『デッドヒート』とは?
via www.amazon.co.jp
日本ビクターと日本サンライズによる、VHD専用の3Dアニメ。従来のセルアニメに立体効果を施した3D映像が収録されており、3D対応VHDプレイヤーと専用眼鏡を介して視聴するようになっている。また、3D映像再生時にのみ表示される「FX」の文字を発見した視聴者には、様々なプレゼントを用意したキャンペーンも行われていた。なお、3D非対応VHDプレイヤーでも従来のセルアニメと同等の2D映像は視聴できる[1]。
1987年8月7日には、2D映像のみを収録したVHS(JHE-150)版とベータマックス(JBE-150)版がCICビクタービデオから発売された。
『デッドヒート』の本編動画・ストーリー
小型車両ロボットによるレース『FX』が盛んに行なわれるようになった近未来の日本。
参加するレースチームは技量によってAからDに区別されており、主人公・マコトたちのチームは最もランクが低いDランクに位置付けられていました。
参加するレースチームは技量によってAからDに区別されており、主人公・マコトたちのチームは最もランクが低いDランクに位置付けられていました。
via www.youtube.com
年に一回、全てのクラスの参加が許されるレースがあり、上位クラスは実力を示すため、下位クラスは下克上を狙うための絶好の機会。エンジン開発を手掛けるゴーの協力を経て、強力なエンジンを手に入れたマコトたちのチームは、Aクラス屈指の実力をもつと言われるナツオに勝負を挑むのでした…
『デッドヒート』の魅力とは?
レース&ロボットという展開
デッドヒート (OVA) 1987 pic.twitter.com/5GFclABshp
— 자취cat (@tw_bbcat) January 8, 2018
『デッドヒート』は、バイクのようなロボットを駆使してのレースを描いたストーリー性。
ロボットものというと、地球を侵略してくる悪の組織や戦争をテーマにしたコンテンツが多い中、極めて稀な展開を繰り広げるコンテンツといえるでしょう。
ロボットものというと、地球を侵略してくる悪の組織や戦争をテーマにしたコンテンツが多い中、極めて稀な展開を繰り広げるコンテンツといえるでしょう。
レースを描いたアニメは他にもあるものの、『デッドヒート』では、ロボットものの側面もあることで格闘戦に発展するといった斬新さがあります。パンチ・ラリアートでの攻撃も許され、単純な追い抜き以外の要素があるのも面白いです。
他のレースを題材としたアニメとの比較
近未来のレースを描いた『デッドヒート』。比較するなら、同じく近未来のレースを描いた『マッハGoGoGo』『新世紀GPXサイバーフォーミュラー』などのタイトルが適切かと思います。
『マッハGoGoGo』
放送局 :フジテレビ系列
制作会社:タツノコプロダクション
放送時期:1967年~1968年
制作会社:タツノコプロダクション
放送時期:1967年~1968年
via www.youtube.com
21世紀になった現代でも未だに実現していないスーパーカーのレースを描いた『マッハGoGoGo』。愛車には数々のギミックが搭載され、白熱のカーバトルが展開されるのは『デッドヒート』と共通しています。
『マッハGoGoGo』のマシンは人型にこそ変形はしないものの、スーパーカーとして洗練されたフォルムは、『デッドヒート』に登場するマシンと比較しても劣るものではありません。
『マッハGoGoGo』のマシンは人型にこそ変形はしないものの、スーパーカーとして洗練されたフォルムは、『デッドヒート』に登場するマシンと比較しても劣るものではありません。
『新世紀GPXサイバーフォーミュラー』
放送局 :日本テレビ系列
制作会社:サンライズ
放送時期:1991年
制作会社:サンライズ
放送時期:1991年
via www.youtube.com
近未来のレースものといった分野だけではなく、制作にサンライズが関わっているというところでも共通している『デッドヒート』と『新世紀GPXサイバーフォーミュラー』。
バイクをモチーフにした『デッドヒート』のマシン、フォーミュラーカーをモチーフにした『新世紀GPXサイバーフォーミュラー』のマシン、両者には少しディテールにこそ違いがありますが、細かなメカ描写には共通した部分も見出せます。
バイクをモチーフにした『デッドヒート』のマシン、フォーミュラーカーをモチーフにした『新世紀GPXサイバーフォーミュラー』のマシン、両者には少しディテールにこそ違いがありますが、細かなメカ描写には共通した部分も見出せます。
主人公マコトの声にも注目
Dランクのドライバーながら、熱い走りで周囲を圧倒するマコト。その声優を務めているのは矢尾一樹さんで、格好良い声質もイメージにぴったりです。声優・矢尾一樹さんという部分にスポットを当てると、『機動戦士ZZガンダム』の主人公ジュドー・アーシタも担当しており、サンライズ制作のアニメ作品には馴染み深い存在です。
矢尾一樹さんとレースアニメといった組み合わせで考えてみると…
矢尾一樹さんとレースアニメといった組み合わせで考えてみると…
池谷浩一郎 /『頭文字D』シリーズ
「おやっさん、厚揚げください」のセリフでお馴染みのバイプレイヤー・池谷先輩が該当します。
主人公・藤原拓海を走り屋の世界に引き入れ、ある意味、『頭文字D』シリーズでは欠かせない存在です。
主人公・藤原拓海を走り屋の世界に引き入れ、ある意味、『頭文字D』シリーズでは欠かせない存在です。
via www.youtube.com
『頭文字D』シリーズの池谷先輩は、意気地なしながらも、熱いハートと優しさが印象的なキャラクター。『デッドヒート』の主人公・マコトとは、かなりイメージが違うのも面白いポイントなのではないでしょうか。
どちらかというと、『機動戦士ZZガンダム』の主人公ジュドー・アーシタのほうが印象は近いように思えます。
どちらかというと、『機動戦士ZZガンダム』の主人公ジュドー・アーシタのほうが印象は近いように思えます。
サンライズ
監督:川瀬敏文
発売:1987年
巻数:全1話