【大映ドラマ】を支えた今は亡きあの名優たち
2024年4月27日 更新

【大映ドラマ】を支えた今は亡きあの名優たち

ミドルエッジ世代にとって青春の一部と言っても過言ではない大映ドラマ。大げさとも言える演出やパンチ効きすぎのセリフなど、現在のドラマではとても味わえない作品の数々。今回はそんな大映ドラマを脇から支えた名俳優たちについてスポットを当ててみたいと思います。

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名古屋章

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本名:名古屋章
生年月日:1930年12月8日
没年月日:2003年6月24日(72歳没)
出身地:東京府東京市麹町区(現:東京都千代田区九段)
身長:170cm
血液型:AB型
大映ドラマ出演作品
・東京警備指令 ザ・ガードマン
・夜明けの刑事
・秘密のデカちゃん
・だんなさまは18歳
・婦警さんは魔女
・高校聖夫婦
・不良少女と呼ばれて
・スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜
・乳姉妹
・花嫁衣裳は誰が着る
・このこ誰の子?
・ザ・スクールコップ
1965年放送の「東京警備指令 ザ・ガードマン」から大映ドラマに出演され、警察官、少年院の園長、校長先生、教会の牧師さん、そして時には優しいお父さん役と、実に様々な役柄を演じて私たちを楽しませてくれた名古屋章さん。

「秘密のデカちゃん」では、警察署長の旭日奈大造役で出演。
主人公で旭日奈の部下である日暮庄助(石立鉄男さん)に、19歳年下の新人婦警・祥子(大場久美子)との結婚を報告され大パニック!ひたすら隠すように命じるも、バレやしないかと自身がいつもドキドキ冷や冷やしているコミカルな署長さんでした。

そして「不良少女と呼ばれて」では、女子少年院「相模愛育女子学園」の園長である丹波秀介を熱演。
犯罪を犯した院生に「人生やり直しができる」と諭し、何とか自分に自信をつけさせようと様々な工夫を試みる、院生たちのお父さん的存在の丹波園長。
実は自身も元不良で、不良組織のリーダー・西村朝男(松村雄基さん)とは一戦交えるシーンも。

さらに「スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜」では、勉学第一の堅物の校長・岩佐邦靖として出演されています。
「スポーツなど一文の得にもならない」と言って、試験の出来が悪い部活は容赦なく活動停止にし、生徒のみならず教師からも恐れられる存在。
ですが、その真意は「学歴社会を批判するのは容易いが負ければ負け犬の遠吠えにしかならない。だから世の中を勝ちぬく術を身に着けてほしい」という岩佐校長なりの愛情でした。
歳を重ねれば重ねるほど理解できる深い言葉ですよね。

大映ドラマにおける名古屋章さんは、やはり度量が深いお父さん的存在という印象が強いですね。

大映ドラマ今でも見られる?

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10代の少年少女たちの波乱万丈な人生を描いた作品が多かった大映ドラマ。
松村雄基さん、伊藤かずえさん、鶴見辰吾さん、比企理恵さんといった若手常連メンバーの他、堀ちえみさんやいとうまい子さんなどのアイドル女優がヒロインとして出演されていました。
そして、その若手キャストたちをガッチリ支えていたのが、梅宮辰夫さん、坂上二郎さん、下川辰平さん、名古屋章さん他、多くのベテラン俳優の皆さんでした。

「今ではもう見られない・・・」と思われがちですが、作品によっては動画配信サービスで配信されていたり、地方局で再放送されていることもあります。
もし見られる機会があったら是非見てみてはいかがでしょうか?
一度見始めたら止まらなくなってしまうかも。
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