ホラーの巨匠S・キングの映画「ペット・セメタリー」家族への愛が禁断地へと導く‥‥!
2017年9月16日 更新

ホラーの巨匠S・キングの映画「ペット・セメタリー」家族への愛が禁断地へと導く‥‥!

スティーヴン・キング原作の「ペット・セマタリー」は1989年、キング自ら脚本を担当し映画化されました(映画は「セメタリー」)。死に満ちた曰くの土地へ引っ越したため幸せのはずだった家族の生活が崩壊する‥‥ペット、家族を思う想いが悲劇を生む‥‥! 音楽はラモーンズが担当!(「ペット・セメタリー2」も少しだけ載せています)。

5,789 view

ペット・セマタリー? セメタリー? どっちなの?

最初に「ペット墓地」という意味の「ペット・セメタリー(Cemetery)」がほんとタイトルでないの? 誤字? と思われた方へ‥‥。
映画でも出てくるのですが(最初の方です)、霊園の看板に誰かが書いた「Sematary(セマタリー)」がそのまま、小説の方の原題になっています。ただ映画は「セメタリー」で統一されているので、映画になると「セメタリー」と表記‥‥ややこしいですね‥‥!
(英語の原題では、小説、映画ともに「セマタリー(Sematary)」で統一されています)。
スペルミスの看板

スペルミスの看板

見えますか?
霊園入り口の看板が思い切り「PET SEMATARY」‥‥
誤字が看板になってるのも珍しい‥‥!
なんだか出だしは、ほのぼのなのですが‥‥
原題の「Pet Sematary」は「ペット霊園」の意味であるが、英語の正しい霊園のスペルはCemeteryである。これは、「(本作品に登場する)ペット霊園の入り口には、幼い子供の書いた看板がかかっているが、"CEMETERY"を"SEMATARY"という子供らしいスペルミスをしている」と描写されていることから、そのスペルミス表記を原題として採用したものである。
ただAmazonなどで商品検索する場合は、「セメタリー」の方がたくさん出てきます。
(「セマタリー」だと小説本の方が多いようです)。

「ペット・セマタリー」とは‥‥

小説「ペット・セマタリー」

小説「ペット・セマタリー」

こちらは原作・小説の「ペット・セマタリー」。
1983年には発表されましたが、どうやら、もっと早い時期に作品はできていたようです。
「あまりの恐ろしさに発表を見合わせている」と噂があったとか!

『キング自身は「妻のタビサがこの本を私に発表させたがらない」と述べている』(Wikipediaより抜粋)

家族への愛のはずが、狂気にも見えてしまう‥‥でも、「わかるような気がする」「自分もそうするかもしれない‥‥」と考えさせられるホラーでもあります。
死に満ちた、曰くつきの陰鬱な土地へ来てしまったのも運命だったのでしょうか?!

映画化(1989年版)

映画「ペット・セメタリー」(1989年)

映画「ペット・セメタリー」(1989年)

監督/メアリー・ランバート

キャスト/
ブラッド・グリーンクイスト,
フレッド・グウィン,
ミコ・ヒューズ,
デイル・ミッドキフ

ペット・セメタリー - 予告編

日本語吹き替え版の予告編です。
映画の冒頭部分を見ることができます。

映画の音楽は

ラモーンズ

ラモーンズ

89年版の映画のテーマソングを担当するのはラモーンズ!
原作者のスティーヴン・キング氏の希望だったようですね!

Ramones - Pet Sematary

ラモーンズ「ペット・セマタリー」

主なストーリーと登場人物

ペット霊園の奥の閉ざされた場所に‥‥

ペット霊園の奥の閉ざされた場所に‥‥

ペットのお墓が並ぶ霊園の奥、藪や木々で蓋をされたように閉ざされている場所は‥‥禁断の地。
上記の「ペット・セメタリー予告編」動画に記載されていたものを引用させていただきます。
アメリカ・メイン州の小さな街ルドロー。
トラックが行き交う道路沿いに引っ越してきたルイス一家は新しい家に大喜び。
だが、数日後、ペットの猫が轢死。
近くにあるペット・セメタリー(動物墓地)の奥の"禁断の場所"に埋めると、なんと翌日猫は生き返った。
日を置かずして幼い息子ゲイジがトラックにはねられ死亡。歎き悲しむルイスはこっそり遺体を例の場所に埋葬するが...。

クリード一家、新天地へお引越し

新居へ到着!

新居へ到着!

新しい土地、新しい家へ引っ越してきたクリード一家のパパ、ルイス(デイル・ミッドキフ)と娘エリー(ブレーズ・バーダール)は互いに喜びあいます。
向こうのドアにはママ、レイチェル(デニーズ・クロスビー)。
とても幸せそうな一家です。
新居も綺麗な家です‥‥が、気になることも‥‥!
猫のチャーチ

猫のチャーチ

猫のチャーチルも荷台に乗せられ、新天地を眺めてます。
その後、不幸に見舞われるとは予想してなかったかな‥‥
49 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

衝撃のホラー映画!「シャイニング」を解説!

衝撃のホラー映画!「シャイニング」を解説!

80年に公開されたホラー映画「シャイニング」!記憶に残っているシーンも多い衝撃作品を解説します!
ロングアゴー | 6,912 view
流行語“オバタリアン”を生み出した!80年代伝説のゾンビ映画「バタリアン」が日本初のBlu-ray化!!

流行語“オバタリアン”を生み出した!80年代伝説のゾンビ映画「バタリアン」が日本初のBlu-ray化!!

マクザムより、80年代に人気を博したゾンビコメディ映画「バタリアン」のBlu-rayが発売されます。発売予定日は4月26日、価格は6600円(税込)。
隣人速報 | 311 view
【サイコホラー映画】90年代のサイコサスペンス(スリラー)映画の系譜 24選

【サイコホラー映画】90年代のサイコサスペンス(スリラー)映画の系譜 24選

「羊たちの沈黙」や「セブン」など90年代のサイコサスペンス、サイコホラーブームを彩った傑作を中心にサイコサスペンス(スリラー)映画の系譜(60年代から2000年前後まで)を振り返っていきます。人間の狂気が一番怖い。
ガンモ | 10,310 view
【懐かしのホラー映画】70年代から80年代の傑作ホラー映画(洋画)20選

【懐かしのホラー映画】70年代から80年代の傑作ホラー映画(洋画)20選

ホラー映画史に残る70年代から80年代の伝説の傑作ホラー(洋画)を振り返りましょう。オカルト映画の金字塔の『エクソシスト』『オーメン』『サスペリア』、スプラッターホラー映画の『悪魔のいけにえ』『ハロウィン』『13日の金曜日』ほか。
ガンモ | 17,154 view
“奇跡は必ず起きる。最も予期しない場所で”-スティーヴン・キング原作、トム・ハンクス出演『グリーンマイル』

“奇跡は必ず起きる。最も予期しない場所で”-スティーヴン・キング原作、トム・ハンクス出演『グリーンマイル』

スティーヴン・キングが1996年に発表した『グリーンマイル』は、、1932年の大恐慌時代の死刑囚が収容されている刑務所を舞台とするファンタジー小説です。 表題は、監獄から電気椅子へ繋がる古ぼけた緑色の通路を指しています。
みやびんぬ | 1,741 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト