「ヒーロー物の好きなマシンは何?」
といえば必ず出てくる名前であろう、キカイダーの操るマシンです。
このバイクに憧れた人は、きっとたくさんいるハズ!!(もちろん私もその一人です)
「人造人間キカイダー」 サイドマシーン
劇中描写はありませんが、キカイダーことジローが普段乗っているサイドカーが変形しものがサイドマシーン
ジローは人間には聞こえない高サイクルの指笛を吹くことにより、このサイドカーを呼べます。
ちなみに、このサイドカーは前期と後期で2タイプあります。
後期タイプは「カワサキマッハII 350SS(S2)」にサイドカーを装着したもので、後に「キカイダー01」のダブルマシーン(後述)に改造されました。
サイドマシーンはニーレストに膝を載せるニーラータイプのマシン
撮影は未舗装路が多く、膝への負担が凄かったそうです。
サイドマシーンはラフスケッチ段階では赤いカラーリングだったそうで、それだとキカイダーとかぶるため、色の三原色の残る一つである黄色が割り当てられたんだとか。
キカイダーのデザインは人体模型をモチーフとしている。
体色の青は正義の心、赤は悪の心を象徴しており、「不完全な良心」を表現している。
「左右非対称のデザイン」や「中身が透ける部分があまりにも気持ち悪い」という批判も放映前から業界内にあり、出演者すらもあまり好ましく思っていなかったらしいが、原作・デザイン担当の石森は「自身のデザインワークの中でも1、2位を争う傑作だと自負している」とのちに述べている。
ベース車はモーターショー参考出品車「カワサキ・マッハIII500・GTスペシャルサイドカー」
「キカイダー」のエンディングテーマにあるように、サイドマシーンは嘘偽りない“未来の車”でした!
モーターショー時の車体は白色であったが、バイクスタントを担当した室町健三がカワサキからこのマシンを貸与されたその日の夜のうちに黄色くカラーリングし、側車後部のウイングを取り付けてしまった。さらにハードな走行による目に見える車体の劣化は、貸与したカワサキとしてはかなりショックだったらしい。
また、通常この種の番組はスズキのマシンが多くを占め、「仮面ライダー」も一部(改造サイクロン号・ホンダ製、Vマシン・ハーレーダビッドソン製)を除けば、ほぼスズキ製でしたが、サイドマシーンはマニア好みのカワサキが協力!しかもモーターショー参考出品車という由緒正しきメカでした。
昭和の仮面ライダーが乗っていたバイク全集! - (ミドルエッジ)
「人造人間キカイダー」とは
1972年7月8日 - 1973年5月5日(43回)放送。
アンドロイドであるキカイダーことジローが生みの親である光明寺博士を救い出すために犯罪組織ダークと戦うという物語。
テーマは「不完全な良心回路を持ち、善と悪の狭間で苦悩する人造人間の戦い」。
「キカイダー01」 ダブルマシン
「キカイダー01」とは
1973年5月12日 - 1974年3月30日(46回)放送。
ダーク壊滅から3年。プロフェッサー ギルの脳を得て甦ったハカイダーがハカイダー部隊を結成して世界征服に乗り出した。だがその時、増大した悪の力から世界平和を守るため、仁王像の中で3年間眠り続けていた正義の戦士キカイダー01が甦った。ここに01とハカイダー部隊による戦いの日々が始まった。
最高時速は500㎞。
小回りに優れており、多数の敵の中も自在に走り抜け、先端から出るドリルで地中に潜れるほか、飛行も可能です。