熱を思いだしていく。
古き良きクリスマス・キャロルならば、善人になったスクルージィは下働きの少年に七面鳥を買ってきてくれというところですが、そこは「現代」アメリカ。テレビの電波を通して、疎遠になった恋人に、変わらぬ熱い愛をささやきます。
顔もスタイルも良いスターがやれば、予定調和すぎで厭味にもなりそうですが、そこは我らがビル・マーレイ。失礼ながら髪の毛もとぼしい頓狂な顔の彼が一生懸命訴えることで、コメディのわくに収まり、こちらも安心して「幸せにな!」なんて、にやにやできます。クリスマスキャロルを下地としていますから、真冬を舞台としたこの映画。どんな季節でも、あったかい笑いを、あなたに届けてくれると思います。
過去、現在、未来
via derryx.com