士郎正宗 プロフィール
兵庫県生まれ。漫画家・イラストレーター。1980年にマンガやイラストの分野で活動開始、1985年に『アップルシード』で商業デビュー。1989年に代表作『攻殻機動隊』の連載を開始。アニメ作品『ブラックマジック M-66』には共同監督として参加している。そのほか、ゲームや画集などさまざまな制作分野で活躍。
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あの大ヒットアニメ「GHOST IN THE SHELL」の1年後(1996年)に、原案が士郎正宗で「ランドロック」という大プロジェクトのアニメが作られていました。ゲームも発売予定だったのですが、これは幻のタイトルになってしまうのです…。
『攻殻機動隊』(原作漫画・1991年)の映像化作品『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995年)などのおさらい

攻殻機動隊は、主人公の「草薙素子」(義体化した人間・サイボーグ)のように、人間の記憶や人格(人間が本来的に持つ自我や意識=この作品では「ゴースト」と定義される)が肉体を離れて外部記憶媒体へ移動した場合、人間は人間であり得るのかという点を問いかけています。 劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995年)を中心におさらいをしてみましょう。その他の攻殻機動隊の映像作品も軽くおさらいします。
『アップルシード』(APPLESEED・1985年)デュナン・ナッツと、全身をサイボーグ化したデュナンの恋人であるブリアレオスの活躍を描いたサイバーパンク

『アップルシード』(APPLESEED)は、『攻殻機動隊』で有名な士郎正宗のメジャーデビュー(プロデビュー)作となったSF漫画です。アップルシードもサイバーパンク的世界観と、宇宙論から量子力学など幅広いハードSF的アイデアを融合した独特の世界観を持つ作品となっています。物語は未完ですが、どんな物語なのか、OVAや劇場版などシリーズ作品も含めておさらいしてみましょう。人間とサイボーグやAIの共存した理想世界を通じて人間の本質を問いかけているような作品です。